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マイニングの報酬は早い者勝ちだけじゃない!?


今日は、マイニングのシステムを勉強している中で出てきた、「コンセンサスアルゴリズム」について調べてみました!

コンセンサスアルゴリズムって何?

マイニングによって報酬をもらえる権利をどうやって決めるかというルールのことです。コインによっていろいろなルールがあり、それに沿って誰が承認するかを決めています。

◼️ Pow(プルーフ・オブ・ワーク)
早い者勝ちのルールです。ブロックの暗号を一番早く解いた人が報酬を受け取れる。そのため、PCの性能が高い方が有利になります。
Powを採用しているコイン:ビットコイン・ライトコイン・イーサリアムなど

◼️ Pos(プルーフ・オブ・ステーク)
コインをたくさん保有している人、それをロックしている人が承認作業に選ばれやすい。(※ロックとは預けているコインを一定期間移動させないこと)
あらかじめ選ばれる人が限定されるので、決まるのが早く、送信時間の短縮になる。多くのコインで採用されている

◼️ DPos(デリケート・プルーフ・オブ・ステーク)
仮想通貨の保有量に応じて、投票権がもらえて、投票によってブロックの承認者を選出する方法。これも承認者が限定されるので決まるのが早く、送信時間の短縮になる。
DPosを採用しているコイン:コスモス・ポルカドット・カルダノなど

◼️ Dol(プルーフ・オブ・インポータンス)
取引の頻度や保有量によって承認作業に選ばれやすい。
Dolを採用しているコイン:NEM(マイニングのことをハーベストと呼んでいる)

マイニングがないコインもある

・リップル(XRP)
・ステラ(XLM)など

なぜマイニングがないのか?
リップルのコインは全て発行済みなので、承認してコインの新規発行をするマイニング作業は必要ないのです。

すでに発行済みではありますが、全体の約6割を発行元のRipple社が保有して、少しずつ市場に売り流しています。

どうやって承認作業をしているのか?
XRPではPoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)というコンセンサス・アルゴリズム(承認方法)が採用されています。

※海外ではRPCA(Ripple Protocol Consensus Algorithm)と呼ぶ

このPoCでは、バリデータ=UNL(ユニークノードリスト)と呼ばれる、投票で選ばれた特定の人・企業が承認作業を行ないます。

※バリデータは金融機関をはじめとする信用力のある組織である

バリデータの80%以上が取引を承認することで取引が成立し、台帳にトランザクションデータが記録されます。

メリット
・承認する人や企業が限られているので、素早く承認できる
・膨大な電力を消費するマイニングを必要としないので省エネである

デメリット
・30個の団体・企業がバリデータとしてデータの承認作業を行っているので「この権力を信用しなければならない」
・承認作業をする団体、企業が30個ほどと限られているので中央集権的なモデルである

Chaiメモ

マイニングは「早い者勝ち!」というイメージでしたが、実はいろんな種類があったのですね!

また、マイニングがないコインがあるというのはとても混乱しました…。ブロックチェーンの技術とコインの関係にはマイニングが必須だと思っていました。

そもそもマイニングとは、”承認作業をして新規発行したコインがもらえる”というシステムなので、「新規でコインが発行されない=マイニングではない」という解釈になるのだと思います。

今回もまた仮想通貨に関する知識が深まりました!

私が勉強しているCOIN CATSチャンネルはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=8RsulEXeYDo&t=803s

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