見出し画像

損したくない気持ちをうまく活かそう

人は何かを得る(得する)よりも失う(損する)ことを嫌うらしい。これは「損失回避性」と呼ばれていて、その感情の差は2.25倍にもなるのだそう。

確かに私にも心当たりがある。損したくない気持ちは人一倍強い気もするし、母もそんな感じだったので、こりゃ遺伝だな...と何度思ったことか。

なので当然「リスクを避けたい」という気持ちはあるし、基本的に慎重派でもある。けれどこの損失回避性は“使いよう”だと思っていて、損したくない=現状維持志向というわけでもない

ということで、今日は「損したくない気持ち」をうまく活かすメリットを考えてみたいと思う。

■チャンスを掴める

私には「チャンスが見える」という感覚がある。これは別にスピ系の話ではなく、目の前に現れたできごとに「あっ、これは逃しちゃダメなやつだな?」というアンテナが働くということ。

これはやっぱり、損失回避性によるものだと思っている。

「挑戦するのが怖い」「現状を変えたくない」という気持ちよりも「この機会を逃すと絶対損するんじゃない…!?」という、一種の"恐怖心"がいつも私を動かす。だから、反射的にすぐに飛びついてしまうところがある。

仕事だったり、恋愛だったり、一人旅だったり、その他もろもろ。見えたチャンスには全て手を出してきたし、それで一度も後悔したことはない。これは胸を張れることなのかも。(唯一後悔したのはお酒の失敗のみ)

何を「損失」と思うかで、行動は180度変わる。現状ではなく「挑戦しなかったことで失うもの」の方に目を向けると、きっと全く違う風景が見えてくる。積極的に"もったいないことになるかも!"と思っていい。

■粘り強くなる

昨日noteを300日継続したと書いたように、これもまた、損をしたくないという気持ちがモチベーションになっている。

つまり、簡単に言えば「ここまで続けたのに、今更新が止まったら超もったいない!」という、意地のようなものである。

この意地は、いい方向に活かせばすごく強力な味方になってくれる。例えばダイエットなら「せっかく頑張ってここまで痩せたのに、今ケーキを食べたら…!」という抑止力になるように。

ただし悪い方向に発揮されると、単なる頑固者になったり、ずるずると良くない状態を続けたりしてしまうので、その点には要注意。

■より良いものを手にできる

損したくないという気持ちは、日々の生活の中でも「リサーチ」に情熱を向けさせる。

分かりやすいのが買い物。Amazonでも楽天でもヨドバシでも、最安値や最短で届くお店を探したりする。あるいは、数々のサービスでもどれが自分にとってベストなのかを吟味する。転職先を選ぶにも、きちんと比較検討を欠かさない。

こうやって自然と情報収集力が磨かれ、より良いものを選択できるようになるのだと思う。

「損したくない」というと、現状維持志向とか、あるいはがめついイメージもあるかもしれない。けれど、どんな感情も"使いよう"。上手にコントロールすれば武器にもなるので、こんな向き合い方もアリだと思っている。

それでは、また明日。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。よろしければ「スキ」やSNSでシェアしていただけると、とっても嬉しいです! いただいたサポートは書籍購入など、今後のnoteに活かすために使いたいと思います。