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イノベーションの10のタイプ

こんにちは、Cando Advisorsの安藤です。カリフォルニアで新事業開発のコンサルタントをしています。今日はイノベーションの10のタイプの一部をご紹介したいと思います。

新事業とは?

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10種類のイノベーションですが、一般的にイノベーションは新製品や新サービスの開発と同一視されてきました。しかし、紙製品の開発というのは、ROI(投資のリターン)という意味では低く、しかも成功の確率が比較的低いです。

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というわけで、10種類のイノベーションフレームワーク、これは私が作ったものではなくDOBLINという会社ですが、製品以外の新しいイノベーション機会をいろいろな意味で検討しています。

今はデロイトの一部門になっている会社のDOBLIN、そのホームページに『TEN TYPES OF INNOVATION』とありまして、新製品の開発はイノベーションの新規機会の1つの方法であり、しかも競合上のアドバンテージが一番低いということで、10種類のイノベーション、いろいろなモデルを解説しています。

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そしてこの10種類を更に細かく分けてあります。実はすごく細かく、DOBLINのサイトからPDFを無料でダウンロードできますが、これを全部解説するのは大変なので、その内のいくつかだけ解説致します。

まず新事業とは、「新製品・サービス」は勿論ですが、既存の製品・サービスで「新規顧客」、しかも新規顧客を一社だけ取るならセールスですが、そうではなくて新規顧客のセグメントを考える、「新しい市場のセグメント」を考える、そして既存の製品から「新しいバリュー」を作り出す、こういうことも全て新事業と見なされます。そしてこの中では、新製品・サービスが一番コスト高です。

収益モデル

まずDOBLINの10のモデルのうちの1つ目ですが、収益のビジネスモデル。やり方が20ぐらいありますが、主にいくつか取り上げると、「プレミアムの価格」にする、「コスト構造」を変える、今まで製品で売り切っていたものを「サブスクリプション」にする、現在のクラウドのソフトウェアビジネスなどは、もう殆どこれになっています。それから「規模の利益」を追求する、売る以外に「ライセンス」を追求する、これらが1つのやり方としてあります。

ネットワーク

2つ目がネットワークですが、ネットワークというのは自社だけではなく、いろいろな仲間との提携、または買収によってビジネスイノベーションを広げていくことです。この中では「M&A」、会社を買ってしまう。他の会社と協力して「オープンイノベーション」を行う、「サプライチェーン」を活用する、「パートナーシップ」などいろいろあります。



今日ご紹介したのはほんの一部だけですが、DOBLINのサイトを見ていただくと実にいろいろありますし、『TEN TYPES OF INNOVATION』という本もありまして、また機会があればこちらを随時紹介していきたいと思います。では、これからもよろしくお願い致します。

ホームページやメルマガでもこういった内容を配信しておりますので、よろしければ是非、ホームページもご覧ください。

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