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【節約生活#306】朝に豊かな時間を作る

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

過労時代は何も残らなかった・・・

 たまに燃え尽き症候群ということばがネットニュースなどで流れていることがある。昔から定期的に見かけるところをみると、文化的にというか社会的にというか、よくある状態なのだとは思う。
 自分でも間違った方向で熱心に仕事をしていた時代があるので、少しわかる気がする。もしかしたら、燃え尽き症候群になっていたかもしれないと、今なら思う。

 仕事をしはじめたのは30歳くらいとちょっと遅かった。それまでは怠惰な人間として生きていたので、社会に馴染むのには時間がかかったし、ひけめもあった。
 そういうわけで、他の人よりできない分というか、それ以上に仕事ばかりをしていた。休みの日も仕事をしていたくらいである。仕事をしていない時間はずっと睡眠にあてていた。それでも1日3、4時間くらいの睡眠で、常に寝不足であった。
 そういうことをしていたら、10年もしないうちに体を壊してしまった。幸い軽くてすんで、1週間以内に復帰することができた。

 体を壊すという経験をして、健康的文化的な生活は自力でなんとかしないと、誰も守ってくれないのだと知ることができた。
 体を壊した当時は、憲法違反じゃないかと怒りもあった。ただ、調べてみると、健康的文化的な最低限の生活は努力目標のようなものなのだとわかった。
 他人に自分の体や心について期待をしても痛い目を見るのだと思っている。

 何年も過労時代を過ごしてみて、残ったものは何であったのだろうか。一応、仕事をする能力はできた。この業界での役割というか立場もできた。それなりの信用もある。
 でも、欲しかったのはそういうことなのだろうか。
 結局、人生の中で何が残ったのか考えてみると、大事なものは特に何もなかった。自分の心に問いかけて、価値観に沿った行動をとることをしなかった、する時間もなかったつけである。

朝に豊かな時間をつくる

 節約生活に挑戦をしはじめたのも、何も趣味がないということも理由のひとつであった。したいことも特に思いつかなかったので、とりあえず、の体でもあった。
 節約生活に取り組むときに、はじめに浮かんだのは上記の苦い経験であった。そこで、健康と文化というルールを組こんだ。

 節約生活もまずは時間を作らなくてはいけない。
 そこで、朝に時間をとることにした。
 できるだけ早く寝て、好きな時間に起きることにする。それでも時間があるはずなので、シャワーを浴び、コーヒーを挽いて、noteを開く。

 節約生活はまずはそこからはじめることにした。
 そこに、ストレッチをしてみたり、瞑想をしてみたりと、やってみたいことを付け加えてみたりしている。今日も布団の上で英語の動画を聞きながら、なんとなくストレッチをしてみたりした。なんだか意識が高い。

 いわゆる朝活というのともちょっと違う。
 時間をのんびりと贅沢に使って、自分のやっていることをまとめてみる。1日のはじまりを豊かにしていくと、何があってもその1日は有意義なものになると決定できる。

 やってみてわかる節約もある。
 小さいころから当たり前だと思っていた朝の忙しい時間は、無駄な時間であった。無駄な時間を省いて、大事な時間を過ごすことができるのは素直に嬉しい。

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