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大好きなことが出来ない今、思うこと


私は2年前に新卒から6年勤めた銀行を辞め、

現在はフリーカメラマンとして働いています。



辞めてから初めの半年間は

カメラマン業界について知るために

ウェディング撮影や、動画編集、

サッカー撮影、店舗撮影 など

様々なジャンルで修行をさせていただきました。



でも、私が撮影したかったジャンルは

ニューボーンフォト(=新生児撮影)でした。


超簡潔に説明するのであれば、

生後7〜14日前後の赤ちゃんのいるご家庭に出張し、

撮影をする仕事です。



スタートして年間200人以上の新生児を撮影し、

一年後の今年初めには地元のラジオや新聞折り込みに

取材していただけるほどになりました。


自分で言うのもですが、

正直、撮影予約はあまり取れません。




でも、この感染症には、勝てませんでした。

大切な生命を守るため、

撮影の仕事は自粛せざるを得ない状況になりました。


そのことに関しては、

お客様はもちろん、悪くないし、

私自身も悪くはないです。

ただ、赤ちゃんはどんどん大きくなってしまうので、

何ヶ月も前から撮影を楽しみに

出産を頑張ってくれるママの気持ちを思うと

やりきれない悔しさと悲しみが押し寄せてきました。



今までは、メールを開けば

【問い合わせ・予約】と

ポジティブだったものが、

【キャンセル】、【キャンセル】…

と、メールを開くのも憂鬱になりました。



でも、自分ではじめた仕事です。

自分自身が向き合わなければなりません。

誰も悪くはないけれど、ただ【辛い】という気持ちに

向き合い続けました。



そして、出た答えは

【成長したい】。

今回撮影出来なかったお客様のために、

そして、これから私を選んでくれるお客様のために。



この自粛期間に、

【この人パワーアップしたな〜!!】

と思われるようになる。

それが、私が出来ること。



カメラマン経験も浅く、

育児経験もなく、

私は人より劣ることばかりですが、

多くのお客様に選ばれるのは、

カメラマン経験が長い人、

育児経験があるママカメラマン

ではありません。



どれだけ、お客様のために、

お客様を癒したい、喜んでもらいたい

という想いを持って、

行動に移せるか


それに尽きると思います。




今、仕事したくても出来ない人、

休みたいけど休めない人、

どちらもたくさんいると思います。


休みたいけど休めない人がいる中で、

私のように、仕事が出来ないのは、

ある意味幸せなのかもしれません。



でも、こういう気持ちの人もいるんです、ということや

こんな時でも立ち止まらず出来ることをやろう、

という前向きな気持ちを

少しでも伝えたくて、文章にしました。


Newbornphotographer

Mariko



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