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タイ移住③タイ語学習って必要?通った学校3つ

タイ移住前はコップンカ〜(ありがとう)サワディーカ〜(こんにちは)の2語しか知らなかった私ですが、帰国する頃にはある程度のタイ語は読めるくらいまでのレベルに達していました。
会話でいえば、自己紹介&それに毛の生えた程度の雑談&飲食店やタクシーでのやりとりくらいはマイペンライ。しかし、ビジネスレベルには到底及ばず、テレビやラジオも何言ってるか全然わからんがな。映画だと短いフレーズがたまーーーーーーーに聞き取れる程度。
今回はそれくらいのタイ語レベルになるまでに私がしたこと、外国人としてタイに住むために必要なタイ語力、学校のことなどツラツラ書きます。

タイ語学習ってそもそも必要?

「タイにもう10年住んでるけどタイ語全然話せませーん」という外国人って日本人然り、結構ザラにいます。タイ語習得の必要度は住んでいるエリアや仕事、ライフスタイルによって大きく左右されると思うけど、バンコクに住んでいてビジネス相手がタイ人でない限りはそんなに必要ないのかもしれません。
若い子は特にそうですが英語を話せるタイ人は意外と多く、バンコクという街そのものが外国人慣れしてるので簡単な英語が分かれば乗り切れることもしばしば(タイ人特有の英語アクセントに慣れるのも必要ですが)。
ちなみに英語もタイ語も話せないというタイ在住日本人も珍しくありません。でもなんとかなっちゃうのがタイのすごいところ。というかその人のすごいところ?

それでもタイ語を学ぶわけ

私と付き合いのあるタイ人は、仕事の同僚やビーチバレーのコミュニティ、ゲームバーで会ったタイ人、マッチングアプリで友人になった子などなど。で、大体みんな英語が流暢。外国育ちやインター卒、外資勤めの子も多くてタイ人同士でも英語で話してたりする。それに該当しなくとも「デート相手はファランだけ」という所謂「外専」の子の英語力もなかなか高い。
ということで友人付き合いでは全くタイ語に困らなかったわけなんだけど、いわゆるローカルのタイ人になるとそれが通用しないことが多い
セブンイレブン、フードコート、屋台〜1食200バーツ程度のレストラン、郵便局、タクシーの運ちゃん、コンドミニアムや駐車場の警備員などはほとんどタイ語オンリー。そのため日常生活においてテンプレで使えるタイ語のフレーズを最低限覚えておくことはとても大切だと思います。で、そういうテンプレフレーズは大体最初の3ヶ月〜半年くらいでマスターできる。
実際に私がよく使ったフレーズは「コーナムケンドゥアイナカ(氷お願いします)」「コーバイセットドゥアイナカ(領収書お願いします)」「ペッノーイカ(辛さ控えめで)」「オーンダイマイカ(インタネットバンクの振込できますか)」だと思うw
こういったよく耳にするフレーズや使うフレーズをネイティブに近い完璧なトーンで言えるようにしておくだけで「タイ語が流暢に話せる」というハッタリをかますことができるのでおすすめです。そのハッタリがかませるようになると、「私は外国人観光客ではない。タイ語も理解できる。私を騙すことはできない」という静かな主張にもつながる(気がする)。

タイ語学学校遍歴

私が通った学校は3つあって、満足度順に並べると以下。
Duke Language School(Nanaエリア、完全オンライン)
Modulo Language School(Ram9エリア、途中からオンライン)
ALA Language School(Nanaエリア、オフライン体験のみ)

最初に通い出したのがRam9駅直結、セントラルショッピングモールに入っているModuloという学校。ここで日本人の同僚2人+私の計3人で1時間のセミプライベートクラスを受けることにした。1時間のクラスを63回、それを8ヶ月くらいかけて受け、教科書1冊の3分の2くらい進めたと思う。途中からコロナになってオンラインに移行した。価格についてはやりとりのラインが残っていたので載せる。

教科書代込みで1レッスン3700円ほど。それを3人で割ってるからなかなかリーズナブルよね。

ショッピングモール内という立地も良くて通いやすく(授業前にささっとご飯が食べられたり、フードコートで宿題したりできた)、セミプライベートなのでスケジュールの融通もある程度きくから便利だったのだけど、先生がコロコロ変わることがネックだった。体験クラスで一番教え方が上手&美人な先生をアサインしておいて、実際のクラスではその先生は数回しか授業に来てくれず、ほかの先生は4分の1くらいの確率で微妙なのが来る。何が微妙かというと、前のクラスで出されていた宿題を把握していなかったりとか、前回まで進めたところと違うページからスタートしたりとか、黒板の字が汚いとかw 

宿題で出された家族構成の紹介。ipad持っててよかった。

Moduloのクラスを終えたあと、さらにタイ語を学びたい欲に駆られた私はALAというクラス数の多い学校を見つけ、体験クラスに行くことにする。この学校の良いところはとにかく値段が安いこと(1レッスン1000円くらい)、月〜金までクラスがあり短期間でコースを修了するプログラムになっていることだった。が、体験クラスに行って先生との相性が合わなさすぎて入学を諦めた。声のトーンとか教え方が自分と合わなかったのよね…たまたま合わない先生に当たっただけで、ほかの先生もいると思うのですが。ALA通ってた友人は「タイ語を学ぶというより慣れるために行く感じ」と言ってたり。

FBで特別コースのお知らせやプロモーションの告知をしているので、2週間くらいの短期旅行者にはいいかも。

一番長く通っていて、レッスンが充実していたのはDukeだった。タイで知り合ったタイ語が上手な日本人の友人が2人いるのだけど、2人ともDukeのレッスンを受けていたの。私はModuloでそこそこタイ語が話せるようになっていたから、Dukeでは会話クラスの中級から参加したよ。

週に2回のグループレッスンで、午後6時半〜8時半の2時間を20回で8000バーツ(教科書代抜き)なので価格もリーズナブル。この学校のよかったところは、コースを通して先生が変わらないこと、先生の質が均一化されていてどの先生も同じメソッドで教えてくれること。
修学中はコロナ禍のピークだったので全クラスリモートだったけど、先生が質問の時間を作ってくれたり、クラスメイトの性格を引き出してくれるような問いかけをしてくれたりと、なかなか楽しくレッスンを受けていた記憶がある。

しかし、会話の中級〜上級のクラスを無事に終えたは良いが、その後の読み書きコースで無事に心が折れ、Dukeを途中リタイヤしました。タイ文字の基本は読めるようになったものの、不規則なルールが多すぎてどんどん授業についていけなくなり…という流れ、あるあるよね。みんなこの辺でつまずくよね。Pin先生元気かなー。可愛かったな。

タイ語学校に行ってよかったこと

もちろんタイ語が上達するというのはあるのだけど、タイ語を学習している人っていろんな人がいるんだな〜という発見にも繋がった。フィアンセがタイ人で、チェンマイやプーケットを転々としながらリモートワークしているドイツ人のピーターとか、香港からオンラインクラスを受けている航空会社勤務のティムとか、台湾の音楽学校に通っていて現地からオンラインクラスを受けているジェームスとか(授業の合間にミュート切り忘れて奇声を発していたなかなかの曲者だった)、駐在員と思われる日本人の小林さんとか(「日本にいる息子が恋しい」と授業中にタイ語で言っていて、うるっと来てしまった)。コロナ禍で下手すると1週間誰にも会えなかったりする環境のなか、オンラインのタイ語クラスを受けていたことは精神の安定にも繋がったのかなーと、今になっては思う。

※名前は偽名です

結論、タイに長く住むならある程度のフレーズは話せた方がいいし、タイ語学習って結構楽しいですよという話。ではでは。

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