【自身の活躍が証】体格が不利でも勝てることを証明する!！！西岡良仁のヒストリー#95

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。
　この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。　
　今回は、「よっしー」の愛称で呼ばれている、日本人の西岡良仁選手についてご紹介です。
　この記事では、「日本の選手は世界で活躍できる？」と言う疑問に対して、よっしーが今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2021.10.25現在、2022.09.19ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

西岡良仁
左利き特有の利点を活かしたボールの配球を巧みに扱う選手。ストロークの力強さとラケットワークが素晴らしい。ゴルフが好き。

「4歳でテニスコーチの父から英才教育！」

15歳でIMGへ留学

　1995年9月27日三重県津市で両親ともにテニスコーチの家系でうまれ、4歳でテニスを開始しました。父はニックインドアテニスカレッジの校長として現在もジュニアの育成に力を入れています。
　8歳の頃からテニスの大会に出場を開始し11歳の頃には3つの全国大会で優勝を経験しました。14歳以下の国別対抗の世界大会にも日本代表として活躍をしましたが、13歳の頃にトライしたIMGへの留学のパスをもらうことはできませんでした。
　15歳の時に3度目のトライでIMGへの留学支援をMMTFより受けることが決ま、りアメリカへ留学を開始しました。
　ジュニアの国際大会は13.3歳から出場し、17.11歳までの間に118勝50敗(勝率70%)、キャリアハイは16.3歳で12位を達成しました。

「16歳からジュニアと並行しシニアデビュー！」　

18.10歳GSデビュー

　ジュニアの活動と並行しながら、16歳フューチャーズ、17.1歳でチャレンジャーと1歳ごとに活動のレベルを上げていきました。アメリカと日本の大会を中心に活動し、2014年プロに転向後は、その他の国へ遠征先を広げました。
　2014年はシーズン開幕のアメリカフューチャーズで3連続決勝戦(2大会優勝)をしました。3月からはチャレンジャーを戦場とし4月のサバンナCではD.ヤング[74]を破りTOP100の選手へ初勝利をしました。8月は予選を3回勝ち抜き初のツアー参戦はGS・Uで18.10歳でデビューをしました。これらの結果により、2014年は442位から166位までランキングを向上させることができました。

「20.9歳TOP100達成！」

ツアー初優勝は22.11歳(日本人5人目)

　2016年は当時のキャリアハイ85位を達成します。2月メンフィス250でQFまで進出をすると、3月マイアミ1000ではF.ロペス[23]を倒し3回戦の成績を残し、トーナメントで勝ち上がることができました。7月のウィトネカCでF.ティアフォー[167]に勝利・優勝したことで、100位を20.9歳で達成しました。8月はアタランタ250でSFに進出をして85位を達成することができました。

　順調なプロ生活の舵を切れたと思った矢先の2017年4月に膝を負傷しシーズン全休をすることになりました。2018年は1月からツアーに復帰し、22.11歳でツアー初タイトルを深圳250で獲得するなど、世界のトップ選手として注目される選手になりました。

　西岡選手が世界で注目される理由の一つに、身長の低さがあります。D.シュワルツマン[15]とともに、ツアーで最も身長の低い170cmでTOP100に入る2人の選手です。
　体格で負けてもテニスでは負けないという熱意のこもった、西岡選手のプレーはテニスIQの高さがあります。左利き特有の利点を巧みに扱うことを意識した戦術で相手のリズムを乱し勝利します。
　キャリア初期は深い陣地でディフェンシブにプレーをすることが多かったのですが、近年はベースラインに近づきチャンスではしっかりと前に出て柔らかいタッチでドロップやボレーで相手を翻弄しています。
　
　西岡選手が活躍をすることは、日本人だけではなく世界中の方々にも「体格に恵まれなくても世界で活躍することができる！」というメッセージになります。
　今後も、D.シュワルツマンと共に身長は低いかもしれませんが、世界で活躍できることを証明し続ける最高のテクニックとスキルを見ることを期待しています。自身の利点を最大限に発揮してツアー2勝目を達成する瞬間を楽しみにしています。
　

　今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
　この選手の記事を読んでみたい！調べてほしい！というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。

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PS.8歳の頃の初めての大会参加やそれまでの練習について伺いたいです！

〜CC(Change Court)について〜
　CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
　「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ！？」、「これってどうしたらいいでしょうか？」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
　

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