見出し画像

『薬膳茶カフェセラピー』ご報告①

4月から杉並区西荻窪駅から徒歩4分のカフェなどのシェアスペースで、『薬膳茶カフェセラピー』を月2回開催しています。

今回は、この3か月間のご来店者様のようすと私なりの感想を綴ります。
読んでくださっている方々に何らかの参考になれば、好いなと思っております。

『五臓養生薬膳茶ブレンド』

4月より今までは五臓を養生するための薬膳茶ブレンド、『五臓養生薬膳茶ブレンド』の5種類から選んでいただき、お出ししています。
最初に簡単なチェック用紙で、体調などをうかがいながら、どのお茶にするのか決めます。
味のお好みがある方もいらっしゃいます。例えば、ミントや丁子(クローブ)が苦手な方もいらっしゃいますから、会話をしながら進めていきます。



平日のカフェということで女性の来店者が多いです。年代別の特徴は以下です。

30代女性

漢方、薬膳茶にご興味のある女性・・・40代以上を想定していましたが、30代の子育て中のお母さんが意外と興味をもっていらっしゃいます。子育て中で自分に向き合えない生活の中で、いろいろとストレスをかかえていらしたり、元々弱い五臓がおありだけれど、忙しさで自分のケアができない若いお母さん方の様子がうかがえました。

確かに自分を振り返ると、30代、40代と子育て真っ最中のときは、自分の食事も適当に生活していたので、40代になったときに、そのことの影響が出始めたと思います。子どもたちの食事は毎食つくるのですが、味見ながら作って、はいできたわよ~!となるともう自分のお腹がいっぱいで、食事中は食べさせるのにやっとで自分は粗食だったなぁ~という思い出です。
30代までは、無理ができる身体ですが、40代からは、食生活、生活習慣の影響がすぐに出てくる、というのが人の身体なのでしょう。

40代女性

この年代は、病名がついて治療中、という女性もいらっしゃいます。
カフェにご来店できる体調であるので、仕事なども持ちながら、通院されていらっしゃる方々。お話をしないと病気をかかえていらっしゃるようには見受けられないくらいです。
医療が進んでいるので、手術等の対処はされているのですが、それまでと同じ生活をしていては、再発や、他の病名が付くこともありますから、お話をうががいながらどのような生活習慣の改善ができるのか、提案させていただきます。

50代女性

この年齢ですと、病名もついたことはなく、ただ慢性的な症状・・・頭痛、皮膚のトラブル等 を対処しながら生活されている方もいらっしゃいますし、一度大病されて、現在も定期的に通院をして投薬を受けながら元気そうに生活をされている方の割合も増えてきます。
お話をうかがうと、それまでいろいろな症状に悩まされた様子がわかります。
カフェにいらっしゃれるというのは元気になられている証拠ですが、それでも投薬は手放せないというのが現実です。

60代、70代男女

カフェにいらっしゃるこの年代の方々は、概して元気な活動的な方々です。
しかしながら、健康に関しては、慢性的なものとお付き合いしていらっしゃる方がほどんどですね。
全く、健康です!とおっしゃる方もたまにいらっしゃるのですが、話をうかがうと、このくらいの症状のうちに薬膳茶や食薬で対処した方が良いということは1つ2つ出てきます。意外と、ご本人があまり重く受け止めていないことが多いのです。
多いのが、皮膚トラブル、軽いリュウマチのような状態、膝がつけない、不整脈のような症状がある、難聴ぎみ、など。気のエネルギーが大きい方々なので、病気のサインなんて気にならずに活動されているように感じます。

以上が、7月時点での、『薬膳茶セラピーカフェ』近況報告。

大病をしたけれど予後のいい方というのは、投薬や治療に頼るだけでなく、自分でも生活の改善をしたり、自分に合った漢方薬を取り入れたりしている人です、と言っても過言ではないでしょう。
癌患者さんの術後にある漢方薬を処方した方が予後が確実に良いとうエビデンスもあり多くの医師が投薬しています(六君子湯 等)。食欲が出て体の元気が戻るからです。術後に大腸を動かすために大建中湯を使うのも一般化されつつあります。
ですから、病気をされた方も、その後の生活で、健康に戻る方向に向かえますし、逆に、現状で出されているサインに気が付かない人は病名がつき、後々煩わしい治療、通院、入院、という生活に突入してしまします。

皆さんにお伝えしたいことは、1日5分でも、お茶を飲みながら、自分の心身に向き合う時間をつくって、発せられているサインに気が付いていただきたい、ということです。5分向き合えば何かしらの気づきがあるはずです。
そのお手伝いに必ずなりますから、お時間をみつけて是非『薬膳茶セラピーカフェ』へ❣お待ちしています❣

今回は年代別体調の報告会でしたが、
つぎは 肝養生茶、心養生茶、脾養生茶、肺養生茶、腎養生茶 の特徴などをお知らせしますね。


中央線又は総武線 西荻窪駅 南口徒歩4分 
東京都杉並区西荻南3-6-2 ことビル1F


『薬膳茶・漢方カウンセリング』


漢方ラボチャカラティーズでは、カウンセリングを通して体質をみきわめ、その方に合った薬膳茶、漢方薬、健康食品等、生活習慣の見直し等のご提案を行っております。


ラジオでも『薬膳茶セラピーカフェ』のお話をしています。
よろしかったら聴いてくださいね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?