自粛下の産物、自主制作アニメ「鳶に油揚」
「お花見できそうにないなー」
「あー桜散っちゃう〜」
「本当ならこの時期シネマ歌舞伎で『野田版 桜の森の満開の下』が観れたのになあ」
「芝居観たいな〜」
それでも家にいるのは好きなほうだから、空想妄想を総動員してコロナ禍についての詩を書いた。ところが文字に起こしてみると、どうもきれいに収まりすぎていて落ち着かない。どうしたら、私の頭の中で繰り広げられる(私にとっては)ゆかいな光景を人様にも見てもらえるだろうか。テキストの限界?
そんなわけで、丸二日間かけて詩をアニメ化したのだった(自主制作アニメ三作目)。
来年の春は、お花見できるといいね。
「鳶に油揚」
開いた口が塞がらない
鳶に油揚さらわれて
いちまい足りない
よつやかいだん
裏のめしやは
まぼろしの
あけない
ころな
お冠
ワ
とか
絆とか
おひとり
サマーには
ディスタンス
はるかな距離感
初夏告げるあまい
マンゴーなパルフェ
ソーシャルに頬ばれる
場所をもとめていた
アーユースピーク
イングリシュ?
パーラーなら
休業中です
また来て
いつか
春の
宵
には
お花見
おさけも
飲みたいね
また来て来年
きみにあいたい
桜の森の満開の下
綺麗だねとか当然に
笑って言って口開けて
褒められて伸びる子です。 というか、伸びたい。