戦時中のコンクリート船「武智丸」に思う(今日のモノクローム) 7 ちゃれSUN 2020年2月21日 21:00 とても静かな海にある堤防のように見えるもの。何となく船の形をしている。戦時中に鉄の不足した日本はコンクリートで船を作った。 その船の名前は「武智丸」ちゃんと浮かんで南方まで行ったと言う。その船が今ここにある。鉄筋コンクリート製。ウソのような話である。入っている鉄筋の数も現代の建築から見てみても明らかに少ない。鉄筋コンクリートは上からの圧には強いが引っ張りやねじれには脆い。よくぞ南の海まで行って帰ってきたとほめてやりたい。 そして役目を終えた船はそのまま沈められ、今は鉄筋コンクリートの防波堤になって、今もなお港を守っている。コンクリート船そのものは悲しい戦争の記憶だが、すでに70年以上ここにいる武智丸はもう長く防波堤武智丸だ。長い間ご苦労様、これからも頑張って港を守ってくださいと願った。 #エッセイ #写真 #スナップ写真 #モノクローム写真 #LUMIX_DMC_GX7mk2 7 いただいたサポートはこれからの活動費として有効に使わせていただきます。 サポート