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短歌

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57577とそれに関するあれこれ。たまに散文や詩。
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#エッセイ

3.26 sat 愛か何か

 布団に入った。久しぶりに一日中小さな現場が続いたので、身体とまぶたが重い。洗い物を溜めている。洗濯は明日する。買い物はできるのに調理までのハードルが高い。なぜこんなに毎日時間がないないという気になっているんだろう。noteは書いてるくせによお!とプチ憤慨した。や、全然怒ってません。  最近友人と会ったり電話、ラインでのやり取りが増え、そのせいか地元の方言がお客さんの前でも出るようになった。敬語以外で話す時間が多いとこうなるなーと思う。他愛もない話をしているだけなのに、好き

12.7 mon 鴨そばとねむらない樹

 繁忙期だった11月は去り、12月の第一週が過ぎようとしているのに尚、繁忙期です。仕事の話。例年は暇なはずの1月も予約が埋まってきているらしく、嬉しい悲鳴をあげている。比喩でなく最近ガチで叫んでしまいます。歌うよりも爽快で困る。  師匠も相当参っているようで、常に甘い物を食べている。ホワイトロリータが散乱するデスクは見ていてかなり怖い。 「休みたい」「だろうなと思います」「やーなんか、みんなでお金持ちになろうねえ」大仕事の後にそば屋さんに連れていってもらった。初鴨そば。師匠も

3.20 sat 朗読って何だ

 朗読。とは何なのか。ちょうど一年くらい前からモヤモヤと考えている。詩歌という朗読に親しげなジャンルを手に取りながらも、それまであまり踏み込んでこなかった。模範解答的な感情を込めた朗読が昔から好きではなかったのだ。  書きものが既に作品としてあって、それに声で身体を与えるという行為に抵抗があったんだろう。一年前、自分が書いたテキストに、こんなものがある。  活字は表現様式の中で突出して概念に近いと思う。ほとんど身体がない。視覚で認識する、頭の中で音声になる、読み進めていくの