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2022年度(第11回)中間支援組織 役職員向け合同研修で「誰一人取り残さない災害支援、そして日常からのまちづくりへ=中四国エリア編=」を開催しました

こんにちは。チャレコミ防災チームです。
2022年4月28-29日に開催された「中間支援組織役職向け研修」で、中国5県中間支援組織連絡協議会様と共催で「誰一人取り残さない災害支援、そして日常からのまちづくりへ=中四国エリア編=」を開催しました。

今日は当日の様子をお届けします。

当日の様子

今回は中国5県中間支援組織連絡協議会さんが定期開催している合同研修の中の1コマの時間を使って、中四国エリアでの研修を開催しました。

講師として、岡山NPOセンター・代表理事の石原達也さん、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の明城徹也さんから災害時のコーディネーション・中間支援組織としての役割や、災害後に起こる状況について、西日本豪雨を事例にお話しいただきました。

● 災害時における中間支援組織の12の役割
①情報共有会議の設置
②支援者のオンラインコミュニティ構築(ニーズ把握とコーディネート)
③行政制度把握・折衝
④ボランティアセンターの把握
⑤在宅避難者の把握調査
⑥避難所の把握調査
⑦支援者向け情報発信
⑧被災者向け情報発信
⑨支援者の拠点コーディネート(まびシェア)
⑩支援者の資源調達支援(物資など)
⑪支援者への資源調達支援(資金提供など)
⑫支援者の資源調達支援(資金提供のインフラ支援など)

出典:岡山NPOセンター
出典:JVOAD
被災者支援コーディネーションガイドライン(2022年3月)
https://jvoad.jp/wp-content/uploads/2022/04/93520f358b2bbd6f6921df5a58dc867f.pdf

その後、atamista代表理事の市来広一郎さんから、熱海市伊豆山土石流災害の際のatamistaの動き方を共有頂いた後、全体でワークシートを使って「もし災害が起こった時、自分たちはどう動くか?誰と連携するのか?」などを検討しました。

参加者の方からは、以下のような声が寄せられました。一部抜粋してお届けします。

✔講師の方々のお話は実践に基づく情報が多く、大変学びになりました。
まずは自団体が担う役割(平時においてどんな役割を担うのか)についてスタッフ間で考えようと思います。

✔何から始めたらいいのかわかった。今まで団体さんや市町のセンターさん、県社協や市社協さんとの話し合いをしたり、それぞれが開催する研修セミナーに参加したりして、ひとまず知り合いになったりしたことは無駄ではないのだなと思えました。

✔いつも災害関係の話し合いでは、所属する組織が変わっても、人とのつながりが大事だという共通の認識を持っているかを確認しています。

✔身近なNPO・ボランティア団体の活動をアウトリーチ的に把握したり、事業で講師として招くことでも日頃のつながりが生まれないかと、お話を聴きながら浮かんできたので、生かしていきたいと思います。

✔岡山NPOセンターや熱海の事例を聞いて、災害時(平時)の立ち位置・(資金獲得・)覚悟について、考えさせられた

今後の予定&お知らせ

今後は、5月下旬から定期的に防災に関する意見交換を行いながら、日常からの関係性をつくっていく「研究会」も始まっていきます。

また、5月29日には佐賀県で九州ブロックの研修会も開催する予定ですので、九州エリアの方はぜひご参加ください。

研究会の様子も含めて、今後も活動の様子を定期的にお伝えしていく予定です。
前回の記事はこちらからご覧いただけます。

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