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3.今のところ落ち着いた、おうち英語の方針(2歳4か月)

2歳2か月からゆるゆるとおうち英語を始め、2か月目にしてようやく落ち着いてきた方針についてお話しします。
方法については次回の記事にまとめる予定です☺

ロールモデルにしたいお二人


方針と方法の前提として、まず
英語とどのような関係を築いていってほしいか?を明確にしようと
ロールモデルを探してみました。

結果、「早い段階(小学生頃)から英語をツールに、自分の好きなことを追求したり活躍している」二人の方の英語習得方法を
参考にさせてもらうことにしました。

廣津留(ひろつる)すみれさん
(大分の公立高校から現役でハーバード大学に進学したことで当時話題になり、現在にいたるまで益々活躍の幅を広げている方。)と、

大分市出身のバイオリニスト。12歳で九州交響楽団と共演、高校在学中にNY・カーネギーホールにてソロデビュー。ハーバード大学(学士課程)卒業、ジュリアード音楽院(修士課程)修了。ニューヨークで音楽コンサルティング会社を起業。
Sumire Hirotsuru About

富所颯太(とどころ そうた)くん です。
(英語教室や海外経験がなくご両親も英語が苦手の中、おうち英語のみで5歳で英検2級、10歳で1級に合格。現在「世界中に友達をつくりたい」という夢を掲げて三兄弟でYouTubeやInstagramアカウントを運営。)

以前からこのブログでも何度も紹介しているスーパーキッズの富所颯太くん。
先日、なんと10歳で「英検1級」に合格 しました!!!
ワールド・ファミリー広報室ブログ/【衝撃】10歳で超難関の英検1級に合格!コロナ休校中の過ごし方とは?/東京都国分寺市の英語スーパーキッズ 富所颯太(とどころ そうた)くん

お二人の年齢が異なることから現在の状況や活躍の様子は種類が異なりますが、幼少期から英語に親しみ、好きなことや目標のためにツールとして英語を活用している点は共通しています。

廣津留すみれさんに関しては、お母様の廣津留真理さんの著書を通じて、
富所颯太くんに関しては、アメリカ人のYouTube番組で英語習得法についてインタビューを受けている動画を夫から紹介されて知ることとなりました。

英語教育の経験・実績がないおうち英語初心者(私です…)こそ守破離しゅはりだと思い、まずは先を歩かれている方たちの試行錯誤のエッセンスを必死に参考にさせていただいています。

おうち英語の方針


廣津留すみれさんと富所颯太くんの例を参考にしながら、
私が勝手に三つに整理した我が家の方針です↓

  1. 楽しく・細く・長く2000時間

  2. 飽きる1分前にやめる、試さない

  3. 他言語の使用も遠慮なく(こちらは完全なオリジナル)

具体的にどういうことなのか、続けて書いていきます。

1.楽しく・細く・長く2000時間

「2000時間」。既におうち英語について調べ実践されている方であれば、目にされたことのある方が多いかもしれません。

2000時間とは、子どもが言語をアウトプットできるようになるまでにかかるインプットの時間のことです。

富所三兄弟も0歳からのユーザーである、おうち英語の教材で有名なディズニー英語システム(通称DWE)のアドバイザーの方から無料体験の際に教わりました。

ネット上では「2000時間に根拠はあるのか?」といった議論が行われているのを見かけましたが、私の場合は以下の理由で「2000時間」論を採用することにしました。

  • 息子が「いきなりすごく日本語を喋るようになった」と感じた時期と2000時間論が大体合っていた。

  • 語学習得に「細く・長く・楽しく」は私の中では必要なモットーで、
    中でも「長く」の一つの目安が具体的な数字で存在してくれていると
    自分のモチベーションになる。

2.飽きる1分前にやめる、試さない

こちらもどこかで読んだことがあるような…?という方がいらっしゃると思います。

  • 飽きる1分前にやめる

飽きるサインを捉えたら、完全に飽きる1分前にリビング学習を止めるのが理想です。突然始まり、突然終わったら、子どもはリビング学習に苦手意識を持つ間もなく学力が伸ばせるようになります。
『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子どもを育てる』廣津留真理 より抜粋
  • 試さない

間違いをいちいち正したり、「〇〇ちゃん、これはナニ?」と試したりすると、雰囲気がテストっぽくなって子どもはリラックスできなくなり、たちまちやる気を失ってしまいます。繰り返しますが、和訳はしません。
『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子どもを育てる』廣津留真理 より抜粋

先述の廣津留すみれさんのお母さまでいらっしゃる、廣津留真理さんのお考えです。

英語教育について情報収集を始めて最初に出会った本が、廣津留真理さんの著書『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子どもを育てる』でした。

タイトルだけ見ると、やはり本は売れないといけないので、これでもかとパワーワードが並ぶインパクトの強さに手を引いてしまう方も少なくないかもしれません💦

「子どもに小さい頃から勉強を強いたり、思いきり遊ぶ時間すら与えてあげないなんてことはしたくない」
そう思っている方ほど手に取らないタイトルですよね。笑
私もそう思っている一人です。

ただ育児本に関しては、著者の意向はそうでなくても、より多くの人の関心を引き手に渡るように、出版社・編集者のフィルターを経てタイトルが少々強めになっていることが多々あります。

なので一旦軽く触ってみて、じっくり読みたい本とそうでない本に分けるようにしています。廣津留真理さんの著書はまさに前者で、私の家庭教育の方針は廣津留家のものをベースに組ませていただくほど参考になりました。


3.他言語の使用も遠慮なく(オリジナル)

こちらは我が家のオリジナルですが、参考にした論文を一部抜粋してご紹介します。

…野生児の言語習得の研究によれば、6.5歳で救出された児は完全に言語を習得できたが、8歳で救出された児は9年間の特訓にもかかわらず習得した言葉は50語に過ぎず、11~13歳で救出された児は少数の言葉しか習得しなかったと報告されている。従って完全なbilingualになれる言語能力習得の臨界期は5-6歳と考えられる。…
p.25『脳科学から見た効果的他言語習得のコツ』植村研一
◆英語とスペイン語を習得した日本語母語話者(多言語群)は、英語を習得した日本人(二 言語群)と比較して、新たな言語の習得時の脳活動が活発になることを発見しました。
◆三言語以上の習得経験を持つ多言語群の方が、二言語群より新たな言語の獲得に有利であ ることが、脳活動から初めて実証されました。
◆日本の英語教育で特にリスニングに苦手意識を持つ人が多い中、多言語の音声に触れなが ら自然に習得することの重要性が明らかとなりました。
p.1『外国語習得の脳科学的効用 ~多言語の方が二言語より脳活動が活発~』発表のポイント
酒井 邦嘉・梅島 奎立・鈴木 堅史

これらの文献から、

  • 二言語より三言語以上の習得経験がある方が新しい言語を習得しやすい

  • 学習方法はとりわけ音声に触れるやり方が効果的

  • 母語と同じ感覚で使用できるような習得が可能なのは5~6歳ごろまで

と理解しました。
(二つ目の参考文献、引用部分は日本語で書かれた発表のための資料から抜粋していますので論文本体が読みたい方はこちらをご参照ください。)

今回おうち英語について調べ始めるまで、「もう私たち30うん歳だし臨界期過ぎてるし笑」と思い、乳幼児の言語習得について具体的に調べてこなかった夫婦でした。

よって何の知識も根拠もなく、「英語の環境をつくり過ぎたら日本語がおろそかに…?」「三言語以上の刺激を与えたら混乱を招くのでは?!」なんてよくありそうな心配をしてもやついていたのです。(杞憂でした)

調べるうちに前述のようなことがわかってきたので、お互い趣味や仕事で学んでいる別の言語(夫:フランス語、私:韓国語・中国語)を息子の前で
控えることはやめました。

別の言語の音楽を気軽に流したり歌ったり、絵本を借りてきてみたりと
英語や日本語に遠慮することなく楽しんでいます。

まだ始めて間もないので、息子は私の韓国語の熱唱@浴室を不思議そうに見てきたり、韓国語絵本のおじいさんのセリフをワンフレーズ真似てケラケラ笑っているだけですが…

また、ご関心を持ってくださる方がいらっしゃるようでしたら
他の言語に対する息子の反応についても書いてみようかと思います。

終わりに

最後まで読んでくださりありがとうございます🌼
貴重なお時間を使ってくださり、恐れ多くもとても嬉しいです。

次回は、おうち英語の具体的な方法についてまとめてみようと思います!
ご縁がありましたら、またぜひ遊びにいらしてください☺

ちゃこ


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