見出し画像

「私の正しい青春はここだったんだー!」大好きなアイドルへの感謝のnote

「私の正しい青春はここだったんだー!」

この台詞は、私が大好きなアイドルが、卒業コンサートでファンに向けて語った言葉です。
「最高の青春」ではなく「正しい青春」と表現されており、その言葉には、彼女の本音が垣間見えるように感じました。
ファンの妄想と、彼女のへの愛をまとめたnoteです。


山﨑夢羽さんとは?

この言葉を残して卒業していったのは、山﨑夢羽さんです。
山﨑夢羽さんは、ハロープロジェクトのBYOOOOONDSというグループに所属していた私が大好きなアイドルです。
先月、ついにBYOOOOONDSを卒業されました。

なぜこの言葉が気になったのか?


山﨑夢羽さんのこの言葉は、なんでもない、どこにでもあるような、ありふれた言い回しにも思えますが、私がつい気になってしまったのには、理由があります。
実は、彼女をデビュー前から応援していた私には、彼女のアイドル人生が「最高の青春」ではなかったように思える部分もあったからです。

それは、デビュー前の彼女が、実力派のハロプロ研修生として知られ、特に歌の評価が高かったにも関わらず、モーニング娘。のメンバーには選ばれなかったからです。

ファンの勝手な期待と願い

現代のアイドルシーンでは、ハロープロジェクトよりも目立つガールズグループが増えており、ハロープロジェクトは、テレビでの露出も最盛期に比べると減少しています。
しかし、それでもなお、ハロープロジェクトのメンバーは、現在でも年に何度も大きなステージでコンサートを行い、YouTubeでの再生回数も多いなど、依然として多くのファンに支持されています。
また、ハロープロジェクトは「アイドルの東大」とも称されるほど、実力派のメンバーが多く所属していることも人気の一つとなっています。

山﨑夢羽さんは、そんな実力派が多く集まるハロープロジェクトの中でも特に歌が上手いとされ、ファンから「歌姫」と称されることもある実力者でした。
そのため、多くのファンが、彼女がモーニング娘。に加入するか、あるいはソロアイドルとしてデビューすることを期待していました。私もそのような熱い期待を抱いて、彼女の将来を楽しみにしていました。
しかし、実際には、山﨑夢羽さんは、新グループのメンバーとしてデビューすることが決まりました。

私はこの知らせを聞いたとき、少なからず驚きました。

アイドルとして成功するためには目立つことが重要であり、モーニング娘。はハロープロジェクトの中で最もメディア露出が多いグループです。
そのため、当時の多くのハロプロ研修生や彼女たちのファンにとって、モーニング娘。に加入することが一つの目標や理想のデビューの形となっていました。
実際、私は、ファンの一人として、山﨑夢羽さんがモーニング娘。としてデビューすることを望んでおり、それが実現する日を楽しみにもしていました。
しかし、現実は違ったのです。私の望みや期待は叶うことがなくなりました。

デビューが決まったのに、複雑な気持ち


ちなみに、詳しいことは明らかにされていませんが、ハロープロジェクトのオーディションでは、必ずしも実力だけが選考基準となっているわけではないようです。
歌やダンス、ビジュアル、人気、ほかのメンバーとのバランスなど、さまざまな要素が考慮されるため、必ずしも実力順にメンバーが選ばれるわけではないことは、ファンの間では周知の事実です。

しかし、彼女たちの努力を見守り、心から応援しているからこそ、実力のあるメンバーや努力を重ねてきたメンバーにこそ、華々しいデビューを飾ってほしいと、一方的に期待してしまうのは、ファンの本音でもあります。

山﨑夢羽さんは、モーニング娘。への加入やソロデビューがファンから強く期待されていたメンバーの一人であったことは、間違いありません。少なくとも私は、その中の一人でした。
そのため、私は山﨑夢羽さんが新グループのメンバーとしてデビューすることについて、とても複雑な思いを抱いていました。


複雑な気持ちが「期待」に変わった日

しかし、そんな複雑な想いが、期待へと変わった出来事があります。

それが『眼鏡の男の子』という曲を初めて聴いたときです。
これは、アイドルのデビュー曲としては、斬新過ぎる曲でした。
まず、最初の寸劇も斬新ではあるものの、特に印象的なのは後半の展開です。片想いをしていた男の子に、恋人ができたことを知った主人公の女の子が「たいしたことないじゃん」と、強がりのような、負け惜しみのような台詞を吐いて、曲が終わるのです。

そして、この「たいしたことないじゃん」という歌詞を歌い上げる山﨑夢羽さんが、私の語彙では表現しきれないくらいに輝いていたのです。

当時、まだデビュー前だった山﨑夢羽さんは、こんなふうに歌が歌えたら気持ちいいんだろうなと、誰もが羨ましくなってしまうほど伸びやかな歌声で、怒ったような、悔しそうな表情を浮かべて、「た、い、し、た、こ、と、な、い、じゃーん」と華麗に歌い上げていました。

この歌詞を山﨑夢羽さんが、どのような気持ちで歌っていたのかは分かりませんが、一人のファンとして私が抱いていた、彼女がモーニング娘。に加入できなかった悔しさのようなものは、この「た、い、し、た、こ、と、な、い、じゃーん」の一言で全てが成仏され、期待へと変わりました。
そのくらい、この曲は斬新で、かつ、このコミカルなトンデモ曲を、エンターテイメントとして完璧にパフォーマンスするデビュー前の彼女たちをみて「この子たちの活躍をもっとみたい」と、期待をせずにはいられなかったのです。

BYOOOOONDSへの愛と感謝

そして、あれから、もう、5年の以上もの月日が経ちました。

令和元年の9月に結婚式を挙げた私は、もちろん、結婚式には彼女たちBYOOOOONDSの曲を使いました。大好きな曲を、大切な式で聞くことができると思うと嬉しく、そう思うと、大変で時間のかかる式の準備も、前向きに乗り切ることができました。BYOOOOONDSのデビュー曲を聞くと、いまでも、あの頃の慌ただしい日々を思い出します。
舞台を間近で観たのも最高の思い出です。
アイドルに詳しくない夫も、「BYOOOOONDSは分かりやすくて面白い」と、一緒に楽しんでくれていました。

BYOOOOONDSは、私の人生のひとときを、豊かにしてくれた最高のアイドルです。

山﨑夢羽さんの卒業!あの言葉!

そして、そんなBYOOOOONDSを、デビュー前から、真ん中で引っ張ってくれていた山﨑夢羽さんが、先月、卒業を迎えました。

「私の正しい青春はここだったんだー」という台詞は、本人の意図は分からないけれど、私は山﨑夢羽さんから私たちファンやBYOOOOONDSのメンバーたちへの愛の言葉だと受け止めています。

"「モーニング娘。に加入できなかった」とか、「ソロデビューではなかった」とか、そんなことは、もう気にしなくていい。だって、これが、私の正しい青春だったのだから"
と、そんな風に言われている気がしました。

それは、BYOOOOOONDSというグループの中で、山﨑夢羽さん自身が「最高の青春」を過ごしたからこそ、この台詞に至ったのではないかと、彼女の表情や舞台裏のメンバーとの和気あいあいとしたやりとりをみて強く感じました。

私たちも、普段生きていく中で、自分が思う「最高の結果」を得られないことは多々あります。むしろ、上手くいかないことのほうが多い日々です。
だからこそ、そんな現実の中でも、明るく笑顔を絶やさずに努力するアイドルに惹かれ、彼女たちに励まされるのだと思います。

少なくとも、上手くいかないことだらけの私の人生においては、彼女たちの存在は、特別でかけがえのないものとなっています。ステージの上で輝く彼女たちをみて、癒され、そのパフォーマンスに至るまでの努力を想像し、尊敬の念を抱き、「自分も頑張ろう」という勇気と元気をもらっています。

最高のパフォーマンスや生き様を見せてくれた全てのアイドルに、私はとても感謝しています。
山﨑夢羽さんもその一人です。 

これからも大好きなBYOOOOONDSの曲を聴き、応援し続けたいと思います。

そして、新たな環境に身を置いて、自分の可能性を広げていきたいと卒業していった山﨑夢羽さんの歌声が、再び聴ける日を心から願っています。

私の自宅で輝いている山﨑夢羽さんのポスターです♪
ずっと大好きです


ファンの妄想noteを最後まで読んでくださり
ありがとうございました(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?