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労働日記Day34_魔女の家に立ち寄る

仕事終わりに、魔女の家に寄った。現場のすぐ近くにその人が住んでいたことを思い出した。突然のことなので、手土産はなかったが、元気であればそれでいいだろうと、ピンポンをする。「今日のあなたはいい感じね。」と言いながら、知人にもらったというチーズケーキをニ種類、皿に盛り付けてくれた。


その人と会うときは、半分くらいは、しずんだり、悩んでいることが多い。今日は、ほんとうに、ふと寄ってみたりしたから、軽やかだったのだろう。「最近は心を入れ替えて、労働に勤しんでいるんです。今日で34連続です。明日は埼玉、週末は長野に行きます」というと、「それはいいわね。私は先週、奈良に滝行に行ってきたわ。3日連続。ちゃんと結界をはらないと、やられちゃうみたい」と、いつもどおりの感じで来る。


魔女とか、結界とか、そんな言葉がでてきたが、よくわからない。ただ、それをよくわからなくても、そのような言葉を使ったほうが、まだ、他の言葉よりかは近いのだろう、ということは、わかる。話をしながら、何ができることはないかと、シンクに溜まっていた皿を洗う。「皿洗い、させていただきました!」と、お礼を伝えて、外に出た。説明は下手でもいい。会えば、出逢えば、そこに足を運べば、そういうことか、と納得するような時間がある。


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散歩中に見つけたGalleryの外にあった木、ジュンベリー。Galleryの名前にもなっている。熟すと赤を超えて黒くなるそう。その前に、鳥に啄まれてしまうそう。

いただいたサポートは、これまでためらっていた写真のプリントなど、制作の補助に使わせていただきます。本当に感謝しています。