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心がうごく理由は危機感だけじゃない

大好きな同期がシェアしてくれた文章を読んで、最近ちょっと自分の中で忘れかけていた感覚を思い出すことができた。
彼がシェアしてくれた「Lobsterr」というマガジンから毎週月曜に届くニュースレターの、今週の一節。


同期が紹介してくれた文章がこちら。
読んでみて、みんなどう思うだろう?

”Small Is Beautiful
文化としてのスモールビジネス
今週、よく行っていたサンドイッチ屋さんが閉店した。ひとりの若い女性が切り盛りしているコッペパンサンドが売りの小さなお店で、自宅からオフィスに自転車で向かう途中にあることもあり、ここ半年くらい週2回ほどそこで朝ごはんを買うのが習慣になっていた。2週間に一回くらい出る新作サンドイッチが気になりつつも、毎回決まって定番のタマゴサンドか鯖サンド、あと、大事なプレゼンがある日の朝は験担ぎでカツサンドを買ったりしていた(閉店前日もちょうどプレゼンがあり、いつも通りカツサンドを買い、前回のプレゼンが成功したことの感謝を初めて伝えることができた)。
手作りのサンドイッチはどれも一捻りの隠し味があってとても美味しく、朝はドリンクをサービスしてくれるので「コスパがいい」と最初は思っていた。しかしよく考えてみると、ぼくがそのお店に通っていたいちばんの理由は、コンビニやカフェチェーン大手ではなく、地域に根付いたつくり手の顔が見えるスモールビジネスをサポートしたいという気持ちが強かったからかもしれない。
あなたのお気に入りのカフェやショップはどんなお店だろうか? あなたの行きつけのレストランやバーはどうだろうか? 心地よい空間や雰囲気、パーソナルなサービス、あるいはそこでしか食べられない一品を思い浮かべるかもしれない。おそらく、多くの人はそのお店のオーナーのこだわりやそこで働くスタッフの顔が思い浮かんだのではないか。そして、それらのお店の多くはスモールビジネスなのだろう想像する。
ほっと一息つけて人間観察が楽しいコーヒー屋、いつも笑顔で迎えてくれる小料理屋、店主の美意識とスタッフのセンスが感じられる本屋、季節の美味しいものを食べて幸せな気分に浸れるビストロ、ときには笑わせてくれて、ときには深く考えるきっかけをくれる映画館。これらの場所はぼくたちの生活に文化を届けてくれて、喜びと彩りを与えてくれる。そして、自分の生活と、自分が暮らす生活圏を結びつけてくれるコミュニティハブ的な大切な存在でもある。”

この文章を読んで私が何を思い出したかというと、
人の心って、なにかのすばらしさに感動した時、気づけたとき動くんだってこと。

最近の私は今の「危機的状況」をみつめて、
何かを失う不安や悲しさを、危機感を訴えてきた。
「こうしないと、なくなってしまう」と。

でも、それで気づけることってそんなに多くない。

声を上げることは意味がある。それは間違いない。
だから、声はあげ続ける。
ただ、それが悲しみの叫びじゃなくて、
幸せの叫びでもいいんじゃないかって。
「こんなに素晴らしいんだ、かけがえがないんだ」って
大切なものたちの素晴らしさを届けることも、自分のできることかなって思ってきた。

ということで、私は毎日おいしいごはんを食べられるというしあわせを、ちっぽけだけど私の心を満たすのには十分なしあわせを、明日からも毎日発信していく。

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