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【最新】コロンビア代表メンバー紹介 2022カタールW杯南米予選 ベネズエラ・チリ戦編


1週間後に迫ったW杯南米予選にむけて、24人のコロンビア代表メンバーが本日発表されました。相変わらずおっそい発表です。

今回はビデオでの発表。

そのメンバーですが、ほとんど予想通りと言っていいのではないでしょうか。特に大きなサプライズはありませんでした。主に昨年のコパ アメリカ、年末の親善試合のメンバーを引き継いでいます。

<例のコロさんのおかげでメンバーに変更がありました。10月7日メンバー一覧に修正をしました。その他の項目は変更以前のメンバーを参考にした記事となります。>

メンバー一覧

GK

ダビド・オスピナ David Ospina – ナポリ (ITA🇮🇹)
所属クラブでのコロさん蔓延により移動制限、代表離脱。
エデル・チャウクス Eder Chaux − アメリカ(COL🇨🇴)
カミロ・バルガス Camilo Vargas – アトラス (MEX🇲🇽)
アルバロ・モンテロ Álvaro Montero – トリマ (COL🇨🇴)
アルデル・キンタナ Aldair Quintana – ナシオナル (COL🇨🇴)

DF

ステファン・メディナ Stefan Medina – モンテレイ (MEX🇲🇽)
フアン・クアドラード Juan Guillermo Cuadrado – ユベントス (ITA🇮🇹)
→アリアスに変わってMF登録に
ジェリー・ミナ Yerry Mina – エバートン (ING🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)
ダビンソン・サンチェス Dávinson Sánchez – トッテナム (ING🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)
ジェイソン・ムリージョ Jeison Murillo – セルタ (ESP🇪🇸)
ジョン・ルクミ Jhon Lucumí – ヘンク (BEL🇧🇪)
フランク・ファブラ Frank Fabra – ボカ・ジュニアーズ (ARG🇦🇷)
ホアン・モイカ Johan Mojica – アタランタ (ITA🇮🇹)

MF

マテウス・ウリベ Matheus Uribe – ポルト (POR🇵🇹)
感染者との接触疑いで隔離中
ビクトル・カンティージョ Víctor Cantillo – コリンチャンズ (BRA🇧🇷)
ホルマン・カンプサノ Jorman Campuzano – ボカ・ジュニアーズ (ARG🇦🇷)
ウィルマー・バリオス Wílmar Barrios – ゼニト (RUS🇷🇺)
ジェフェルソン・レルマ Jéfferson Lerma – ボーンマス (ING🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)
ジャイロ・モレノ Yairo Moreno – レオン (MEX🇲🇽)
先週末の試合で怪我、離脱
サンティアゴ・アリアス Santiago Arias - レバークーゼン(ALE🇩🇪)
スティーブン・アルザテ Steven Alzate - ブライトン (ING🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)

FW

ハメス・ロドリゲス James Rodríguez – エバートン (ING🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)
アルフレド・モレロス Alfredo Morelos – レンジャーズ (ESC🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿)
ラダメル・ファルカオ Radamel Falcao García – ガラタサライ (TUR🇹🇷)
ドゥバン・サパタ Duván Zapata – アタランタ (ITA🇮🇹)
ルイス・ムリエル Luis Fernando Muriel – アタランタ (ITA🇮🇹)
ルイス・ディアス Luis Díaz – ポルト (POR🇵🇹)
感染者との接触疑いで隔離中
ジョン・コルドバ Jhon Córdoba – ヘルタベルリン (ALE🇩🇪)


まずはGKから見ていきましょうか。

ダビド・オスピナ(32)

言わずとしれた代表の顔。所属のナポリでは、若い才能アレックス・メレットと激しいポジション争いを繰り広げている。老け顔のせいで、みんなに「オスピナ爺さんもそろそろ引退かなあ」とか思われているが、いまだ32歳のピチピチGK。この顔でクアドラードより若いってのは完全に罠だ。

カミロ・バルガス(31)

代表には2012年からずっと呼ばれ続けているが、出場は6試合(全て親善試合)に留まる不憫な第二GK。それもこれもオスピナのせいだ。全部オスピナが悪い。今年はアメリカ大陸最高峰リーグであるリーガMX(諸説あり)挑戦2年目となった。チームの成績はパッとしないもののバルガスは安定したパフォーマンスを続けている。最後の出場は昨年3月の日本戦で、見事クリーンシートを達成した。

アルバロ・モンテロ(25)

コロンビア国内リーグからの選出1人目。2018年のトリマ移籍後に才能が爆発。W杯後に代表招集され始め、今や常連顔となった。コパ・アメリカでは公式戦出場も果たしていて、現時点でバルガスより序列は上だろう。好調を続けるデポルテス・トリマの原動力となっている。はよ国外移籍してくれ。

アルデル・キンタナ(26)

国内リーグからの選出2人目。ナシオナルでは第二GKに甘んじているが、これで代表には4度目の召集となりケイロスにはかなり気に入られている様子。この年代ではモンテロが頭ひとつ抜けた感じがあるが、是非とも喰らい付いてポスト・オスピナ戦争の主役になって欲しい。

GK編雑感

昨年呼ばれていたアメリカ・デ・カリのエデル・チャウクス(Eder Chaux)は選外となったが直近のパフォーマンスがかなり悪いので、まあ順当。私が密かに期待している🇦🇷バンフィエルドのアルボレダも召集外だが、こちらはリーグが始まってないのでしょうがない。先発はもちろんオスピナだろう。実力でも経験値でも他3人のGKとは一線を画す。フィールドプレーヤーを削ってまで、GKを4人呼んだというのはケイロスがポスト・オスピナを真剣に考えている証拠だ。


続いてディフェンダーです。

ステファン・メディナ(28)

右サイドバックのスタメン争いでついにサンティアゴ・アリアスに勝ったかと思うと、実に感慨深い(もちろんクアドラードという刺客がいるが)。めちゃくちゃアンチが多くて可哀想だがケイロスの信頼は厚いようだ。私はめっちゃ応援してるよ♡
しっかし代表選手が7人もいるモンテレイすごいな。

フアン・クアドラード(32)

ユベントスでの魔改造の結果ついにDF登録で呼ばれてしまったクアドラさん。ボールに触りたい、ビルドアップに参加したいタイプなので、代表では結局DFラインまで下がってくることが多いが、どうだろう。アリアスが呼ばれなかったことで、どちらか1試合はDFで試されるかもしれない。空中戦で殴られないことを祈る。

ジェリー・ミナ(26)

好調エバートンでマイケル・キーンと鉄壁CBコンビを組む。今シーズンは空中戦、地上戦、パスとも安定し充実したシーズンになりそうだ。チームメイトのハメスのCKを、最高到達点5m(たしか)のヘッドでブチ込む姿を見たい。あとダンスも見たい。

ダビンソン・サンチェス(24)

こちらがコロンビア最高市場価値男である。微減したとはいえ€48Mを超える選手はしばらくは出てこないだろう。まだ本調子といった感じはないが、やはりこのレベルのDFがいるのは心強い。奥さんのダニエラさんのお腹には赤ちゃんがいるらしく、私も早くコロンビア最高市場価値赤ちゃんに転生したい。

ジェイソン・ムリージョ(28)

今回の召集の一つの目玉はムリージョの復帰かもしれない。昨年末の親善試合に呼ばれ、勢いそのままにローン先のセルタで充実のシーズンを送った。シーズン後に移籍でゴタゴタしていたが、結局セルタに戻ったみたいだ。前回W杯予選では主役だった男の大復活が見たい。ミナにもサンチェスにもあんなフィードは蹴れないぞ。

ジョン・ルクミ(22)

デポルティボ・カリの最高傑作(となってくれ!)。ベルギーリーグ3年目もカルロス・クエスタ(Carlos Cuesta)とのコロンビアCBコンビでスタメンを張り続ける。長短正確に蹴り分けるパス技術がある。そろそろ実戦投入してもいいんじゃないでしょうかねえ?ケイロスさん??

フランク・ファブラ(29)

ロシアW杯前の怪我で疎遠になっていたベテランが久しぶりの公式戦召集。リベルタドーレス杯グループステージ突破を決めたボカから選出された。再開後はいまいちパッとしないが、久しぶりに掴んだチャンスでテシージョとの違いをアピールできるか。足元に自信ありありなので相手ボックス内でアシスト、シュートと仕事ができる。

ホアン・モイカ(28)

今夏、コロンビア人の巣窟ことアタランタに加入し注目を集めたカリ出身のLSB。ロシアW杯はフル出場したが、その後は怪我に苦しみ代表離脱。こちらも久しぶりの公式戦復帰となる。アタランタ加入後の試合出場はほとんどないが、スペインでのプレシーズンでは結果を残した。

てか、君のプロフィールなんで拾い画みたいな画質なん??

DF雑感

サンティアゴ・アリアス(Santiago Arias)とウィリアム・テシージョ(William Tesillo)の選外は少し意外だったかもしれない。アリアスは出場機会こそ減っていたもの調子は悪くなさそうだった。ここまでサイドバックに守備力を求めてきたケイロス監督だが、専業SBを使ってサイドアタックを活性化させたいと考えている可能性がある。その答えが「クアドラードRSB計画」なのかは疑問が残るが。テシージョはクラブでCBばかりやっているので、それで外されたのかな。もしくはコパ・アメリカでのPK失敗をケイロスが根に持っている可能性もある。だとしたら.... 流石に忘れてやれ。


え〜続きまして〜ミッドフィルダ〜ミッドフィルダ〜

マテウス・ウリベ(29)

いつの間にか代表になくてはならない存在になったカラテ・キッド。19/20シーズンはポルトの中心選手としてリーガとカップの2冠に貢献。クラブと同じく左インサイドハーフでの出場が予想される。ボックストゥボックス、全ての局面で仕事ができる。昨年私が「もっと対人に強くなれ」と言ったらホントに強くなった。

ホルマン・カンプサノ(24)

ボカから二人目の選出はこちら。昨年親善ベネズエラ戦で代表初キャップを記録した。ボカでは再開後からスタメンを奪取、調子はかなり良さそう。リベルタ杯を見た感じでは、対人とインターセプトのうまいバリオスタイプのDMFという印象なんですが、どうなんですか?ボカ・インチャの皆さん?教えてください。

ウィルマー・バリオス(26)

欧州移籍一年目でチームの中心となりロシア・プレミアリーグを制覇。バリオスタイプの元ボカ戦士。彼が中盤の底に入る形が一番安心して見ていられる。昨年のコパ・アメリカでは自由気ままにフラフラする代表の中盤を一人で管理し、過労死寸前だった。その後ケイロス宅にはコロンビア労働局のガサ入れがあったらしい。

ジェフェルソン・レルマ(25)

チームはチャンピオンシップに降格となったが、依然力強いパフォーマンスを見せている。得点もあげて調子が良さそう。足が長い。試合中に8回くらいは「うわ〜足なげ〜な〜」と思う。今はアンカーとしてバリオスに次ぐ二番手だが、個人的にはバリオスとツーボランチもありだと思う。そうすりゃバリオス過労死ルートから脱出できるんだがなあ。

ジャイロ・モレノ(25)

私の個人的一押し選手。前回召集時はクアドラードと全く同じ髪型で登場し、コロンビア国民を混乱の渦に陥れた。クラブでは左SBとして活躍しているが、今回はMF登録で招集された。狭いスペースでのドリブルとパス供給が武器。サイドでも真ん中でもプレーできる。公式戦出場はまだないが、終盤での切り札的投入もあるかも。

スティーブン・アルザテ(22)

ロンドン生まれのコロンビア人MF。最後の親善試合エクアドル戦では90分プレーして次世代を担うパサーとしての片鱗を見せた。今シーズンはプレミアを戦うブライトンの先発に定着し、スピードやフィジカルに成長した姿をアピールしている。メディア受けしそうな顔。そしてなんか不思議なアクセント。

MF編雑感

ハメスやルイス・ディアスはFW登録。その他で今回選出外となったのはエドウィン・カルドナ(Edwin Cardona)やフアン・キンテーロ(Juan Fernando Quintero)だろうか。私はカルドナが(特にあのサッカー選手っぽくない立ち姿が)好きなので是非呼ばれて欲しかったが、「ボカから誰か」となったときにカンプサノを試してみようとなったのかもしれない。キンテーロは中国行きが難航し現在所属クラブ未定の無職男なので、これは仕方ない。

正直ケイロス監督がどのような編成でいくかわからないが、もし親善試合通りの中盤3枚なら、アンカーはバリオスでほぼ確定。左のウリベも固いとして、右に誰が入るだろうか。普段はクアドラードがプレーするこの位置だが、順当に行けばレルマ。調子のいいアルザテがサプライズ抜擢されるかもしれない。

たしかにクアドラードが一枚下がると、中盤にイジリがいが出てくる。クアドラードの前にハメスを置くという必殺奥義も繰り出せるぞ!
(R.I.Pバリオス)



はーい、これで最後ですね。FW編ここから!

ハメス・ロドリゲス(29)

コロンビアの国力というのは、ハメスの活躍具合と正の相関にあるので、エバートンで大復活したのは本当に喜ばしいニュースである。ハメスがゴールすれば、人々は笑顔になり、経済は回り、治安は改善し、コーヒーの国際価格は暴騰する。FW登録になったのは、実はMFの仕事を一ミリもしてないことが遂にバレたからであろう。

アルフレド・モレロス(24)

昨シーズンはレンジャーズでゴールを量産、圧倒的な活躍を見せた純正センターフォワード。ずっと(フランス/セリエへの)移籍の噂があるが、ジェラード監督が抱きついて離さないので実現には至っていない。推進力のあるドリブル、パンチ力のあるシュートから「バッファロー」という愛称がついている。

ラダメル・ファルカオ(34)

帰ってきた「El Tigre」。昨シーズンは怪我がちだったこともあり、不本意な成績に終わったが、今シーズンは4試合で3得点と上々の滑り出し。モレロス、サパタ、ムリエルとCF争いは激しいが、大事な公式戦なので先発はチーム最年長のファルカオおじさんでいくのではないかと、私は予想する。

ドゥバン・サパタ(29)

19/20サッカーの顔と言ってもいいんじゃないですか?レバンドフスキ、ロナウドに匹敵する活躍だったと、何かしらのデータも言っていることですし。しかしこのレベルのFWがスタメンになれるかどうかわからないってのは贅沢な話ですなあ〜。昨年コパでは与えられた出場時間でしっかり結果を残した。ムリエルとのアタランタコンビも見てみたいね。
我らがアメリカ・デ・カリ出身。

ルイス・ムリエル(29)

代表には長いこと(断続的に)呼ばれているが、未だ結果らしい結果を残せてはいない。チームメイトとの相性が悪いのか、緊張してるのか。ケイロス監督は、サパタ、モイカのアタランタ勢と同時出場させて「ホーム感」みたいなのを演出してあげて欲しい。実力は申し分ないんだから。私は、ムリエルの、笑顔が、みたいんだ!!

ルイス・ディアス(23)

昨シーズンはポルトで50試合に出場、14ゴールをあげた。その運動量とスピードはチーム内でも特別でケイロス・コロンビアを支える。髪の毛が多いときの方が調子が良いという言い伝えがあり、どのような髪型で姿を表すのか注目が集まる。18歳まで本格的なサッカー教育を受けなかったというエピソードも話題になった。(詳しくは北澤豊雄さんの記事参照

FW編雑感

召集が期待されていたものの選外となったのは、ロヘル・マルティネス(Roger Martinez)サントス・ボレ(Santos Borré) ジョン・コルドバ(Jhon Córdoba) ルイス・スアレス( Luis Suárez)あたりだろうか。マルティネスは怪我もあり調子が上がっていない。他3名はしっかり所属クラブで結果を残していて、特にこれといった落選理由は見つからない。シンプルにアタッカーが飽和状態というだけだろう。強いていうならば、GKを一人外してストライカー(おそらくボレ)を呼んでもよかったかもしれない。ただし、どうせ2試合しかないので、そんなに呼んでも仕方ないというのもある。

どういう布陣でいくだろうか。

ハメスの右は既定路線。真ん中は先発ファルカオ、後半途中にサパタ投入が安心安全な気がする。サパタは10分で結果を残せる男だ。どうせハメスがフラフラするだろうから、左は守備に戻れる選手ということでルイス・ディアスでいいと思う。ハメスが先発しないなら、もっといろいろ選択肢はあるけど、コロンビアは結局ハメスのチームなのでしょうがない。彼の調子がいいのがせめてもの救いか。


その他雑感

全体的に、特に大きなサプライズのない順当な選出となった。ネットの反応を見る限りボレを推す声が大きいが、GKが4人だったことでFWにシワ寄せが来た結果の落選だと思う。しかしボカから2名選ばれて、リーベルが0名というのは抗争を招きかねないので、ケイロス氏に於かれてはもっと配慮して欲しい。

とにかく練習試合なしで臨む公式戦。ゲームプランに大きな変更はないと思われたが、クアドラードDF登録によって一気にきな臭くなった。クアドラード本人はSB経験が豊富とはいえ、ぶっつけ本番でやれるものだろうか?左SBファブラ、右SBクアドラードとなればかなり攻撃的な布陣になる。そしてバリオスが過労で倒れる未来も見える。

コロンビア国内リーグからの選出はGKが2名だけと、わかってはいたが実に悲しい結果となった。たしかにリーグ再開は遅かったが、アルゼンチン、メキシコからは選ばれているので言い訳はできない。残念。いい選手はいるにはいるが、やっぱり欧州組とは大きな差がある。



初戦vsベネズエラ

初戦のベネズエラ戦は10月9日 6時30分(コロンビア時間)キックオフです。コロンビア代表の本拠地「エスタディオ・メトロポリターノ・バランキージャ」での試合となります。

コロンビア代表のホーム開催試合は通常 午後3時30分開始が普通ですが、今回は無観客であることや、他会場と時間を合わせるためにナイトゲームになったようです。


先発予想

それでは最後に私の先発予想でも置いておきますかね。

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予想というよりも希望ですね。当たったらエンパナーダ奢ってください。


以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました!!!!

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