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【学生テニスから世界へ】大学テニスは破竹の72連勝!?スティーブ・ジョンソンのヒストリー#53

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介します。今回は「大国出身じゃないと、世界で活躍しにくいでしょー?日本からじゃ厳しいよー!」という仮説に対して、「大国はどうやって世界で活躍する選手を育てているの?」という疑問を検証します。「スティービー」の愛称で呼ばれている、スティーブ・ジョンソンが今までの間に、どのように成長をしたのか中心に調べます。(2021.09.01現在、2022.08.25 ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

スティーブ・ジョンソン
得意のフォアハンドを活かす戦術を展開する選手。バックハンドで守りながらフォアハンド側でチャンスがあれば瞬時に攻撃に切り替え相手からポイントを奪取する。アナハイム・ダックス(NHL)のファン。

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「2歳でテニスを始め公立高校へ進学」

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2~3歳頃のスティービーと父・姉

 
 1989年12月24日アメリカのカリフォルニア州でテニスコーチの父と大学の教授(数学)である母のもと生まれ、2歳から風船やビーチバレーボールをテニスラケットを使い遊び始め、中学卒業まで父のもとで練習を行いました。幼少の頃は、燃え尽き症候群を避けるためにゴルフ、バスケットボール、野球、アメリカンフットボールを経験し15~16歳でテニスに集中することを決めました。
  高校は、カリフォルニア州の公立オレンジ高校へ進学し、P.タヴォウラスがコーチを務めカリフォルニア州の大会で活躍をしました。高校テニス影響もあり、ジュニアの国際大会出場経歴はカリフォルニアで開催された4大会と少なく、7勝4敗(勝率60%)という成績です。
 

「大学進学と元コーチP.スミスとの出会い」

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USCで活躍するスティービー


 大学は多くのスポーツ選手を輩出している、南カリフォルニア大学(以下USC略)でヒューマンパフォーマンスの学科を専攻しながら学生テニスとプロのシニアの大会を並行していきます。USCのコーチには、P.スミス(L.ヒューイット等のコーチ経験者)がおり、現在までP.スミスがコーチを務めています。結果的には72連勝という記録を作り、大学のテニス生活を終えました。その一方で、2012年にプロに転向し、ツアー遠征に行くことで大学卒業までの単位はあと僅かを残しており、プロのキャリア終了後に学位取得を目指しています。
 
 大学生活と並行しながら、19.9歳チャレンジャー、20.7歳ロサンゼルス250でツアーデビューをしました。21.7歳~24.7歳の間で、16回のWCを活かし、2014年11月3日24.10歳でランキング37位まで上げることができました。
 

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「プロ転向1年で175位へジャンプアップ」

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2011年GS・U初出場


 2012年プロ転向までの大会参加はアメリカ国内のみで、毎年9月に開催されるフューチャーズに2006年16.8歳から3年連続で出場し、2009年からは上位大会に挑戦し始めました。2011年8月21.8歳でGS・UにWCで出場しGS初優勝を飾り、2012年のプロ転向へ進みました。

 2011年8月21.7歳でバンクーバーCが初の国外の大会参加で、北米以外の国外大会参加は2012年9月22.8歳でトルコのCでした。アメリカ国外のツアー本戦初参戦は2013年1月のGS・Aまで、国内の大会で実力を身につけました。

 2012年は8月アプトスCでチャレンジャー初優勝、GS・Uでは3回戦に進出したことで、372位から始まったシーズンは23歳で175位で終えることができました。

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 2021年1月に子供が生まれたことで大会参加をスキップし、3月アカプルコ500からツアー復帰をしましたが、5戦連続で初戦敗退(C2大会、ツアー3大会)をしました。5月GS・Fで半年ぶりに勝利をし、8月ワシントン500ではA.デミノー[18]に勝利しQFに進出しました。
 31歳となりベテランの領域に突入し、20歳付近の年齢の新人や若手が台頭してきましたが、アメリカ人としてランキング1位にもなった実力の復活と学生生活に見せた破竹の72連勝のような活躍を期待しています。アドサイドから外に跳ねるサーブを利用して、フォアハンドの一撃で相手を沈めるプレーがどのように進化をしていくのか楽しみにしています。

記録
✴︎カレッジテニスで最高のテニス戦選手。2009~12年の間で連続で団体戦のタイトル獲得。(72連勝大学生活を終える)
✴︎2016年リオオリンピックでQF進出
✴︎GSで3回戦の結果は1勝9敗(9敗はTOP15の選手)
✴︎2017年と2018年のヒューストン250で優勝(2年連続の優勝は2001年と2002年のA.ロディック以来)
✴︎2016年キャリアハイの21位を達成(2016年アメリカ人1位)


 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
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PS.2歳の頃から父にどのようなサポートを受けたのか、他のスポーツとの並行はどのように行っていたのか伺いたいです!

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 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
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