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【連載版】Change the World 第18話〜全のゼロ地点

今、自分がどんな認識をしているか見極めるには「この考えが浮かんだということは自分は○○だ」と、あえて確認するようにするといいでしょう。例えば「支払いが苦しい。どうしよう」という思考が浮かんだなら、根底には貧乏という認識があります。そこで「支払いが苦しいということは自分は貧乏だ」とか「お金が欲しいと願っているということは自分は貧乏だ」といった具合にあえて確認してみるのです。

願望の実現を端的に言えば認識の変化です。例えば、貧乏という認識からお金持ちという認識に変化する。その認識の変化を実感したときに、人は願望が叶ったと感じます。認識が変化すると、当然収穫されるものも変化します。認識がお金持ちに変わればお金持ちの思考が発生し、お金持ちの事象が発生します。ですから、その思考は「どんな私だから」発生したのか。そこを観察してみるといいでしょう。

貧乏な認識のままお金持ちになることはありません。難しいことを言っているように感じるかもしれませんが、仕組みは極めてシンプルです。貧乏の木にお金持ちの実はならないし、リンゴの木にブドウの実はなりません。ごく当たり前のことです。

お金持ちになるにはどうすればいいかという問いに対する答えとしては、貧乏であることをやめてお金持ちになればいいということになります。もしあなたがお金持ちの思考やお金持ちの体験をしたいのなら、まずお金持ちになる必要があるのです。ならば貧乏の演技をやめるべきです。

あなたは貧乏を演じきっています。貧乏が板についているし、演じている本人すらすっかり貧乏になりきってしまって、貧乏という役柄を演じていることすら忘れてしまっています。貧乏そのものに変身しているといった方が適切な状態です。けれど安心してください。あなたは本当に貧乏なわけではなく、あくまでも貧乏という役柄を演じているうちに本当に貧乏であるかのように錯覚しているだけです。

あなたは演じている自分に今気付きました。あなたの現実は、そんな自分が演じる猿芝居で出来上がっていたのです。ならば、好ましい猿芝居で創り上げるまでです。さあお金持ちの猿芝居を演じようではありませんか。第一幕、貧乏の猿芝居は完結しました。第二幕、お金持ちの猿芝居を開演するとしましょう。

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