さすが!
あれほど夢中になっていたテニスだが最近全くしていない。
誰か誘って。
これも2006年のブログ(加筆修正あり)
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テニスにはまっている。
4年程前にネパールの縫製工場の社長さんに誘われて、早朝テニスに参加したのがきっかけで病み付きになり、薄紙を重ねるがごとく、少しずつ上手になっているつもりなのだけれど、3歩進んで2歩さがりたまに5歩くらいさがっている自分に気付いたりして愕然とする。たまに妙にうまくプレーできたりして幸せを噛み締めたりするのだけれど、10回に9回は砂を噛むような気持ちでプレーをしている。
先週の日曜日は10回に1回の日だった。
サーブは入るし、ストロークは調子いい、ボレーも決まる。
ただ、ダブルスで組んだ先輩の調子がいつになく悪く、本人も首をかしげながらプレーをしていて、次第にいらいらがつのっているのがひしひしと伝わってくる。
「ドンマイ」とか「ナイスチャレンジ!」と声をかけ、なんとか盛り上げようとするも調子はあがらない。
あるポイントで先輩の前にイージーボールがあがった。
見事にスマッシュを決める先輩。
「さすがですね!」
笑顔で声をかけたのだけれど、なんだか様子がおかしい。
時間差で自分の発した言葉が脳内に届く。
「さすがに決めましたね」
いいわけの言葉も思いつかず、そのまま静かにプレーを続けた。
試合に負けたことはいうまでもない。
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