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3.8 mon 日記。海に行った

 今日もペペロンチーノを食べた。昼は牛乳パン。二週間近くこんな感じで、いい加減にしないと筋肉が消え失せてしまいそうである。コスパ(と言っていいのか?)自体はとてもいいのでなかなかやめられない。くー。

 3月に入って、少しずつ仕事の予約も増えている。頭を抱えるだけじゃなくて現場を重ねられるとだいぶ気が楽だ。トライアンドエラーの回転が速くなって助かったなーと思う。
 仕事で、お客さんと海辺へ出かけた。こう書くとなんだかロマンチックだけど、普通に撮影(写真館で働いてます)である。
 海に行くのが好きだ。学生時代は海と縁があってしょっちゅう眺めていたけど、働き始めると行く機会もない。久しぶりにバカ広い場所に降り立って、全方位からの光を浴びて、車に長時間揺られて、なんだろう、嬉しかった。ぱっと車から降りたところにカニがいたので喜んでいると、上司がサンッと蹴飛ばした。「ひどい!?」「死んでるよこいつ」本当に死んでいた。

 海が好きな人はたくさんいると思うけど、みんなどんな好きさを持っているんだろう。人と一緒に海へ出かけても、なかなかその感覚を交わすことは少ない。海でもアニメでもカレーでも、何でもそうだけど、身体の芯をあたため合うような共感を生みたいな、とか思った。

 海での撮影の後は決まってみんなヘロヘロである。体力が削られるのももちろんだし、自然の余韻が尾を引くんだろう。2時間近く波の音の中にいて、そこからいつもの店に帰ると心地よいギャップに飲み込まれる。私はいつも、海だったなあ、ということしか考えられなくなる。ライブの後の余韻みたいだな、と思うとなんだかおかしかった。
 靴を洗って、機材をはちゃめちゃに手入れして、後はもう何もしなかった。女将さんがフルーツティーを淹れてくれて、「甘い」「甘いっすねー」と言いながらみんなで飲んだ。

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