心配される生活
ふらふらと生活している。
森の散歩から始まり、読書で終える毎日。20代にして、老後のような落ち着いた時間の連続である。定職につかず、かといってフリーランスとして多くの収入があるわけでもない。けれど、やっぱり毎日が楽しい。バラエティ番組に腹を抱えて笑い、友人と長電話して、夜は映画や読書を嗜む。
大学を卒業してはや2年、気付けばスローライフを確立している自分。
あんなことやこんなことを後回しにして、その時の感情にまかせて考え、行動していると、日は沈んでしまう。かといって、僕は自分に激あまショートケーキ人間なので、自分をせめることもない。むしろ、「こんな自分、サイコー」とすら思っている。
一方で、なぜか周りから心配されることも多い。「将来大丈夫?」と。してくれることはありがたい。けれど、僕はその考えが心配である。
将来のことなんてよくわからない。そもそも、将来とはいつのことか?明日のこと?来月のこと?はたまた10年後のこと?
誰がこんな世の中になるなんて予想しただろうか。新型コロナウイルスが猛威を振るう世の中を。
「将来」なんてわかるわけがない。大丈夫かもしれないし、大丈夫じゃないかもしれない。そもそも、生きていない可能性だってある。何もわからないのだから、心配のしようがないのだ。
周りから心配されようがされまいが、僕はその時にベストな時間を過ごす。これだけは、これまでもこれからも変わらないことだ。
将来的に、周りの「心配」がどう変化していくのか、楽しみでならない。
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