ドリームプラン
皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。この記事では、2022年2月23日(水)に公開された、テニスのウィリアムズ姉妹の家族を題材にした映画「ドリームプラン」についてお伝えいたします。(2022.03.02現在)
※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。
ウィリアムズ一家
父リチャード・ウィリアムズと母オラシーン・プライスと5人の姉妹がウィリアムズ一家と呼ばれています。オラシーンと死別した前夫との間に生まれた3人の姉妹とリチャードとの間に生まれた、四女ヴィーナスと五女セレナの家族構成です。
ビーナス&セレナ
「2人が凄い!というのは既に知ってるよー!」と思われる方も多いと思いますが、2人の簡単なプロフィールや戦歴を確認していきます。
年齢を確認するために、2人の年齢を1つにまとめました。ビーナスもセレナもほぼ同じような年齢でビックイベントを達成しています。特にツアー初優勝はほぼ、同じ年齢です。
次は、2人の戦歴からどれだけ、世界を圧巻させた姉妹なのかを確認していきます。2人合わせて現在まで、シングルは122回優勝、ダブルスは45回優勝しています。ダブルスはセレナが2度違うペアと組んで出場していますが、決勝戦の勝率は90%を超えます。
GS、TF(ツアーファイナル)、オリンピックの3つの大きな大会での2人の活躍です。1998年~2017年までの約20年間で姉妹が活躍しているのがわかります。(黄色:ヴィーナス、緑:セレナ、青:2人ペアのダブルス)
上記だと範囲が広いのでGSシングルだけに絞って表を下記に作成しました。名前が記入されているのは、姉妹対決で勝利した選手の名前を明記しました。
1999年GS・Uでセレナが優勝して以来、2017年までの19年間のGS76大会中29大会で姉妹どちらかが優勝(38%)しています。そのうち9回の姉妹対決がありました。
父としては、「Wellcome to the Williams show!!」と看板を出したくなります!笑
1999.03.28 フロリダの大会で姉妹対決の決勝戦観戦中の父リチャード
ウイリアムズ姉妹の、素晴らしさを確認できましたので、本題「ドリームプラン」です。
ドリームプラン
2000年以降から現在までの女子テニスの世界を圧巻させている、2人の姉妹の活躍の背景には、「俺は2人の娘を世界チャンピオンにする78ページの計画書を書いた。2人が生まれる前にね」と語った、リチャードが娘たちの夢の育成計画を作ったことです。
この「夢の育成計画」が映画化され日本語タイトルでは「ドリームプラン」という表題で公開されました。原題では父の名前から「King Richard」という表題ですが、翻訳家さんの素晴らしい発想?で「ドリームプラン」に変更されました👏
この映画の中での合言葉は「プラン(計画)」です。リチャードは、年齢で娘の一つの基準を設定していたと思います。そして、娘だけではなく、自分自身や家族の行動指針にもプランを持っていたと感じます。
鑑賞しておぉ〜と勉強になった、リチャードの行動は下記の3つです。その他にも、たくさん魅力が詰まったドリームプランですので、是非鑑賞ください〜!
・子どものように育てる
燃え尽き症候群(バーンアウト)を回避するために、ジュニアの大会参加を拒否しました。練習や大会で燃え尽きるのを抑止するために、ディズニーランドへ行ったり、家の中ではテニスの話をしないようにして、「オン」と「オフ」をはっきりと家族に提供しました。そして、「子どもは子どもらしく育てる」というルールを実行しました。
・子どもを信じる
娘の試合の際には、家族シートに座らず1人コート脇のテレビで娘を鼓舞する姿がありました。子どもの試合中に親が「怒ったり」、「怒鳴ったり」、「ウロウロ」したりすることで、子どものモチベーションが低下するケースもあります。
最後に家族シートに加わりましたが、ゲームのムード(流れ)が悪い際には、娘の精神状態を安定させるための支柱となるために、家族シートに加わりました。
・契約を娘に託した
ナイキとのプロ契約をリチャードが納得して行うのではなく、娘に託し尊重しました。プロへの道を進ことを自分で決める推進力となりました。
まとめ
今まで、CCではお子さんの年齢的なことを一つの基準として算出してきました。お子さんの年齢だけではなく、親にも明確な育成計画(プラン)やルールが必要です。
プロになる際には、コーチ、トレーナー…、意外にもマネジメント(代理人)、士業(国際弁護士、会計士、司法書士…)、スポンサーなど、様々な企業や人との関わりが必要になっていきます。
ドリームプランでも、コーチを探したり、ナイキとのスポンサー契約などのシーンがありました。リチャードは、これらも予め自分の計画に入っていたと思います。ただ、これらを全て把握できる親御さんは少ないと思います。
僕たちは、今後このようなマネジメントやプロデュースを行うお手伝いをすることで、お子さんの育成計画を一緒に考えサポートしていきます。
親は仕事の時間が長く、子どもが習い事や学校行事が多くて、子どもらしく成長できない。この影響は、子どもだけではなく親もバーンアウトしてしまうことがあります。
親も子もバーンアウトしないためにも、僕たちは、お子さんと親への双方に対して「明確なテニス育成計画」をプランニングしてサポートします。
まずは、ドリームプランの鑑賞とCCの記事で、ご自身とお子さんのドリームプランを作成ください!
一緒にお子さんの夢を叶えていきましょう!
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