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何気ない日常に気付きを

パンデミックにより、旅という日常が消えた。この2年間、実家でのんびりと暮らしている。森の散歩から始まり、読書で終える毎日だ。

何気ない日常である。何気ない日常は退屈だと思っていた。刺激的な毎日ばかり求めていた。しかし、何気ない日常こそ、素晴らしいことであり、おもしろさが詰まっている。

朝の散歩コースは、幼少期から見慣れた景色。だけど、1秒たりとも同じ景色ではない。風の心地よさ、冬の厳しさ、虫のうるささ、動物たちの愛くるしさ…

何気ない日常は、さまざまな要素が重なり合い、なるべくして成立している奇跡だ。

家族だってそう。いまだに、僕の知らなかった家族の一面がある。あちこち旅してばかりの家族だけど、こうして家でゆったりとした時間を過ごすものいいものだ。

何気ない日常って特別なんだ。

目の前のありふれた日常に目を向けるだけで、こんなにも幸せな世界があったとは。なんとなく楽しい人生を送ってきたけれど、楽しさを支えていた日常はこんなにも美しく、特別だったなんて。

何気ない日常での気付き、それは周りへの感謝と小さな幸せ。

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