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青空が違う

日本とカナダの距離は約7,500キロ。

私は大学3年生で、いまはカナダ西海岸の小さな田舎町に留学をしている。日本に大好きな同い年の彼氏を残して。付き合って5ヶ月、2ヶ月目でカナダに渡ったから遠距離恋愛をしている期間の方が長くなった。

離れて初めて気づいたことがたくさんある。私たちは同じ空の下にいると言っても、青空は違う。このタイトルは彼が好きだと言った曲からとった。彼と連絡をとったり、いちばん大事な存在だと思うことが当たり前になりつつある。けれど私も彼も見ているものが今は全く違う。彼はこんな状況の中でも就職活動を頑張っているし、私も毎日英語に必死に向き合っている。

本当は半年後に会う約束をしていたけれど、年内の海外旅行の望みは薄いだろうから次に会うのは最後に会った日から約1年後。会えないのは苦しい。まだ私たちは若いから特にハードだ。彼は私が帰国してからする楽しいことをたくさん約束してくれていて、嬉しいと同時に確信がない約束が増えていくというのは少し切なくなってしまう。

遠距離恋愛を通して学んでいるのは 彼のことがやっぱり大好きだという気持ち 相手のことを尊重すること 大好きだから相手のしたいことや気持ちを優先すること。たかが大学生の恋かもしれないけれど留学だけでは学べないことをたくさん経験しているのだと思う。




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