
どん底ホームレスから2年で1500万の借金を返済できた僕が人生で学んだこと
このNoteを書いた目的
前作を読んでくださった方、お久しぶりです。はじめましての皆さん、こんにちは。Relook社代表兼シティブッダの熊谷です。
今回のnoteは、前回の続きになります。
前回のあらすじ
会社の倒産からホームレスになり、瞑想を日々行い、自分の中にある恐怖に向き合う中で、本当にやりたいこと(=使命)に気づく。そこからは家、オフィス、仲間、仕事など立て続けに手に入り、瞑想アプリの会社を設立し、新たな再スタートを切るのであった。
このnoteを書いた時から、ちょうど1年経ちました。直近の1年は、一言で言うと奇跡のような劇的な1年でした。
大きく分けると具体的にこんなことが起きました。
・事業撤退当日に2500万円の資金調達が決定
・会社の銀行残高が底をつきそうになるタイミングで、会社を売却
・New!「新・日本男児と中居」に出演
これが1年間の間に起こりました。その1年目までホームレスだったのに。
今回は、この1年であったことを振り返ると共に、そこから人生における学び・法則を記していきます。このnoteが、読んでくださった人を勇気づけるものになれば、めちゃめちゃに嬉しいです。
はじめての資金調達
「事業撤退か・・・」
夏の日差しがギラギラと照りつけ、セミが元気よくジージーと鳴く8月1日。その日、僕は投資家にプレゼンをするために、冷房の効いた立派な高層ビルのロビーにいた。
スマホを片手にロビーにある丸型の背もたれのないソフォーに半ば放心状態で座りながら、ツゥ〜とゆっくり1滴の冷や汗がふいに脇から流れ落ちていくのを感じていた。
「7月末までに返事がなかったら、もう事業を変えよう」
2月の創業から半年、無給で働き続けるも、すでに資本金の300万はコンテンツ製作費などで底をついている状態だった。そこで、共同創業者と話し合いの結果、瞑想アプリの事業を変えようという話をしていたのだ。
今日は、その翌日だった。
ソフォーに静かに座りながらも、僕の頭の中では、本心と理性が2人で大きな声でペチャクチャと会話を投げかけていた。
「あれだけやりたかった事業を本当に諦めていいのか!」
「でも、新しくやろうとする事業も未来がありそうじゃないか!」
「でも、本当に諦めていいの?」
「そうは言っても、投資が受けられないんじゃ現実問題サービスを続けられないぞ!」
こんな会話が延々と頭の中で、響いていた。
耐えきれなくなった僕は、いつものように瞑想をして心を落ち着かせることにした。目を閉じて、呼吸の出入りに意識を向ける、息を吸うとお腹が膨らみ、息を吐くとお腹が凹んでいく。
その間も、頭の中の本心と理性は喋ることを辞めない。
「そうだ、抵抗するのは辞めて、こいつらには喋らせておこう。」
そいつらの会話を雲をぼっーと眺めるように、何も反応せずただ見つめていた。
すると、まさにのれんに腕押し、2人は反応がないのがつまらなくなったのか、だんだんとお喋りをやめていった。自然とさっきまでのうるささは消えて、放課後の小学校のように静けさに包まれていた。
気がつくと、心臓の鼓動はゆっくりになり、呼吸も深くなり、心にも落ち着きが戻っている。
ふぅ〜と一息吐き出し、目を開け、穏やかな余韻を楽しんでいると、ピコーン!とスマホから通知が届いた。
2週間前に最後の希望だと思いながら話をした業界最年少(当時21歳)の投資家であるUpstart Venturesの上杉さんからだった。
「よっしゃ!!」
心の中で大きく叫びながら、左拳を強く握り小さくガッツポーズをした。すぐにその握り拳をほどき、スマホを持ち立ち上がると共同創業者にメッセンジャーで電話をかけた。
「投資決まったよ!」
「あ、そうなんだ。前話してた方?」
「そう!で、1日過ぎたんだけど、このまま瞑想アプリを続けたいとおもってるんだけど。」
「うーん、マーケットサイズは新しく考えてる事業の方が大きいだろうし、そっちも面白いと思うんだけどな」
「それはそうだよね、自分もやりたい気持ちはあるんだけど、それでも今の事業をやってみたい!いま止めたら死ぬ間際に絶対に後悔する気がするんだ。」
「なるほど、そこまで言うならじゃあやってみましょうか」
「ほんと!?ありがとう!!!じゃあ、また連絡する!」
ピッ。
電話を切ると、鼻から大きく深呼吸をした。冷たい空気が肺に広がり、暖かい空気が口から出ていった。
「空気が美味い!」
30分前の憂鬱な雨模様の気分は、台風一過のようにサンサンと晴れ渡っていた。
「このタイミングでの連絡は、もはや見えざるものが後押ししてるとしか思えないな・・・」
そんなことを思うと、不思議な力で守られている暖かい感じが体全体を包み、頭は心地よくしびれ、鳥肌が立っていた。
「しっかりと瞑想を広げる使命を果たしていこう」
そう心に誓い、高層ビルのロビーを後にした。外に出ると、オレンジ色のまぶしい太陽がビルとビルの合間から顔を出していた。
その後、STRIVEの根岸さんや他のエンジェル投資家さんからも資金提供を頂き、まだ残暑が厳しい9月初旬に計2500万の資金調達を完了し、再びRelookは歩み出せることになった。
この後、また大きく胃を痛める出来事が起きるとは、この時は梅雨知らずであった。
サービスの成長
「何からやればいいんだっけ」
大きな資金が入ったものの、何からどう手をつければ、貴重な資金を効率よく使っていけるか分からないという壁に早速ぶち当たった。
「とりあえず、広告をしっかり打てれば、サービスは成長するはずだ」
そう考え、誰かアプリの広告を回せる友達はいないかなと頭の中を検索してみると、ピン!と一人、思い浮かんだ。
コスメ・メイクのクチコミ人気アプリLIPSでかつてマーケティングを担当し、初期から400万DLにまで伸ばした中川くんだ。
早速、連絡すると、すぐにレスが返ってきて会えることになった。
結果、すぐにお仕事を依頼でき、広告周りの整備をしてもらった。
すると、今まで手探りでやっていた広告が、見える化され、一気に効率的になった。
「めっちゃすごい・・・!!」
これをきっかけにサービスは、大きくユーザー数を伸ばしていった。
しかし、この伸びも長くは続かなかった。
「あれ、なんだか一気にダウンロード減ってないか・・・?」
あとで分かったのだが、その時までは競合も少なく、とても安く広告が打てる状態だったのだ。
例えると、魚がたくさんいる海域に一人で漁業しているような状態だったのが、だんだんと漁船が増えて、魚がなかなか取れなくなったようなものだ。
こうして、再度、どうやって事業を成長させていけばいいのか頭を悩ませる日々が始まった。
せまりくるプレッシャーとの戦い
「どうやったら事業を伸ばせるんだろうか」
年も明け、2020年1月。
お正月気分なんてものは全くなく、何をしていても事業のことが頭から離れない日々が続いていた。
「数字を出せなければ、Relookは、終わってしまう。」
Relookは、最初に赤字を掘った後に黒字化をするような事業構造であったため、数ヶ月後には、さらなる資金を調達する必要があった。
そのため、常に数字という結果を出すことを求められていた。どうやってお客さんの単価をあげていけるのか、流入をどうすれば増やせるのか、どのようなブランディングで訴求していけばいいのか。
あらゆる決断を迫られているのに判断がつけられず、寒空の下、頭を抱える日々が続いていた。
こんな時、よく頭の中で勝手に会話が始まっていた。
「マジでどうすればいいんだろうか」
「周りの社長は一流の経歴で、英語もペラペラで、高いレベルの仕事を覚えてきていて、専門的な能力も高くて、それに比べてお前は、、、」
「ちゃんと就職しておけば良かったんだよ、そうすればきちんとした仕事を覚えれて、的確な決断ができたはずだ」
「このままだと会社は潰れて、またホームレスに逆戻りだぞ」
と周りと比較して自分を責める言葉や、過去の後悔、未来への不安が、どんどんと出てくる。
こうなると、
「うわー人生やり直したい」
「死にたい」
「生きる価値がない」
と、衝動的にネガティブな思いが押し寄せ、自分を苦しめていた。
そんな時は、いつも瞑想で、呼吸で「今」に戻ってきて、ポジティブな側面を見るようにしていた。
「よし、目を閉じて、まずは深呼吸、深呼吸」
「鼻から空気が入って、口からゆっくりと空気が抜けるのを感じて。呼吸の出入りにただ意識を向けて、と。」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「あ〜死にたい!もっと昔の自分がちゃんとやっておけば!」
「ハッ」
今、また過去の後悔について考えていたな・・・
「高い目標を持って挑戦してるからこそ、過去への後悔が出てくるわけだから、お前はすごいすごい(自分をハグするイメージ)」
「また呼吸に意識を戻そう」
〜1分経過〜
「ふぅ〜、だいぶ落ち着いてきたな。結局、今やるべきことをしっかりやるしかないんだよな。今を楽しもう。」
こんな感じで瞑想を1日のうちに何度もやり、後悔や不安に負けそうな自分を奮い立たせていた。
呼吸という「今」を意識する。
色んな考えごとが浮かんだら、それを優しく受け入れてあげる。
再び呼吸に意識を戻す。
たったこれだけのことを1分やるだけでも、心が落ち着いてくる。
他にも、ひたすら「ありがとう」なことを思い出し紙に書く、ありがとう瞑想をよくやっていた。
元K-1格闘家あり、現参議院議員の須藤元気さんが、トレーニング中に「ありがとう」を唱え続けているのをYoutubeで見て、「めちゃいい!」と思い始めたものだ。
若干ホラーだ。だが、この瞑想は、気分を豊かにすることにとても効果があるので、気分が落ち気味だなと感じたら本当によくやっていた。
こんな感じで日々のプレッシャーを瞑想でなんとか乗り切ることで、積極的な行動を積み重ねることができていった。
結果、株主の皆さんの助けもあり、サービスは着実に伸びていき、10月に1万にも満たなかったダウンロード数は3月にはダウンロード数は6万ダウンロードを超えていた。
しかし、そんなサービスの伸びとは反比例で、銀行の残高は着実に0に近づいていくのであった・・・。
運命の出会い。会社売却へ。
「このままだと数ヶ月後には、会社の口座が0になるな」
寒くなったり、暖かくなったりを繰り返す三寒四温の3月初旬。
布団で仰向けになりながら、銀行の通帳を眺めていた。通帳の奥には家の白い天井がボヤっと霞んで見えた。
気づけば、かつて2500万あった資金も、底をつき始めていた。
このことは元から想定済みだった。
事業が最初に赤字を掘った後に黒字化をするような構造であったため、さらなる資金を調達する必要があったのだ。
「よし、そろそろ資金調達に動こう。」
この日から資金調達のために、再び投資家にプレゼンをして回る胃が痛い日々が始まった。
「はじめまして!Relook株式会社の熊谷と申します。今、2回目の資金調達を考えており、現状このようなサービス状況で、希望する資金額は…」
1人、2人、3人、4人と面談を重ねていった。
「サービスは伸びてるのは、いいね。それで今後は、どれくらいの売上が見込めるの?」
どの人も今後の売上の大きさを気にしていた。というのも、次は1億近い額を調達しようとしていたため、市場の大きさが不透明な事業をやっているRelookは成長可能性がネックになり、資金を集めることに苦労をしていた。
「ふぅ、、、やっぱり資金調達は楽じゃないな。」
と、Macに映ったプレゼン資料を見ながら、好物の玄米納豆キムチご飯を胃にかきこんでいた。
その時、トゥルルンとおなじみの着信音がなった。誰かからのLINEだ。
「瞑想のトレーニングを希望している同世代の社長がいるから」とご紹介を受けてから、仲良くなった友達からだった。
一通りLINEをし終えると、一息ふぅ〜と息を吐いた。
「ベストなタイミングで、資金調達の話が自然とやってきた!!」
僕は、瞑想の事業をやる!と強く決意してから、ベストなタイミングでベストなものが引き寄せられる現象を何度も体感していた。家、オフィス、仲間、一度目の資金調達など、数えきれないくらい起きている。
そのため、これは間違いなく何か起こるな。という保証のない確信をこの瞬間に感じた。
まるで、今、目の前で釣った新鮮な魚を、その場で捌いて、わさび醤油で食べようとする時の「間違いなく美味いでしょ!」というあの確信だ。
早速、健作さんと会うために連絡をした。
「健作さん、こんにちは!今週の土日でお話いかがでしょうか」
「土曜日11時から1時間話した後にランチでもどうでしょ?」
「ありがとうございます!いいですね、よろしくお願いします!」
土曜日当日
「健作さん、こんにちは!お話できるの楽しみにしてました!」
「オフィスまでありがとう!早速、色々と話していこう!」
そこから1時間、みっちり事業のこと、お互いの人生観、組織観など様々なことを話し合った。お互いこんなに考え近い人いるんだ!と興奮していたので、あっという間に12時を過ぎていた。
「あ、そろそろランチいこうか」
「あ、そうですね!いきましょう」
「近くに良いところあるから、そこに行こう」
「はい!そこいきましょう」
テクテクテク
「あ、閉まってるや」
「ほんとですね〜、どうしましょ」
「もう一つ良いところあるから、そこに行こう!」
「はい〜!いきましょう」
3分ほど歩いて、厳かな看板を掲げる店に着いた。その看板に書かれた店名を見て、心底ビックリした。
菩提樹
と書かれていたのだ。
「ウソだろ笑」
と思わず、びっくり顔の笑みがこぼれた。
なぜかと言うと、菩提樹というのは、仏陀(=釈迦)が瞑想中に悟りを開いた時に座っていた木の名前だからだ。
瞑想のサービスをやっている自分が話をしに行った相手方のオフィスの近くにあったお店の名前が菩提樹。しかも、元々行く店が閉まっていて、たどり着いたお店が菩提樹。
何かの御膳立てが起きてるとしか思えなかった。結果、そのランチでも話は盛り上がり、その日は解散をした。
メッセンジャーで御礼を送った後、
「いや、これはもう健作さんと何か一緒にやりなさいという力が働いているな」
と確信がどんどん深まっていった。
その後、別日にお互いの会社の共同創業者を交えて話をすることになった。そこでも、さらなる偶然があった。それぞれ二人ともジャーナリズムを大学時代に専攻していたのだ。
専攻は文理合わせて、何十・何百とある。その中で、経済などメジャーなものならともかく、ジャーナリズムというマイナー寄りな専攻が被るというのは確率的に少なくとも何万分の1ぐらいだろう。
このことが、さらに確信を深めたのは言うまでもなかった。
そこから、話はトントン拍子に進んでいった。
「今回、出資という形は取れない。どうせ一緒にやるならガッツリ本気でやらない?」
「ということは、会社を売却するということですか」
「そういうことになるね!」
「はい、ぜひ一緒にやっていきたいです!」
気がつくと、平均して半年〜1年近くかかるM&A(会社の買収)はスムーズに2ヶ月で終わっていた。(※正式なプレスリリースは後日行います。)このタイミングでのM&Aを株主の皆さんが快く理解をしてくださり、本当にありがたかったです。
暖かい夏の日差しを感じ始める5月下旬。Relookはまたしても事業を続けることを許されたのであった。
その後、会社の売却益で、無事に1500万の借金を返すことができた。取り立ても何もせず、ただ貸してくださっていた元フリルの堀井さん、元Voyaginの高橋さんには頭が上がらないです。(※テレビで取り上げられている借金の取立てというのは、正確には前社で抱えていた未払い金の取立てです。)
「正直返ってくるとは思わなかったよ」
「漢だね!」
と言ってもらい、別れ際に強く握手をした。ずっと肩に重くのしかかっていたものが一気に取れ、お店から駅に向かう道まで気づかぬうちにスキップをしていた。
人生で一番晴々しく、心から嬉しい気持ちで包まれていた。
しかし、客観的に見ると和服の男が、恵比寿の街中を陽気にスキップ。相当怪しいやつに見えてたに違いない。
ARETECO HOLDINGSの一員に
「はじめまして、Relook代表の熊谷です!これからよろしくお願いいたします!」
Relookは、ARETECO HOLDINGSの一員になった。ARETECO HOLDINGSは、圧倒的なマーケティング力を要するマーケティングカンパニーだ。
ARETECOに入って、まず思ったことが圧倒的に”人”が素晴らしいということだ。盛っているとかなく、IQとEQを最高水準で兼ね備えた人ばかりいる。東大生のインターン生がARETECOほどいる会社は他にないだろう。
ARETECOに入り、調和するメンバーが加入してくれ、ベストなチームが出来てきた。今、Relookの熱量は過去最高なものになっていると確信できる。
今の瞑想アプリ「リルック」は、年末には10倍は良くなるだろう。会社を売却した後だが、毎日売却前と変わらず、仕事という趣味をしている。
瞑想で人生変わった!という人を1万人創ることが来年の目標だ。
そのためならば、なんでもやる覚悟でいる。
新・日本男児と中居への出演
「もっと瞑想を世の中に発信していかないとな〜」
イスの背もたれに寄りかかりながら、瞑想を広げる方法をぶつぶつと考えていた。
何気なくスマホでTwitterを開くと1通のDMが来ていた。
「突然のDM失礼いたします。日本テレビ 新・日本男児と中居の番組制作をしております…ほにゃほにゃ…ぜひ一度お電話で取材をさせていただくことは可能でしょうか」
「あ、瞑想を発信していく方法、これがそうかな?」
とピンときて、ぜひお願いしますという旨の連絡を返した。
そこから何度が連絡をやり取りし、あれよあれよと話が進み、気がつくと、僕は小さいころからテレビで見ていた中居さんとスタジオで話をしていた。大好きだった柳沢慎吾さんもいた。
本日(10/23)テレビで放映されるらしい。。。w
瞑想をして自分の心に素直に楽に生きることで、引き寄せ力がどんどん高まっていることを確信するのだった。
どん底ホームレスから2年で1500万の借金を返済できた僕が人生で学んだこと
一連の出来事は、本当に奇跡のような経験でした。その経験から学ばせていただいたことを、以下、記していきます。
・人生は「考え方」で全て決まるということ
何を当たり前のことを、と思われたかもしれない。でも、これが真実だ。絶対的な法則だ。
僕はこの2年間で色んな壁にぶつかってきた。20代で1500万の借金を背負ったこと。ホームレスになり野宿したこと。事業資金が0になったこと。小さいものを含めれば、数えきれない。
そんな時にいつもやっていたことがある。
「出来事のポジティブな面を見る」ということだ。
例えば、借金を背負ったことに対してはこう思っていた。
「もし1000万円を超える借金を数年で返せたなら、自分はそれだけの高い能力が身についているということだよな。ってことは、これは筋トレの際のダンベルのようなもので、ありがたい負荷じゃないか。」
こう考えると、借金が自分を苦しめるもの重荷ではなく、鍛えるために必要な重りと思える。実際、この考えは辛い時に常に自分を鼓舞してくれた。
例えば、ホームレスになったことに対してはこう思っていた。
「ホームレスで生きていけるなら、もう今後どんなことがあっても足踏みせずに挑戦できるな。生命力が一気に上がるわ。」
こう考えると、ホームレスが家がない貧しい人でなく、家がなくても生きられる猛者に変わる。実際、ホームレスになってみると、泊めてくれる人がたくさんいて、人という財産を豊富に持っていることに気づくキッカケになった。
このようにポジティブな側面を見ると、一気に心がワクワクに変わる。それまで恐怖に支配されていたものが、希望に変わる。人に必要なものは希望だ。希望がその人の持つ可能性を引き出す。
とは言っても、やはり目の前にネガティブなことを突きつけられていたら、なかなかポジティブに考えれないのものだ。
「そんな風にすぐ考えれたら、すでにやっているわ」
「それはあなたが元からポジティブな人だからできることだよ」
そんなことを思うかもしれない。
自分もそう思う。もちろん自分だって、鍵の開け閉めのように簡単にポジティブに捉え直せるわけではない。やっぱりすごく落ち込んだりもするのだ。身体が動かなくて、何もする気が起きなくなったり。
だから、僕は"瞑想"をするんだ。
ポジティブに見るということは、ネガティブから一歩引いた余裕を持った状態で、その物事を見てみる必要がある。その余裕を作ってくれるのが、瞑想だ。
瞑想で、今に意識を向けたり、感謝をしたり、思いやりで自分を包んであげたり。そうすると、ネガティブでぐちゃぐちゃに汚れた心は、シャワーを浴びて石鹸で身体を拭いた後のようなキレイに整った心に戻っていく。
本来、心はキレイなのだ。
だから、汚れても洗えばしっかりとキレイになる。
僕がもし瞑想をせずネガティブで汚れたままの心で生きていたら、どうなっていただろうか。借金を嘆き、ホームレスを嘆いていたら、どうなっていただろうか。考えられないくらい悲惨なことになっていたかもしれない。
実際は、心をキレイにして積極的な思考を持ったから、"運"が舞い込んでくるようになった。これは、偶然ではないです。必然です。
実際、上場企業100社以上の大株主で、資産100億を超える日本を代表する個人投資家・事業家の故竹田和平さんは以下のようにおっしゃっています。
「運は主として人が運んで来ます。好運の人は好運の人を引き寄せます。いつも好運を維持すれば成功は維持できます。運の吉凶は心の問題です。」
人の心、つまり考え方は、全てを創ります。
今、あなたが触っているスマホ、パソコンや座っている椅子、ソファー、ベッド、シートや家具、家、電車、車、絵画、ゲームなどありとあらゆるものが、まず人の考えから生まれていることは否定できないはずです。
だからこそ、幸せな人生を生きたいのなら、心を常にチェックして、キレイにしておくことが大事です。
だからこそ、超一流の人たち(ミランダカー、クリスティアーノロナウド、ケイティ・ペリー、スティーブ・ジョブズなど)は、瞑想を常にやっています。
日本で瞑想は一般的ではないかもしれないですが、欧米では瞑想はもう当たり前にやる習慣です。日本人はかなり遅れています。
でも、大丈夫です。どんなときも”今”が一番早いからです。
瞑想を少しでもやってみたいなと思った人は、リルックとアプリストアで検索して使ってみてください。そこにある「マインドフルネス瞑想基礎」という7日間コースは、全て無料で聞くことができます。
もし、リルックが合わなければ、他の瞑想サービスでも一向にかまいません。あなたの心に響くものを探してみてください。
あなたの考え方が、そのままあなたの人生を創ります。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。気がついたら1万字近くになっていました。
僕は、瞑想があなたの持つ無限の可能性を引き出す助けになるものであることを保証します。(※精神疾患があるなら、信頼できる人の指導者の元、瞑想を行ってください。)
瞑想が広まり、多くの人の可能性が引き出され、いつもワクワクでクリエティブに満ちている人に溢れた社会を僕は見てみたい。だから、もっともっと圧倒的に人の心に響くサービスをこれからも創っていきます。
ただ、それには同じ思いを持った仲間が必要です。
主には臨床心理士さん、医療関係の方、瞑想や脳に関する研究者の方、Relookと何かできそうと感じてくださった企業様、エンジニアの方、コラボできる著名人の方、ナレーターさん、などなど。
もし、Relookに共感を覚えてくださり、ピン!と来ましたら、僕のTwitterのDM(https://twitter.com/chan_kumaa)かRelookのHPから連絡をくだされば、幸いです。
会社の状況により、すぐに活動を共をさせていただけるか分かりませんが、タイミングが合い、一緒に動けることを楽しみにしております。
あらためて、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
川の流れのように生きる。
Relook代表取締役 熊谷 祐
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