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暇、退屈、代官山。

今日は振替休日。
日曜日にラッパーのライブ運営でクタクタになった分の振替だから、ハチャメチャに休ましてもらいますわー、と何の予定も入れなかった。

昨日の夜から『何しよっかな〜』とワクワクしながらダラダラしてたら3時間くらいソファで寝落ちしていた。最高の振替休日前夜だ。
結局明け方までファミコンの「MOTHER」に没頭して、仲間になったレベル1のメタファーくんがすぐ死んじゃうのがやるせなくて眠りについた。

序盤の壁

それでも午前中には起きてダラダラ。振替休日だと他の人は働いてるから、バンバンメールが届く。こんな日は「しらね〜〜〜」って言いながら社用携帯を置いて外に出るに限る。
なんとなく本が読みたい気分だったから、代官山の蔦谷書店に行くことにした。

大学時代にもライブ前の時間潰しで一度寄ったことがあるが、あまりにオシャレすぎて、あまりに“代官山”すぎてすぐに店を出てしまった記憶がある。
少しは大人になっただろうか、それを試すためにも絶好の振休消化スポットだと考えた。

代官山に自転車で向かう道中、少しずつ“代官山”になっていく風景を見るのが楽しい。嘘みたいに細くてデカい犬とか、トゥーンタウンみたいな建物とか、他にはない風景にペダルを漕ぎながら入り込んでいく。
途中すれ違ったおじさん2人が「ぐでたまってさ〜」と話していて気になった。これも代官山おじさんならではか?

およそ4年振りの蔦屋書店はとても心地良い空間だった。
誰が買うんだよって雑誌もたくさんあるけど、企業ロゴのカタログとかフクロウの写真集とか思わず欲しくなっちゃうようなものがたくさんあったし、普通の小説・エッセイもちゃんと置いてある。
4年前に来た時にはオシャレというベールに包まれて何の本が置いてあるかまったく見えていなかったのだろう。

星野源やオードリー若林のエッセイが並んでいて手にとったが、今瞬間的に読みたい!って思ってかつ普通の書店になさそうなものを買おう!と考えて結局『暇と退屈の倫理学』という哲学系の本を買った。

若林の帯コメントで買ったみたいなとこある

暇で退屈だから蔦屋書店に出向いた自分にぴったりじゃん!と思って買ったけど、果たして読み終える日はくるのだろうか、、?
村上春樹の「ノルウェイの森」もかれこれ1年半近く読みかけの状態となっている野郎に哲学書は難しいかもしれない。

それでも休日は基本やることがなく暇で退屈だから、ちびちび読み進めて存分に味わっていこう。
振替休日の使い方をようやく見出せた気がした。

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