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【珍記録メーカー】ユニークな記録づくしのビックサーバー!?ジョン・イズナーのヒストリー#56

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介します。今回は「大国出身じゃないと、世界で活躍しにくいでしょー?日本からじゃ厳しいよー!」という仮説に対して、「大国はどうやって世界で活躍する選手を育てているの?」という疑問を検証します。「ジョン」の愛称で呼ばれている、ジョン・イズナーが22歳頃の間に、どのように成長をしたのか中心に調べます。(2021.09.04現在、2022.08.25 ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

ジョン・イズナー
長身を活かしたダイナミックで攻撃的なプレーが特徴。サーブでエースを量産し、高い打点のフォアハンドで相手よりポイントを奪取する選手。カロライナ・パンサーズ(NFL)のファン。

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「地元の公立高校から名門ジョージア大学へ!」

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2003年17歳の頃のジョン

 1985年4月26日アメリカのノースカロライナ州のグリーンズボロ(人口約30万人)で、エンジニアの会社を経営する父と母のもと生まれました。9歳の頃地元のスペンサーラブテニスセンターO.ブラカットのコーチによりテニスを開始しました。
 14歳まではバスケットボールもプレーし、名門のテニスアカデミーへ留学するのではなく、地元の公立ページ高校へ進学しT.ハーブがコーチングを行いました。高校卒業後は、名門のジョージア大学へ入学し、M.ディアスのコーチのもと4年間を過ごしました。
 ジュニアの国際大会には15.6歳でデビューし、ジュニアGS・Uを含む12大会に出場21勝、13敗(勝率62%)でした。


「プロ転向後スムーズにシニアへ移行」

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ツアーデビュー2戦目でA.ロディック[5]との決勝戦へ


 シニアの大会には2003年17.11歳で出場しましたが、シニアよりも大学の大会を優先させ、2003年~2007年のプロデビューまでの間には8大会(全てアメリカ国内)に出場しました。

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 2007年22歳の頃はプロになり6月25日からの半年で15大会に出場(1大会のみカナダで他はアメリカ国内)しました。
 22.2歳でツアーデビューを果たし、同月チャレンジャー初優勝、ツアー2戦目の7月ワシントン250でT.ハース[12]らを下して決勝進出し、A.ロディック[5]に敗退しました。8月はGS・UでGS初出場と3回戦進出など、好発進した結果106位でプロ1年目を終えました。
 

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「TOP50へランクアップ」

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2009年GS・UでA.ロディック[5]に勝利し4回戦に進出決定の瞬間


 2009年24歳の頃は、TOP10の選手にも勝利ができるように成長しました。3月位ンディアンウェールズ1000でG.モンフィス[9]、に勝利し4回戦、8月ワシントン500はJ.ツォンガ[7]に勝利しSF、GS・UではA.ロディック[5]を撃破しランキングを34位まで上げました。WCは2007年~2009年の間で16大会獲得しています。

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 アメリカのエリートたちとは違い、地元の公立高校とカレッジテニスを通じて成長しました。同世代や下の世代がプロとして活動している間でもジョンは気にすることはありませんでした。
 プロ5年目の頃、26~28の頃まではまだ体が成熟していなかったことで、T.ハーブより30~40歳の間が一番いい状態になるとアドバイスを受けていました。その結果、キャリアハイは33.2歳で8位、36歳の現在は22位でアメリカ人1位です。

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 2010年の最長試合時間(11時間5分)、それに次ぐ2018年の6時間38分、1試合のサービスエース数などユニークな記録を持ちエンタメ性あふれる選手の1人です。幼少の頃から高校卒業まで、地元に残りテニスの活動を続けたことで、地元のテニスファンのロールモデルとして地元ファンが多い選手です。
 ジョンがこれから引退までの間にどこまでユニークな記録を達成していくのか期待しています。豪快なサーブが衰えることなく、40代になってもエースを量産し、世界最高のビックサーバーであり続けるジョンの活躍を楽しみにしています。

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最長記録達成後のN.マチューとジョン

記録
✴︎2009年ATP最も上達した選手賞
✴︎2010年GS・W1回戦N.マチュー戦で最長記録11時間5分で最終セットは70-68(サービスエース113本)
✴︎2018年シンシナティ1000で32歳で1000グレード初優勝と最年長優勝者
✴︎2018年GS・WのK.アンダーソン戦で6時間36分に勝利してキャリアハイの8位獲得
✴︎2021年 450勝達成と13,000本のサービスエース


 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
 この選手の記事を読んでみたい!調べてほしい!というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。



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PS.バスケットボールとテニスを両立して何故テニスに決めたのか、その上で、ページ高校とジョージア大学に進んだ理由を伺いたいです!

PPS.そして、サーブどうやったらあんな早いの打てるか教えて欲しいです。


〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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