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【節約生活#721】豊かさイメージを育てないと豊かになれない

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 肉体的、精神的、社会的な健康を目指しながら節約をするというルールで挑戦中。
(2024,6.15更新 それまでは「健康で文化的な生活をしながら節約をする」というルール)

節約生活のハードル

 節約生活をおくる上でのハードルはいくつもある。ただ、はじめたときにひっかかるハードルとしては、自分の理想や大事にしていることを明らかにすることだろうと考える。
 節約は言うまでもなく、無駄をなくすプロセスである。
 それだけだと簡単であるけれども、無駄でないものがなにかわかっていないと、省いてはいけないものまで省いてしまう。
 過激な節約をしている人の動画などを見かけることがあるけれども、非人間的な暮らしをしている人たちがいる。人間として大事なものまで削除しているように見えるから、そのように感じるのだろう。
 自分にとって大事なものがわからない、削れないものがわからないことは高いハードルになる。
 思えば、理想を語ることを悪くいったりバカにしたりする人多い。自分も理想を鼻で笑っていた時期が長い。
 そのためか、良いもの、目指すものを見つめてこなかった。
 普通の人はどうなのだろうか。

豊かさイメージの貧困から脱する

 悪いものは目につきやすいが、善いものは目につきにくい。
 これは古来からそうである。
 以前、地獄の歴史を読んでいたときがある。

 あとがきを読んでいると、天国に比べて地獄はイメージが豊かでバリエーションも多いという指摘があった。天国イメージは貧困なのだ。

 確かに、お金の勉強でもお金のない恐怖をあおることはバリエーション豊かである。怖がらせかたはいろいろである。
 きっと昔からそうなのだろう。
 最悪はありありと想像できるし、ちまたにあふれている。

 対して、よいことはあまりイメージできない。
 天国イメージは、たいてい美味しいごちそうだとか、金ピカな宮殿があって、天使みたいなのが踊っていたりする。
 どれこもこれも、すぐに飽きそうである。魅力に乏しい。意味もなく楽しいなんて薬でもやっているとしか思えない。
 魅力のある生活、豊かな生活をイメージできないのであれば、常になにかが足りない感覚に陥ってっしまう。自分の理想は、妄想からでもはじめないといけない。

自分だけの豊かな生活

 理想的な生活のイメージを問い直す時間は、とても大事である。
 そこが目標となり、生活を成り立たせることができる。
 そして、自分が豊かであると考える生活がわからないなら、足ることを知ることができない。
 現在のところ、自分にとっての豊かさとは、やはり余裕やゆとりである。
 体力的、心理的、時間的な余裕とゆとりが基本である。
 お金のゆとりはそこから考えるとはじき出される。実はそれほどたくさんではない。
 そもそも莫大なお金が必要な生活を知らない。以前に、飲み歩くなど散在していた時期があるけれども、はたいして楽しくないし、むなしいだけであった。
 余裕やゆとりがどういうものかを考えながら、ゆっくりと生活していきたい。

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