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新連載『食事とエッセイ未満』のご紹介

こんにちは、アーティストの新造真人(@makotoshinzo)です。

僕は、noteでいくつか勝手に自主連載(※1)をやっています。今月から、新しいシリーズを始めました。食事の記録と、それについてのコメントとか、短いエッセイを、淡々と貯めていくものです。このnoteはその連載のちょっとした補足です。これは読まなくてもいいので、笑、リンク先に飛んで、パラパラと料理の画像を眺めてみてください。嬉しいです。


食事は貯作業に向いている

食事って、1日3回。数えてみたら年間1000回もしてるんですね。3時のおやつ、軽食、夜食も含めたら一体何回なんでしょう。そんな、食事は、"貯作業"(※2)にものすごく向いていると思うのです。例えば、淡々と作られる日々の料理といった作業の経験を、どこかに貯めている。それは、確実に自分の血肉となり、喜びとなり、自信となっています。作って、書いて、読み返す。その行為は自分を元気にする薬になっている感じがします。

最近は凝った料理は作らずに、パンを焼き発酵を楽しんだり、季節の食材を等身大にアレンジしています。あと、びっくりしたのは、低温調理という一見特殊な調理方法とか、漬物づくりが日常になったことです。鶏ハム、ローストビーフ、甘酒とか、納豆かき混ぜる感覚で家で作ってます。あと、冷蔵庫の余りで名もなき美味しいものを編み出せるようになったり、いい感じに手を抜けるようになったり。そういった方向に料理の上達を感じます。

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なんでもない日に食べる、お雑煮。ゆずの吸い口の香りが好き。


手を抜く、余り物を生かすという上達

例えば先ほどは「水無月々曜炒」といった料理を作りました。これは冷蔵庫の余り物でぱぱっと作ったものなのですが、自分の好みとか、冷蔵庫の具合と相談した結果生まれた、名もなき料理です。でも、かなり美味しくて、居酒屋でなんとなく頼んだ一品でこれが出てきたら「この店は、信頼できるな」と思える味なのです。なので、そこに名付ける、という敬意を表して、また自分で作ろう。あわよくば、誰かさんも作ってくれないかなぁ、と思いました。

詳しいレシピ、そして20程の小話(ただのコメントか、雑記がほとんどですが)をまとめました。今月6月の前半のみでこの量です。大したことないけど、書いていると、なんだか元気になってくるんです。冒頭にも書きましたが、作業を貯めて、見返すことは、僕の栄養になります。実感しづらいような軌跡を、丁寧に貯めていくと、何かになるのかな。や、別に、何にもならなくていい。だって、楽しいから、続いている。

それがこの『食事とエッセイ未満』です。ここまで読んでくれた人は、いい人ですね。読まなくてもいいのに読んでくれたなら、きっとリンク先に飛んでも楽しめると思います。文字に疲れたら、パラパラと料理の画像を眺めてみてください。
https://note.com/chamereooon/n/n5b14fe2f1d2e

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あさりの酒蒸しの残り汁、雑炊にしたり日本酒と混ぜたり




頂いたコメントをまとめる。

いつもnoteを見て、一方的にお世話になっている料理人の樋口さんもnoteにコメントをくれました。めちゃくちゃ嬉しい。先週「おいしいものには理由がある」買わせていただきました。ありがとうございます。嬉しいです。コメント、驚きました。


知り合いの料理人が、twitterで『食事とエッセイ未満』についてコメントをくれたのが嬉しくて、こちらも、載せます。彼のごはんもいつも美味しそうです。ひとり(?)なのに、たくさん品数を用意してて、よく驚いてます。


note公式さんのマガジンにも取り上げてもらいました。嬉しいな。


米印の補足

(※1)勝手に連載:noteやcakesでいつか連載したいと思っています。いまのところ頼まれてないので、勝手に自分で連載を作って、編集者も自分でやって、一つのシリーズで10くらいの話がかけるまで、やってみます。『食事とエッセイ未満』以外には、『躁鬱人賛歌』、『美術家と料理』、『失敗のレジュメ』なんかがあります。最後の方に載せておくので、スキをぽちぽちしてくれたら嬉しいです。

(※2)貯作業:坂口恭平さんの造語です。彼の本とか、twitterは、眺めているといいですよ。

(※3)嬉しい:twitterとかfacebookとか、色々やってるので、フォローやコメントもらえたら、嬉しいです。単純なので、そういうのが、すごく嬉しいです。











いただいたサポートは、これまでためらっていた写真のプリントなど、制作の補助に使わせていただきます。本当に感謝しています。