こだわりを持つこと

私は、昔から変にこだわりが強い所がある。

小さい頃はそれが「自分だけのこだわり」だと気づかず、すべて自分が正だと思っていた節もあり、友達に自分の価値観をダイレクトに与え続けていた事があった。

成長するにつれ、そのこだわりは自分だけのこだわりである事に気づき、自分以外の誰かもそういったこだわりを持っていることに気づいた。

だから、自分のこだわりだけを理解しようとせず、相手のこだわりを聞くという楽しみを見つけた。

社会人になり、仕事を始めたとき。

なぜか相手が「こうしてほしいんだろうな」って思っている事がわかるようになった。だからこそ自分なりの正義でその相手のために行動を行うようになった。最初は相手から「ありがとう」と感謝される事に生きがいを感じていたが、私が作業する事を当たり前に捉えられてしまい、いつしか感謝の気持ちもない、というような態度をとられることがあった。

そこで「相手からの感謝」をモチベーションにしていた私は、仕事を行う目的が迷子になった。

また、そんなときある人に「自分のやる事が全部正しいと思ってるでしょ」と言われた事がある。

その時は否定したが、確かに自分なりの正義で行った作業(仕事)で感謝される事が多かったため、「自分のやり方は正しい」と潜在的に思っていたのかもしれない。

そこから、本当に自分のやり方は正しいのか?と一歩引いて冷静に分析しようとする思考を持つ事ができた。

しかしその思考は「結局のところ何が正解なのか」という正解を導かせるものが分からなくなったのである。

自分が思う「正解」を「正解」とするのか

相手が望む「正解」を「正解」とするのか

その思考に陥ってしまった私は、フローが確立しているような与えられた仕事ではなく、自分で考え、自分の意見を持って行う仕事について自信を失ってしまった。

自身を失った代償として、好きだと思うことにも自信をもって好きだと思えない、愛でることができない、等自分の大事にしていたこだわりさえ手放してしまっていた。

結果的に適応障害を発症し、会社を退職する事となった。

退職した後、療養期間を経て新しい職場に転職した。

しかし、その職場は人の定着率が悪く、人はいい人ばかりなのに上層部が「人を人と扱っていない」という雰囲気がある会社であったため、自分のキャリアアップや成長に繋がらないと直感で思い、2ヶ月半で退職した。

そして今、前々職で繋がりのあった人の会社で雇用してもらうことになり、新規事業を手掛けている。

私のこだわりや意見を出さなければいけない場面がでてくる。

自分の希望が全て通るとははなから思っていない。

ただ、自信をもって提供できるものを提供したいという思いがある。

その熱量が高ければ高いほど、自分のこだわりも多くなり、高くなり、

結果自分を苦しめるのである。

どうしたらいいんだろう......

否定されたからといって、必ずしも落ち込むわけではない。

「今がタイミングがずれているだけだから」と切り替えられるほどの精神は持っている。

人は同じ考えを持っている人が多くないのは周知の事実でもある。

だから考え方の違いがあるのもわかっているからこそ、そこを討論したいのに、相手が何を伝えたいのかがまったく分からない話し方をされると集中力は切れ、相手に対してイラついてしまうのです。

これは自分の悪い癖である。

同じ話を何度も何度も長時間かけてループされると、時間がもったいなくなるのである。友達や彼氏とのたわいもない雑談は、何時間でもできるのに。

なぜ仕事の話になると、こうも集中力が続かないのか。

結局自分のこだわりが強すぎて、そのこだわりを相手に与えようとする気持ちが大きくなってきているのか。

私は今、その壁にぶち当たっている。

話が簡潔でわかりやすい人と話していると、いらっとする事もないため

結局自分の忍耐力不足が原因であるのかもしれない。

あと、極端な思考になりがちなタイプでもあるから余計にそうなのかもしれない。

もしかしたら、心のどこかで「舐められたくない」と強く思っているからかもしれない。

めちゃめちゃこだわりが強くて、芯があるとよく言われるけれど、

それは裏を返せばかなりの頑固でもある。

自分で納得いく結果であれば、そのこだわりや芯も変更できる。

納得いく結果を自分で得るまでに、相手にかなり詰めてしまうため、余計に気が強いや頑固だと思われるのかもしれない。

まあそういう体質だから、組織で働く事には向いてないんだろうなと心から感じるわけです。

なるべく2割の余力をもって、仕事には取り組んでいきたいと心から思っているし、できれば自分が「いい」と思う、人たちと1人でも多く仕事をしていきたい。その信念は曲げようとは今のところ思わない。

だから今は、修業期間中と捉え、なんとか芯を折らずに進めていこう。

2年以内には独立するぞ!

社会人として、一般的に「しょうがない」と思う事を「本当にしょうがないで片づけていいのか」と思うようになってしまった自分の変化は、恐らく自分の生きづらさでもありながら、大事な個性として大切にしていこうと思うのである。

#日記 #こだわり #仕事観


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