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現役占い師だけど「占いジプシー」を救済したい


”こんなことを言う占い師がいてもいいのだろうか?”


と、感じることは全然ある。なんなら今も感じている。



日々、様々なお悩みを抱えた方が占い師のもとへやってくる。


恋愛、家族、健康、仕事、子育て、ペット、不動産などなど……

お悩みというのはもう、人の数だけ無数にある。


その中でも、(特に意識していたわけではないが)結果として私が多く鑑定のご依頼を承るのは「恋愛」や「男女」のご相談。


片思い、彼氏・彼女についてのお悩みなどももちろんいただくのだが、決まって私のところに多くやってくるのが

「復縁」・「離婚」・「不倫」

の三大ヘビー級カテゴリだ。


もちろん、私自身もこの類の鑑定を多くやってきている分、他のジャンルよりも得意だと思うし、お話を伺って鑑定をする分には全然抵抗はない。


むしろ、私の鑑定でご相談者様の心が軽くなって、翌日から日々を過ごす足取りが軽くなるのならこちらとしても嬉しい限り。


だけれど、鑑定してく中で度々思うことはたった一つ。


———「占い師を ”自分の人生の船” に乗せないで……!」


某宗教団体の問題が浮き彫りになって、「霊感商法」なるワードが流行った。


3年前に未知のウイルスが全世界に蔓延って久しい。あの頃に比べたら、いろんなものが緩やかになってきたと感じる。


しかしながら、変わらないどころか悪化の一途を辿っているのが我々日本人のメンタル。


これに関してはあまり口を開きたくないが、間違いなくマスコミメディアの影響だろう。


人間はポジティブな情報よりもネガティブな情報にアンテナを張る生き物。防衛本能のため、仕方がない。

(昨今のマスコミメディアはその本能を”悪用”していると言わざるを得ないが)



そうして、人々は様々な情報を目にしては、それに翻弄され、疲弊しきってはその疲弊した心を実際に生きているリアルの世界に持ち込んでしまう。



その中で、えらい盛り上がってる「占い」というツール。



占い師としてはもちろん有難いことだけど、こういったネガティブな社会ムードの中で流行る「占い」というツールはあまりにも危うい。



誰もが、苦しくて。
誰もが、自分が今生きてる世界からパラレルシフトしたくて。


誰もが、なんの不安にも縛られない豊かな暮らしのために心身を削って必死に今を生きている。


だからこそ、「占い」を上手に使ってほしいし、こういうご時世だからこそ「占い」に使われないでほしい。



本来であれば、あまりこういうことは言わない方がいい。


なぜなら言い方は汚いが、占いに深くハマってしまった方や、ジプシーの方って占い師からしたら ”ドル箱” だからだ。


そういう方がいてくださるから、たくさん稼げる占い師さんもいると思う。



だけど、そういうふうに心地のいい優しい言葉やアゲ鑑定が「本当の意味でご相談者様のためになっている」とは到底思えない、というのが私の持論。



そして、そう感じる理由は私自身が「占いジプシー」経験者だから。


占いジプシーとは、自分の望む鑑定結果が出るまで何人もの占い師を渡り歩くことです。
占いジプシーは鑑定結果が正しいかどうかを重視しません。
不安を解消するために自分にとって都合のよい結果だけを求めるため、短期間で同じ相談内容を複数の占い師に相談することが特徴です。

占いジプシーとは?占い依存になりやすい人の特徴と抜け出す方法を解説!/電話占いの館



この一文を読んで、ドキッとした方は要注意。


また、「そんなことはないもんね」と思っている人も要注意。無自覚な場合も多々ある。


本来、「占い」というものは人生を軽やかに進めていくためのツールでしかない。


だから占い師に「人生の船の漕ぎ方」を教わっているうちは問題ないけれど、「あなたが漕いで」と思い始めたらそれはもう依存と言えてしまう。


道に迷った時、交番のお巡りさんに道を聞くのはいいが、お巡りさんのパトカーに乗せてもらうのはおかしい。それと同じ。




(気持ちはめちゃくちゃわかるのだが)自分にとって都合のいい言葉や、「いつ連絡来ますか?」を何度も色んな占い師に向かって多用し始めたらもう危ないと心得ておいてほしい。



私はこのnoteで、私に出会ってくれた人の中で占いジプシーにハマって廃課金状態になってしまっている人がいたら救済してあげたいと思っている。


マガジンに少しずつ処方箋を書き留めていくので、ぜひ読んでほしい。



——— 1日でも早く、あなたの未来が光り輝くものとなりますように。


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