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「皿洗いとマネジメント」♪宇多田ヒカル - 光 #NowPlaying 2022.08.26

「皿洗いとマネジメント」

避暑地シリーズDay4。この一棟貸し旅行において、私が必ずやろうと決めていることがありまして。それは皿洗いなんですね。どうしてか? これには積極的な理由が1点、消去法の理由が1点あるのですが、ここでは積極的な理由について書こうかと思います。

別に引っ張ることでもないので、さっさと書きます。その理由ですが、”長時間いる場所として、キッチンが優れているから”というのがあります。というのも、キッチンはみながくつろぐ食卓と絶妙な距離感にあるんですよね。全く同じ部屋ではないというプライベート感がある一方、扉で仕切られていないので食卓の方を直視出来たり声をかけられたりもする。何だか大学の授業で習ったオフィスデザインとコミュニケーションの関係が思い出されました。誰ですか夏休みなのに大学のこと思い出させたのは。私か。

そう一歩引いたところから見ていると色々見られて面白いんですよね。スピーカーで音楽をかけてノッている者、窓の外を眺めている者、テレビに向かって横一列に座ってマリオカートに興ずる者々、急造麻雀卓は別の部屋だったので見られなかったですけれど。各々が各々で好き勝手やっている感じ、そして互いに我関せずの感じ、これこそ男子校の文化部の雰囲気です。そんな雰囲気が好きな方はぜひご入学ください。

そんな中でもこちらを手伝ってくれると声をかけてくれる友人もいて。不思議なもので、声をかけてくれるのは感覚が近い友人なんですよね。レンタカーの時に返却時間を気にしていた側の友人だったり、食材を買い出しに行く際にも「こんなに買って、帰るまでに食べきられるのか」と気にしていた側の友人だったり。別に全然手伝ってもらう必要はないんですけどね。そもそも旅程は友人に決めてもらったし、運転も全任せだったし、麻雀牌も買ってきてもらったし。あれ? 私あまりに何もしてなくね?

そこで私は考えたんですよね。手伝う側だけではなく手伝われる側にも能力が必要なのではないかと。やっぱり共感できる相手でないとその人を手伝おうという気にはなりにくいですよね。先日読んだ『ビリギャル』の恩師坪田さんがインタビューで人を頑張らせるには「素直になる、協力する、憧れる」が必要だと言っていたのを思い出しました。塾での指導の際には生徒に壁をつくられないような接し方を、日常生活では価値観の近しい人に依頼をというようにした方がうまいこと行く気がします。

♪宇多田ヒカル – 光

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