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私が一番私でいれる場所。結婚1周年の記録

9月20日(空の日)は結婚記念日。1周年ということで、ちょっと想いを記録しておこうと思う。

ひげ(旦那)との出会いは下北沢のbar 月灯。月灯なくして自分たちのことを語ることなどできないくらい、この場所にはとてもお世話になった。

満月の日の週末に行われる“月灯祭”にて。

私たちは月灯祭の度にこんなだったらしく(スタッフであるにも関わらず)、もはや恒例行事と化していたというのだから恐ろしい。アスファルトの冷んやりとした感覚、懐かしいな。目がさめると恐ろしく蚊に刺されていっけ。


婚姻届の保証人になってくれたのも、当時の月灯スタッフ。

まいまいとささきっちゃん、2人とも本当にありがとう!!!


さて、結婚後周りから「ひげのどこが良かったの?」「結婚の決め手は?」「結婚して良かった?幸せ?」みたいなことをよく聞かれるようになり、その度に困ってしまっていた。

「優しいところ」とか「面白いところ」とか「自分にはない面を持っている」とか「一緒にいて楽しい」とか…どれも当てはまるっちゃ当てはまるんだけど、ただそれだけだと、どうもしっくりこないのだ。

で、結婚1周年を機にちょっと考えてみた。

*  *  *

風呂上がりの一コマ。テーマはジブリ!!!

何を隠そう、私の旦那である。お互い休みだった日の朝のこと。風呂上がりに何か鏡の前でもぞもぞやっているなと思ったら、この姿で登場してきた。

私、大爆笑。

例えばこういう時、私は「あー、この人と結婚して良かったなー」と思う。

おそらく彼には、「やれ私を楽しませてやろう」とか、そういう気持ちがない。多分それがいいんだと思う。

※動画です。

これとかもそう。私は、彼が勝手に楽しんでいる姿を眺めるのが好きなのだ。


愛するものは、みな一緒

あと彼は、何に対しても対等で、純粋というかなんというか…アホがつくほどお人好しだったりおせっかいなところがある。

知らない道端の酔っ払いに水をせっせと配ったり(下北沢在住時代)、聞かれてもいないのに外国人に道案内をしはじめたり(時に、意気投合し、一緒に杯をかわしちゃったりする)。あと、セミがひっくり返ってバタバタしていれば、面向きに直して壁にペッとつけてあげる。

挙句の果てには、調子が悪いパソコンに対して「よしよし、いい子だから」と話しかける。これに関しては、さすがの私もはじめはぎょっとした。しかし今となっては日常だし、きっと命が宿っていないものなんてないんだろう…なんて思ったりする。

ある時私がひげに対して

「もう!ひげは、私の扱いがスンスン(もうひとりの家族 チワワ1歳)と一緒じゃない!犬と一緒だなんて!プンスカ」と吠えると、

「愛するものは、みな一緒」

と返された。

かなわんと思った(おじいちゃんかよ!)。


結婚といえば、ドラえもんの映画「のび太の結婚前夜」にて、しずかちゃんのパパがしずかちゃんへ贈った言葉を思い出す。

「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。彼なら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれるとぼくは信じているよ」

ひげは、どこか“のび太くん”みたいだなーと思うことがある。

向上心とか決断力とかあまりないし、優柔不断だし、テンパるとポンコツになるし、すぐお腹痛くなっちゃうし。


でもそれ以上に、人の気持ちを想像できたり寄り添える人だと思っている。


誰かの為ではなくて、“やりたい気持ち”を大切にする

旦那に対する不満とか、結婚生活のストレスは、今のところ一切ない(旦那には死ぬほどストレスあったりして 笑)。

こう書くと、相当能天気かちゃらんぽらんか、はたまた相当図太い女だと思われそうだが、あながち間違ってはいない。笑

例えば、掃除や洗濯、料理などの家事は、一番ストレスの原因になりやすいのではないかと思う。

私も結婚前は不安だった。特に料理。あまり好きでなく、独身時代は、納豆ご飯(キムチ乗せ)→カレー→ポトフのローテーションで食いつないでいた。

あとは家事のジャンル問わず、「誰がやるだやらないだ」そいうことが面倒くさそうだなと思っていた。

しかし、一緒に生活してみると案外平気だった。お互い仕事をしているので、家事はすべてシェア。早く帰ってきた人が夕飯を作り、掃除洗濯は基本的に休みの人がやる。ゴミは…気づいたら出す。特に話し合ったりしたわけではないのだが、なんとなくこんな感じに落ち着いた。

もし、「旦那の為に美味しい料理を作らなければ!」とか、「旦那の為にお部屋はいつも綺麗に保たなければ!」と思って家事をしてたとしたら、それはもう、いくら私であってもストレス溜まりまくりだったと思う。プラス「これだけやってあげたのに」みたいな気持ちも生まれていた気がする。

私は、旦那の為に〇〇してあげよう、みたいな気持ちはあまりない。それよりも“自分のやりたい気持ち”の方が大きい。料理にしても一緒に食事を楽しみたいから(といっても、だいぶ簡単なものだけど)作るし、掃除にしても一緒に気持ちよく過ごしたいから(せいぜい掃除機かける程度だけど)する。

でも、じゃあ「いったい誰が“やりたい気持ち”にさせてくれているのか」と思ったら、それは紛れもなく旦那だ。いつもありがとうと言いたい。

なるほど。てっきり私がひげを転がしているつもりだったんだが、もしかしたら、逆だったのかもしれない。

とはいえ、まだ結婚して1年。人間でいうとやっと一人歩きができるようになったくらいか…。そう考えるとまだまだ全然未熟だし、きっとこの先、想像もできないくらい、楽しいことも辛いことも待っているのだと思う。でもどんな時も怖気付かず、特に辛い時こそ笑って進んでいけたら嬉しいなと心から思っている。

(とかなんとか、偉そうなことやふわっふわしたこと書いてきたけど、すべては愛する気持ちと信頼、そして敬意の上に成り立っていることも、どこかでわかっていたりする。そしてそれがひとつでも欠けたら…たぶん一気に崩れるんだろうなということも。笑 できれば経験したくない。笑 こちらも自分自身の戒めとして記しておこうと思う。)


そんなわけで、こんな私たちですが、2年目もどうぞ、よろしくお願いします!!


追伸:ちょっとした結婚パーティなるものを計画しており、ぜひ日頃の感謝の気持ちを伝えさせていただけたら嬉しいなと思っております。追って詳細ご連絡させてくださいませ^^

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