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1.在宅ワークの種まき/初めての日韓翻訳

昨年の秋に退職してから、初めて自分個人の名前で頂いた在宅の仕事についてお話しします。
記念すべき初めては、企業HPの翻訳でした。

翻訳の分野で言うと、産業翻訳に当たります。
日本語を韓国語に訳す依頼を頂きました。
分量はHP3ページ分なのでごく少量です。

ごく少量とは言え…!

フリーランスで今後依頼を増やしていきたい場合、「実績がないことには何も始まらない」と、先輩フリーランスの友人知人たちから教わっていました。

日韓翻訳(日本語から韓国語に訳す)に関する実績は0だったため、
はじめの一歩をつくりたい!と
自ら営業をかけて受けることができた依頼です。

この一歩をつくるために

  1. 準備したこと

  2. 行動したこと

  3. 依頼を実行する際に気を付けたこと

  4. 振り返り

について書いてみようと思います。
初心を忘れぬよう備忘録のため、そして似た状況にある方の参考に少しでもなりましたらとっても嬉しいです☺

1.準備したこと

在宅ワークを中心にやっていこうと考えた時期、まずはじめにやったことは
今後やっていきたいこと・できる(できそうな)ことの棚卸しです。
上記1~4の中で最もかなめとなる部分です。

この作業は楽しくも難しく、まとまった時間が必要でした。
一度やったからと言って終わりではなく、会社員・フリーランス問わず継続的に見直しながら続けていくものだと思います。

私自身、明確に専用ノートに残し始めたのは2020年からでした。
息子の妊娠がわかって一か月後くらいの時期で、今後は働き方に対する価値観や時間の使い方が大きく変わるという焦りから始めた記憶があります…

やり方は自己流や、本や人から得た話を参考にしたりと試行錯誤しました。

私の場合、まず「どうなりたい・どうなるのか」から書き始めました。
ノートに残っている内容をそのまま載せます↓

  • 自立できる(最低でも日本の新入社員のお給料)収入を自分で得られるようになる。

  • 時間や場所を自らコントロール・調整できる働き方にする。

    かなりざっくりとした内容ですね💦
    (この後、叶えたい状態をもっと具体的にイメージして加えていきました)

次に、「好きなこと・関心があること」を書きだしました。
私の場合はこんな感じです↓

語学/医療文化/伝統医療/健康/食事/着物/舞踊/花/絵画やイラスト/本/文章の読み書き/人と話す

最後に、この「好きなこと・関心があること」の中から、仕事にできそうなスキルを探して分けました。
太字が、スキルとしてその後の分析方法を分けた項目です。

語学/医療文化/伝統医療/食事/着物/舞踊/花/絵画やイラスト/本/文章の読み書き人と話す

さらに具体的な方法、加筆していった内容や参考にした本などは
分量が多くなってしまうので別記事で整理したいと思います。

この棚卸しの過程を経て、好きかつ自分にできることの一つとして
出てきたのが、韓国語の翻訳でした。

2.行動したこと

韓国語翻訳の仕事を得るために行動したことは下記三つです。

  1. 韓国語を翻訳可能なレベルにする

  2. クラウドソーシングのサービスや求人サイトを利用する

  3. 需要がありそうな会社・人に提案する(営業をかける)

1.については、大学や大学院で韓国語を使用していたため、改めて0から学ぶということはありませんでした。
しかし言語は使わないとどんどん忘れていってしまうため、そうならぬよう読み書きの時間を少しでもとって維持を心がけました。

2.については、クラウドワークスランサーズを過去に登録したことがあります。また、産休中にWEBライティングで継続的に依頼を受けていた取引先はWantedlyで見つけ応募しました。

私は翻訳以外にWEBライティングもやっていますが、ライターの友人からキャリアの初期はクラウドワークスやWantedlyから地道に経験を積んだと聞き、それに倣いました。

翻訳に特化したgengoなども出ているので、まずは一つでも何かのサービスに登録してみて、同業者のプロフィール及び実績、依頼者からの仕事内容を見てみることをお勧めします!

そして最後に3.需要がありそうな会社・人に提案する、です。
これは本当にアナログな方法なので技も何もなく、詳述するか迷いましたが…

結果的に日韓翻訳の最初のお仕事を頂いた方法だったので書くことにします。

まず、自分のこれまでのキャリアやつながりの中で
サービスを韓国語に訳すとメリットがある人・会社はいないか
を整理しました。

そして該当した会社の方(知人)に連絡を取って提案しました。
もちろんすぐ採用されるわけはなく段階や時間を経た結果…
業務委託契約を結び発注していただけることになりました。

この時点で、「知人であれば話がスムーズじゃないか」「需要がありそうな知人が思いつかない」という声が出てくるかもしれません。

しかし、本当にそうでしょうか?

例えば私が新卒からフリーランスに挑戦しているのであれば、直前のつながりが大学であったりアルバイト先であったりと、範囲がある程度限られていたかもしれません。
(もちろんそうでない学生の方も少なくないと思います)

ですが社会人となり築いた勤務経験や人間関係は、自分が思う以上に得難いものですし、退職したからといって消えるものでもありません。

仕事を依頼したり引き受けることによって関係が深まったり、新しい形での関係が築かれることもあります。

「お役に立てることはないかな?」といった気持ちで、近況報告の挨拶を兼ね連絡をしてもいいと思うのです。

もちろん、文面や言葉遣い、連絡のタイミング等相手の状況を最大限慮って連絡するのは鉄則で!

3.依頼を実行する際に気を付けたこと

当たり前のことばかりですが、以下のことを気を付けました。

  • ホウレンソウ(報告・連絡・相談の方です)の徹底

  • 期限厳守

  • 自分が感じるOKラインの一歩二歩先の丁寧さで仕上げる

クラウドソーシングのサービス経由であれ知人経由であれ、やり取りするのは人です。
「この完成度の仕事をする人とまた仕事をしたい」
「気持ちの良いやり取りが安心できるのでまた頼みたい」

こんな風に思ってもらえたら最高で、万が一逆に思われてしまった場合
次はありません。

4. 振り返り

コツコツ準備してやっと得られた実績は、
やりがいや報酬の面ではもちろん、次回以降翻訳の仕事がほしい場合に武器となってくれます。

保活に失敗して退職した後、しばらくは自分が何者でもなくなった気がして
不安や怖さに落ち着かない時期がありました。

元から「何者」というほどの大きなことを成し遂げていたわけではありませんが、母・妻という家庭内の役割以外に自分を説明する役割がないということが、私の場合は自己効力感を下げる要因の一つになっていました。

母業も妻業も、本当に本当に労力のいる大変な役割ですよね。
髪振り乱しながらへとへとになって寝かしつけまで終えても、子どもが夜泣したり途中で起きてきたりと一人集中できる時間はなかなか取れず…

「勉強したい」
「本が読みたい」
「挑戦したい」

心の中で積もるフラストレーションに苛まれて、
息子と接する日中の顔にも眉間にシワが刻まれてしまったり。

そんな日があったとしても、隙間時間に打ち込める「何か」が
わかっていれば、叶えたい夢を忘れずに諦めずにほんの1ミリずつでも
進んでいけるように思うのです。

と言うか、そう信じてやっています。

「子どもとの時間を大切にしたい」
「自分の気持ちもないがしろにしたくない」

限られた時間の中で孤高奮闘するパパ・ママたちが、家庭と自己実現の両立を達成しやすい世の中になりますように!

私も日々試行錯誤しつつ楽しく頑張りたいと思います☺

貴重な時間を使って最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。










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