【火の鳥のように何度も蘇る】ニックボロテニーが認めた才能が24歳で輝き始める！？アレハンドロ・タビローのヒストリー#105
皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。
この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
「タビロー」の愛称で呼ばれている、チリ人のアレハンドロ・タビロー選手についてご紹介です。
この記事では、2022年のATP Cupから一気に駆け上がってきたタビローが今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2022.06.29現在)
※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。
アレハンドロ・タビロー
左利き特有の強力なサーブと安定感抜群のフォアハンド、バックハンドのドロップが得意な選手。サッカー選手のA.サンチェスが好き。
「3歳半でテニスを始め、13歳でIMGへ留学！」
1997年6月2日カナダのトロントでチリ人の両親のもと産まれました。兄のセバスチャンが先にテニスを習っていたことで、3歳半からタビローもテニスを開始しました。
国際大会で活用している姿をニック・ボロテニーが発見し、タビローに2週間のトライアルを受けることを提案しました。その後13歳~5年間の間、IMGの奨学生としてプロを目指してトレーニングを重ねました。
ジュニア時期はカナダで過ごしていたことからカナダ代表として国際大会に挑戦し、13.4歳~18.3歳の間で83勝53敗(勝率59%)でした。
「プロ初期体重の急激な変化」
17.6歳でプロ宣言をしますが、ツアーデビューは22.7歳でGS・Aでした。プロ宣言から5年の間のタビローは大変な時期を過ごしました。
20歳の頃まで少しづつ上げて行った世界ランキングが21歳の頃に初のランクダウンをし、22歳では0になりました。この間タビローは体重の増減で苦しみ現コーチでもあるG.ゴメスの指導のもと再スタートを切りました。
タビローの体重は100kgの重さの影響により腰痛を発症しており、ダイエットをしていましたが、4ヶ月で35kgを落とし65kgになりました。そこで4ヶ月プレーを休止し体重を増やしながら筋肉量を増やすことに成功しました。
「再スタートした20代前半」
復帰した2018年はフューチャーズの出場でしたが、2019年からは主戦場をチャレンジャー に切り替えました。
2020年にはツアーデビューをGS・Aで予選を勝ち抜いて手にすることができました。しかしながら、GS・Fにも参加予定でしたが、虫垂炎(一般的には盲腸)のために手術が必要になり5ヶ月間の休養が必要になりました。
その後は順調にチャレンジャーやツアーに参戦しランキングを上げながら2022年1月ATP cupで一気に名前を広めました。結果的には1勝2敗でしたが、P.カレノブスタ[20]、F.クライノビッ[42]との接戦をしたこと、同月のコルドバ250では、予選から地元の英雄D.シュワルツマン[14]らを下して一気に決勝戦まで駆け上がりました。その後も2月サンチアゴ250でSF、4月ミュンヘン250でQFなどの成績をあげキャリアハイの78位を24.11歳で達成しました。
13歳の頃から才能を世界最高のコーチである、N.ボロテニーに認められながらも、これからという時期に激しい体重の増減や病気による離脱を繰り返しました。
どんな状況下でも諦めることなく火の鳥のように復活をとげ、国籍もカナダからチリに変更し24歳でその才能が一気に花開いたチリ系カナダ人のタビローの活躍に期待しています。今後も古豪チリの復活をC.ガリンと共に引っ張っていく姿を楽しみにしています。
今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ～という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
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PS.カナダ、アメリカ、チリのテニス文化の違いと面白さを伺いたいです！
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