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靴は三足でじゅうぶん

私は3足しか靴を持っていません。

OLの仕事で外まわりもあるし、
インドア体質でもなければ、
いわゆるミニマリストでもありません。

そんな私でも、靴は3足でじゅうぶん、
どの季節も快適に過ごせています。

今持っているのは、

1 )カジュアルだけど品のある
  シンプルなデザインのポインテッドトゥ型のパンプス (ブランド:Öffen)

2 )華やかでお呼ばれにも使える
  女性らしいデザインのポインテッドトゥ型のパンプス(ブランド:Öffen)

3 )ランニングにもアウトドアにも使える
  スポーティなシューズ(ブランド:KEEN)

この3足のみ。
※フォーマル用の黒いパンプスは手入れをし
 衣装ダンスにしまってあります。


私は元々、持ち物が少ない、その方が良い
と思っていたタイプではありません。

10〜20代の頃はたくさんの靴を買い
毎シーズン、毎年ののように
たくさんの靴を捨てていました。

当時は気付きませんでしたが、理由は2つ。

1.衝動買いをしてしまう
靴ズレして履けなくなる、もしくは
履くシーンが少ないデザインの靴を
「お買い得!」と思いついつい買い足すから。

2.痛むデザインのものを買う

ヒールや革の靴は履けば履くほど
傷んでしまい、みすぼらい見た目になって
ワンシーズンで履けなくなるから。


そんな私に変化があったのは、
関西から東京に引っ越すタイミングでした。

荷物をまとめながら、
ふと自分の靴箱を眺め思ったのは

「勿体無くて捨ててないけど、
 履いていないか、履き古した靴ばかり」

自分の買い物の仕方やライフスタイルが
なんだかとても稚拙に思え、
たくさんの靴を捨てました。

手元に残った靴は5足。

ぱんぱんになったゴミ袋をみて、
ぜんぶ自分が好きで買ったはずのものなのに
心が痛みました。


今後、同じ思いをすることも
捨てるようにお金を使うことも辞めたい
と思い、そのときに
私なりの「靴を選ぶ基準」を作りました。

それは

______________________

☑︎長く使える丈夫なつくりか
→合皮、金属パーツ、ヒールなど
 痛みやすい、キズがつきやすい、汚れが
 取れにくいものは買わない。


☑︎自分で手入れができるか
→自分で洗ってきれいにできるものか。
 中敷きがゴシゴシ洗えて買い替えられる
 ものを選ぶ。

☑︎多様なシーンで使えるか
→ライフスタイルにぴったりとそうものを。
 流行りではなく、自分趣味やお出かけなど
 生活の中で登場シーンができるだけ
 多いものを選ぶ。
______________________

この3つです。

15足だった靴は、5足になり
そこから3年かけて手元にある靴は
たった3足になりました。


靴をたくさん持たない暮らしは
玄関が片付き、靴箱もすっきり。
(すっからかん、という表現の方が的確かもしれません。)

靴は、昔と変わらず
今も好きなアイテムの一つですが
玄関は、ほぼ毎日見る景色だからこそ
靴を必要なものだけに絞れていることは
「なんて身軽で、気持ちが良いんだろう」
と思います。

忙しくてついつい靴を玄関フロアに
脱ぎ捨てたままにしてしまった日も、
散らかっている靴はたったの1足です。
揃えることも、靴箱に仕舞うことも
なんと楽ちんなこと



履いていない靴がないことは、
「無駄がない買い物をしている」
ということだから、自分の心も
自然と軽くしてくれます。



また、「自分で手入れができる靴」を
選んで買い使い始めてから、
お気に入りの靴を長く愛せる暮らしの
心地よさを知りました。

自分の手で靴を洗いお天気の良い日に干して
ピカピカになった靴をまた履く。

その行為そのものが「キチンと暮らしている」
気持ちになれてとっても清々しいのです。


合革の靴や金属パーツのある靴は
すごく可愛いいけれど、洗いにくく
手入れがしづらいもの。

ヒールのある靴はどうしても、
底を擦り減らしてしまい傷もつきやすいから段々と買わなくなりました。

結果、すごく暮らしが楽になった気がします。

自分で手入れができないけど痛みやすい靴、
気の張った靴が自分の靴箱からなくなって、
自分の性格もどこか柔らかくなりました。

玄関や靴箱は、ほとんど毎日のように
暮らしの中で目にするもの。

自分なりの基準を設けて
「持っている靴」を見直してみると
暮らしが変わるスポットであり、
アイテムの一つだと思います。

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