【節約生#627】節約心のチートデイ

　趣味で節約生活をはじめてみた。
　健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

チートデイ

　ダイエット業界にはチートデイという専門用語がある。食事量が減っていくと体がその状況に慣れてしまうので、定期的にたくさん食べる日を設けると効率的であるらしい。そのたくさん食べる日をチートデイと呼ぶ。

チートデイには効果がある？チートデイの正しいやり方と注意点 | JOYFIT24

　節約にもチートデイを設けることがある。ふだんはしないような飲み食いをしに出かける日があってもよい。できれば昔懐かしい飲みニケーションをしてみるのも良いではないか。
　そう思って以前は旅行に行ってみたり、ホテルに泊まってみたりしてみたことがある。

　効果があったのかと言われると・・・、そうでもない。趣味的な何かとか気分転換になるかと考えたけれども、そこまでではなかった。もう少し下調べをして気分を盛り上げるべきであったかもしれない。そのためには、今よりももう少し時間に余裕を作って、チートデイの準備にあてる必要がある。

手軽に出かけてみる

　昨日、久しぶりにチートデイを敢行することにした。
　以前はよく行っていたカレー屋で夕食を食べる。お酒も当然つけて。知り合いにも声をかけて飲みニケーションを狙ってみる。

　カレー屋の店主とは飲み屋で知り合った。10年以上前に立ち飲み屋で飲んでいたら、飲み屋の親父が隣の人が今度カレー屋を出すのだと声をかけてくれた。飲み屋の親父は私の住んでいる駅を知っており、隣駅だからと声をかけた。なんとなく挨拶を交わし、しばらくして行ってみると小さくて雰囲気のあるカレー屋であった。初めて食べる南インド風のカレーが美味しかったことを覚えている。
　それから時折カレーを食べに出かけた。カレー屋の店主も顔を覚えてくれていて、なんとなく会釈をしたり、忙しくないときは声をかけてくれたりもした。
　店はそれから2回ほど転居して、名前も少しだけ変わった。自分も引っ越しをしたけれども、電車の沿線が近いこともあって頻度は少ないけれども食べに出かけている。

　事前準備として休みではないか調べてみる。かつては気分次第で休むという店であったので、ちゃんと見ておかないと危ない。現在は定休日があるらしく、土日月と祝日は開けないようであった。

出かけると地獄

　そこまで調べて、あとは気分を高めるためにあえて歩いて出かけることにした。8km以上あり、google mapでは2時間弱と出てきた。自分の足では2時間をこえる。
　歩きなれている人ならどうってことないのかもしれない。しかし1時間をすぎるころから足に疲れが出てきた。それどころか線路の沿線を歩いていたので、駅の近くは飲食店が立ち並ぶ。にぎやかな韓国料理のお店が立ち並ぶ通りをすぎるころには、いろいろな種類のラーメン屋に目がとられるようになっていた。空腹感も強くなって食べたい欲が増す。知り合いに声をかけているので、途中であきらめたとは言い難い。
　おしゃれなイタリアンもいいな、ステーキ屋もいいな、ああまた寿司屋がある・・・。
　そういう調子で歩くはめになった。気分を盛り上げようと考えたけれども、なかなかハードであった。

結局

　結局２時間かけて踏破することができた。
　知り合いは１時間以上近くの喫茶店で待機していたらしい。彼もカレー好きである。きっとじっと待つことで気分を高めていたのだろう。

　夕方６時すぎにふらふらしながら店の近くまで着いたので知り合いに連絡をする。店で落ち合うことになった。
　数分後到着してみると、カレー屋は休みであった。

　定休日とは何だったのだろうか。知り合いが調べてみるとXに2、3日休むという投稿がなされていた・・・。Xをしていないので盲点だった。
　もうどこでもよい、ということで昨夜はそのまま串カツ屋に入りビールを飲むことになった。

　下調べが足りないととんでもないはめになるという教訓である。帰りはさすがに電車に乗って帰った。20分の道のりであった。

　節約心のチートデイとしてはうまくいかなかったかもしれない。ただ、エピソードにはなった。来月は歩くことは考えていないが、またカレー屋に挑戦してみたい。