「この国をどうしたいの?」と聞かれたので考えてみました。


保管用_前澤友作が「この国をどうしたいの?」と聞かれたので考えてみました。


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Yusaku Maezawa 前澤友作

2018/08/04 12:24
前澤、お前はこの国をどうしたいの?
日曜日の朝、ツイッター上で唐突に聞かれたので、考えをまとめてみました。
結論、
「仕事を楽しむ労働者を増やし、労働生産性の高い国にしたい」
です。
日本人の半分以上が労働者ですから、仕事を楽しむ人が増えれば、自然と社会全体も明るくなります。生産性が高まれば、余暇が増え、生活にゆとりができ、人の心に余裕が生まれ、さらに社会は明るくなります。きっと悲しいことも減るでしょう。
仕事を楽しむ、ということと、生産性が高まる、ということは、実はセットです。
人は楽しんで集中している時に、一番生産性が高くなります。逆につまらないことをダラダラしている時に一番生産性が低くなります。みなさんも身に覚えあると思います。
また、楽しんで働く人の側には人が集まってきます。上司から大切な仕事を任せてもらえることも増えるでしょう。部下からの相談が増え、信頼されるようにもなるでしょう。
お店に行っても、つまらなそうな店員さんからより、楽しそうにしている店員さんから、どうせなら買いたいですよね。
つまり、労働者が楽しめば楽しむほど、生産性が上がり、余裕が生まれ、社会が明るくなる、ということです。
それでは、いったいどうしたら労働者が仕事を楽しめるのか。そもそも労働者が仕事をする環境や機会を提供しているのは誰でしょう。
会社です。
会社は、雇用した労働者、つまり社員に、楽しんで働いてもらう環境を提供します。また、社員自らが自発的に楽しむための機会も提供します。そうしてその社員が楽しみながら作り出す商品やサービスを販売し、売上や利益を得ることで成り立っています。
もちろん社員が楽しめば楽しむほど生産性が上がり、売上も利益も上がります。
この一見理論ガバガバそうで、不都合そうな真実こそが、この国が明るく生産性の高い国になっていくために、とても大切な考え方なのです。
僕は経営者として、社員が楽しく働ける会社であることをずっと大切にしてきました。そして、その考え方で20年続けてきた結果が今です。時価総額が1兆円を越えたからといって、別に世界は変わらないし、僕や会社のことなんてまだほとんど世界では知られてないし、本当にまだまだこれからです。ただ、今後幾多の試練や困難が待ち受けていようとも、「楽しく働こうぜー」、という基本理念はこの先もブレることはないでしょう。
「仕事を楽しむ労働者を増やし、労働生産性の高い国にしたい」
経営者として、この国のために、世界平和のために、果てしない努力を続けていきたいと思います。
最後に、実際に楽しく働くために僕がスタートトゥデイ社の現場で取り入れていることや考え方をいくつか紹介して終わりにします。
1. 楽しく働きたいので、好きなことを事業の中心においてます。創業時は好きな音楽を売ってました。今は好きな洋服を売ってます。音楽や洋服好きの社員がたくさん集まってきて、社員同士仲良しです。楽しいです。
2. 楽しく働きたいので、なるべく人と違うことをやってます。人が上手くいってるからといって、その人の真似をして同じことをすると、結局は競争になってしまいます。そうなると、楽しむことを忘れ、その人に勝つことが目的になってしまい、本末転倒です。なるべく世の中にはまだない新しい事業をして楽しみたいです。
3. 楽しく働きたいので、社員のボーナスは同額です。なんであいつはあんなにもらってるんだ、とか、あいつより俺のが働いてるし結果も出してる、とか、社員同士が社内で変な競争をしないように、みんなの力を合わせて獲得した余剰利益は、みんなで均等にボーナスとして配分しています。役職関係なく、みんなで等しく分けて楽しんでます。
4. 楽しく働きたいので、短期集中型の短時間労働を推奨してます。自分のチームの仕事が終わったら、定時前に帰ってもよい、6時間労働制を導入しています。早く帰って、家族と過ごしたり、習い事したり、ゆっくりしたり、美味しいもの食べたり、そうした余暇がまた明日の楽しい仕事に繋がります。
以上、長文お付き合いありがとうございました。今後も長文で何かお伝えする時には、こちらのノートに書きたいと思います。


Yusaku Maezawa 前澤友作


Sako Saco
2019/10/07 18:52
 1 スキ
あらためて読み返し大変共感しました。自立して楽しく仕事をするために、「強制的な転勤」が社会から無くなれば良いと切に願います。

りき
2020/01/01 02:10
前澤さんのお考えに非常にシンパシーを感じます。つまらなく、または毎日なんとなく惰性で仕事をしているだけではヤル気も起きませんし当然生産性すら向上しないと思います。会社と従業員、共存共栄の実を上げるには前澤さん理論に少しでも近づける日本の労働環境になっていければ幸せですね。

脱常識、脱分断で、こころと世界をカラフルに!
2020/01/02 07:19
前澤さんのこと、前はよく知らなくて興味なかったけど、この文章読んで、考え方がかわりました。日本人の本当の働き方改革者だとおもいました!素晴らしいお考えに感動しました。ぼくは、若い子達がどんどんユーチューバーで稼げる社会になれば会社に縛られない人が増えていき楽しい社会になるんじゃないかとおもって、編集やヘアアレンジとか、内容以外の新人ユーチューバー誕生サポート見たいな会社があれば受けるんじゃないかなとおもいます。今後のご活躍期待してます。

そら
2020/01/13 09:32
ごもっともなご意見だと思います。
とても共感出来ますし僕が将来実現したいNPO法人の理念の柱にしたい価値観です!
経営企画室スタッフ募集に応募させていただきましたが、恐らく書類審査で落選したので残念です。これからも前澤さんの言葉・行動を参考にさせていただきます。
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事業の具現化には、投資家と起業家と労働者の協力が不可欠だと思います。 それらがあって事業は具現化できるのであって、成功したからといって起業家や投資家だけが利益を享受するというのはおかしな話だと考えます。 なので利益は関係者で折半するというのが基本理念です。あくまでも基本ですが。w