【子供たちのために正しくプレーする】ロシアの三大天の1人は正義のヒーロ！？アンドレイ・ルブレフのヒストリー#11

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

　この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
　「ルーブル」の愛称で呼ばれている、ロシア人のアンドレイ・ルブレフ選手についてご紹介です。
　この記事では、「子供たちのために正しくプレーする」を個人のテニスのテーマに掲げる勇敢なロシア出身のルーブルが今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2021.07.02現在、2022.08.15 ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

アンドレイ・ルブレフ
コンパクトなテイクバックからボールを叩き切る強力な強打のフォアハンドとサーブが特徴。ロシアの三大天の1人(D.メデレフ/K.カチャノフ)。NBAのゴールデンステートウォーリアーズとサッカーのバルセロナFCが好き。

「3歳から名門テニスクラブでテニスを始める！」

2014.06.08 Jr GS・F優勝の投稿

　1997年10月20日ロシアのモスクワで産まれました。元プロボクサーでレストランマネージャーの父と名門のテニスクラブのテニスコーチである母のもとテニスを3歳で開始しました。
　母の勤める「スパルタステニスクラブ」は、E.カフェルニコフ、M.サフィン、D.サフィナ兄弟(両親はクラブの従業員)等、世界ランク1位になる選手を輩出している名門クラブです。ルーブルの母はその中でもA.クルニコワ[8]を指導し、ロシアから勲章を授かるほどの名コーチでした。
　忙しい両親と3歳から名門でレッスンを受けていたルーブルは、15歳になるまで父方の祖父母に週5回面倒を見てもらって成長しました。
　幼少時代はテニス以外にも、ボクシングとバスケを経験しました。その影響から、スポーツ観戦も好きで、NBAやサッカーの試合観戦にもよく訪れています。

「ジュニアと並行してシニアの大会へ！」

2017.07.24 ウマグ250でツアー初優勝の投稿

　　2014年のJr GS・Fで優勝、2015年4月成都のJr マスターズで優勝し、Jr最高1位を獲得しました。
　2013年7月15.8歳でフューチャーズデビュー、10月チャレンジャーデビュー、11月フューチャーズ初優勝とジュニア時代からシニアの大会で活躍しまし、ツアーデビューは2014年16.11歳WCで地元モスクワ250で出場しました。しかしながら、その後、勝ち上がれない日々が続きましたが、2017年19.8歳ウマグ250でツアー初優勝、Next Genにも出場しました。

「連続で怪我で離脱、復活と躍進！」

2019.02.03デビス杯でスイスに勝利の投稿

　2018年はスタートダッシュに成功したものの、4月モンテカルロ1000で腰を痛め3ヶ月離脱をし、GS・FとGS・Wを欠場したことからランキングを下げ68位になり、2019年も6週間の間手首の怪我で離脱しました。
　復帰後の2019年7月ハンブルグ500でD.ティエム[4]に勝利し準優勝、シンシナティー1000は予選からS.ワウリンカ[23]、R.フェデラー[3]に勝利しQF、ウィンストン250QF、GS・U4回戦、10月モスクワ250で優勝と復活からの快進撃を見せました。
　2020年、21年もその快進撃は続き、250と500のグレードでは決勝に11度進み、8勝3敗(7連続優勝)という成績を残しましたが、1000での優勝、GSのQF以上の成績は残せておらず、今後は大舞台での活躍が鍵となります。
　
　幼少の頃からロシアの名門テニスクラブでコーチをする母からの英才教育を受けたルブレフのテニスは今後さらに強力な武器を持ってより攻撃的な試合を展開する姿を期待しています。「子供たちのために正しくプレーする」という正義のテーマをどこまで追求しながらロシア国民の為に勝利を重ねていくのか楽しみにしています。

記録
✴3人の世界ランキング3位を撃破
(2019年シンシナティ1000R.フェデラー/2020年ウィーン500 D.ティエム/2020年ATPファイナル R.ナダル)
✴︎23戦して3つのATP500タイトルを連続で獲得+2021ATPカップでロシアの優勝を達成
✴︎2020年　41勝利と5つのタイトル獲得、シーズン開幕戦のドーハ250、アデレード250を2週連続で優勝した最初の選手(2004年D.フルバディ以来)

　今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
　この選手の記事を読んでみたい！調べてほしい！というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。

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PS.　1学年年上のD.メデレフ、K.カチャノフとA.ルブレフ。この同世代の3人を三大天とするか、秦の新人将軍3人とするか、悩みました。。。

〜CC(Change Court)について〜
　CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
　「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ！？」、「これってどうしたらいいでしょうか？」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
　

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