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【流離の英国騎士】3大陸をテニスで渡り歩いた!?キャメロン・ノリーのヒストリー#12

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
 「ノズ」の愛称で呼ばれている、イギリス人のキャメロン・ノリー選手についてご紹介です。
 この記事では、3カ国流離わたって挑戦をしてきたノリーが今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2022.08.12現在)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

キャメロン・ノリー
一つ一つのショットを丁寧にコースを打ち分けてゲームを作っていくことが上手な選手。得意のバックハンドの安定性は抜群。サッカーのニューカッスル・ユナテッドのファン。

ノリー1


「6歳でテニスを始め、16歳で留学!」

ノリー9

2013.04.02テニスオークランドの記事

 1995年8月23日微生物学者の両親の元南アフリカのヨハネスブルグで産まれ、3歳の頃にニュージーランドのオークランドへ移住ました。6歳の頃、母の勧めで私道でテニスを始めたのがきっかけでバックランドビーチテニスクラブでテニスを開始しました。その他にも、スカッシュ、ラグビー、サッカークリケットをしていましたが、15歳でテニスに専念しました。

 15歳でヨーロッパを5ヶ月大会を転戦したり、世界でもトップ10に入るジュニアでしたが、テニスやスポーツが盛んではないニュージーランドでは、国際大会に参加する費用が賄えませんでした。そこで、オークランドのテニス協会が寄付を求める活動をしましたが十分な援助が受けることができませんでした。その結果、国籍を両親の出身であるイギリスに変更することで、イギリスロンドンの国立テニスセンターへ16歳から3年間留学し資金の援助もイギリスから受けることで資金の問題を解決しました。
 


「留学から留学!?」


ノリー6

2017.02.01 プロ後すぐのデビス杯初出場の投稿

 ロンドンでの留学から、ヨーロッパでのテニスの活動は難しいと考えたノズは、2014年~2017年でアメリカのテキサスクリスチャン大学(TCU)へ進学し、奨学金を得ながら社会学を学びました。2017年まで現地のカレッジテニスで活動し、大学で全米1位を獲得、大学当初からのコーチであるF.ルゴネスは現在もノズのコーチとして彼のチームの一員です。4年間の大学コースを3年終了した後、プロに転向しました。


「21.9歳で遅咲きのツアーデビュー!?」

ノリー7

2021.06.21 ロンドン500で準優勝の投稿

 ツアーデビューは2017年7月21.9歳でWCにてロンドン500に出場、その後すぐにGS・WでGSデビューしました。それぞれ1回戦で敗退しましたが、7月最終週に開催されたニューヨークCにてチャレンジャー初優勝など、順調にランキングを上げて行き、2016年276位だったランキングを114位でデビュー年を終えました。
 今まで取り上げてきた選手たちよりも、ノズは3~5歳程度遅いツアーデビューでした。2021年6月の25.10歳でキャリアハイの34位を記録、2021年5月のリヨン250ではWCから2回戦でD.ティエム[8]を下し、決勝戦まで進出しS.チチパス[5]に敗退しました。翌週のGS・Fは3回戦でR.ナダル[3]、ロンドン500で決勝戦M.ベレッティーニ[9]、GS・WはR.フェデラーに3回戦で敗退しますが、着実にポイントを稼ぎ、ビックネームまでは安定して勝ち続けています。その一方で、FA2のように決勝戦では勝率が0%で、4度の決勝戦で4敗をしています。近い将来、ノズがツアー初優勝を飾る日が来ることを願っています。


 幼少の頃からオークランドテニス協会の協力を得てテニスの成長をしてきましたが、資金面やその他のサポート面の限界を知ったことで、より環境のいい場所を求め国籍を変更し両親の母国であるイギリス人になりました。
 イギリス留学中のヨーロッパツアーは思うような成績が残せず、少しだけ回り道をしてプロの道を選びました。プロになる途中でアメリカの大学で着実に力をつけ、21歳でプロデビューという流れは、今の風潮とは少し違ったプロテニス選手のキャリア形成です。
 ニュージーランド、イギリス、アメリカと3大陸でテニスを通じて得た経験値が開花することを期待しています。流離(さすらい)の英国の騎士(ナイト)が今後どのように楽しみにしています。


 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
 この選手の記事を読んでみたい!調べてほしい!というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。


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PS. ウィンブルドンも2週目に突入です。ユーロはイングランドがウェンブリーで決勝戦。来週末のロンドンは大騒ぎ間違いなしですね。


〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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