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写真集 Torii

鈴木理策さんといえば、、なんでしょう。
いつの間にか好きな作家さんの一人になっていましたね。
出身が和歌山・新宮ということで、私が熊野三山が好きだから、というのがあったのかもしれません。
バイオグラフィを拝見してると、2001年のセゾンアートプログラムにも参加してらっしゃいますね。
また家に帰ってカタログ見返したいと思います。(とても良い展覧会でした。)
この写真集はたまたま興味本位から購入したのですが、
とても良いです。
あちらとこちら、その境界でもあるかのような鳥居がフューチャーされています。
恐らく現地で実際に見ても、なんでここに、と思うだけのものでも、この方の写真に収められると、不思議とその境界線が見えるかのように感じられます。

そうして、この写真。

神社やお寺に行くと、一部だけ紅葉している葉があり、ハッとする瞬間があったりするのですが、自分で撮るとどうもそれが写り込まずに、ぺたっとして残念な気分になってしまったりするのですが、その瞬間を見事に捉えていて、これだこれこれ、って思いました。
ペラペラとページをめくっていると、やっぱりあちらとこちらはあるんだな、そういう気持ちになります。
とても、空気感がよく、心が澄んとします。
機会があれば是非手に取っていただきたい一冊です。

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事務所の引越し準備だのでバタバタとしていましたが、
結局しばらくは現状維持になりそうなので、
また、ぼちぼち更新していけたらと思います。

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