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「人に教えるの苦手」 と 思っている人へ

あまり笑顔がなくて、おとなしい印象を持たれるという社員からの相談です。

この5月から新入社員のOJT担当になった。
新しい環境、新しく参画してくる人との接し方に迷う。

新人OJTのスケジュールを立てた上司や先輩と共に進めてはいるが、
「新人の彼は、仕事を理解しているのか」
「私のことを信用しているのか」
「反発する態度を感じた時は、不満があるのかな」など
色んなことを考えてしまう。

相談者さんは、入社3年目。
ゼッタイに自分にOJT担当の話は来ないと思い込んでいたところ、
とうとう新人の指導役をすることになってしまったそうです。

去年、同期がOJT指導を任されているのを見て
「好感が持てて、そこそこ優秀で、面白い人」
こんな人物が抜擢されるものという先入観もあったようです。

「私の説明で伝わるかな」
「ミスの指摘が一番対応に悩む」
常にこんなことが頭にの中に湧いてくる

このような思い悩みを語ってくれました。

内向的な人は、新人指導に適していないのだろうか

内向的な人の多くは、人と接触することに苦手意識があります。

普段、自分から「話しかける」よりも、周りから「話しかけられる」ことで
会話が始まることが多いからでしょうか。

10の会話の機会があったとしたら、何回自分発信の会話ですかね?
私の想像ですが、1、2回程度、もしくは0回の可能性もありそうです。

これは、日常的に「受け身」でいて、自分発信で近寄ることをしてなかったからといえます。

自然とそうなった結果かもしれませんが、「自分発信の経験」が不足していることで、苦手意識を生んでしまっているのです。

先に出てきた同僚の方「好感が持てて、そこそこ優秀で、面白い人」に、私は会ったことがあります。

いつも場を盛り上げるような明るい人柄でもないですし、どちらかというと物静か。

周りが「そこそこ優秀で面白い人」と感じているのは、発想が柔軟で、素直に感じたことを言うから。
失敗しても前向きなところも、上司や先輩、お客様からも信頼を得ている理由だと思います。

明朗快活な人受けが良い印象の人物しか、新人指導ができないというのは
偏った考え方です。

仕事を知っている人が、知らない人に教える。
新人が仕事ができるように指導していく。

極端な話、この役割が果たせる人であれば、
誰でもいいとも言えませんか?

相談者さんのように、「自分には人を教えることなんて向いていない」と考えないで、
初めは、「経験不足を補う機会」と思って挑戦してほしいです。

新人に仕事を教えようと思ったら、初めの1カ月は「あなた発信で」新人に働きかけるしかありません。

仕事をする環境を整え、作法やルールを教え、やったことが正しくできているかチェック・・・

作法やルールを教えるのであれば、あなたがお手本となって「やってみせる」こともあるでしょう。

自分から挨拶したり、尋ねたり、上司や先輩に相談したり、説明したり、資料を渡しに行ったり、時には失敗した姿を見せたり・・

なかなかハードな局面にも遭遇することが予想されます。
しかし、この強制的に与えられた仕事の機会は、あなたが成長する転機になる可能性も含んでいるのです。

OJTの担当になって、あなたが損すること得ること

/圧倒的に不足していた「自分発信」
/お手本となって「やってみせる」

この2点をやっていくと、あなたにどんなことが起こるか、考えてみましょう。

「自分発信」で人とかかわったことで、これまで10の受け身だった姿勢が
5対5くらいになっていないですか?
それって、苦手だと思っていたことだけど、できるように変わていると言えます。

また、新人のお手本となって「やってみせた」こともそうです。
曖昧な覚え方をしていては、質問されても相手が納得する言葉で説明できない。

事前に調べたり、勉強して、新人が理解しやすいよう説明の準備をしたはずです。

「人に教えること」は、すでにできることを見直して
弱いところを補う絶好の「学びなおし」の機会なのです。

人に教えながら、うまく説明できなかったら、矛盾があるということです。疑問に思ったところや、そもそもその作業自体に問題を感じたところは、課題として上司や先輩に共有するフックにもなるのです。

プレイヤーとしての仕事を削って、OJT担当として新人に仕事を教えることは、面倒だったり、自分にはできないという人がいますが、
実は「教えること」を通して、あなたが人に教えるスキルを成長させるトレーニングの時間でもあり、

気負わず、避けて通らず、

従来の仕事と同じように、自分の頑張りで何とか出来る範囲のことを、きちんとこなせばいいのです。

人に教えることに苦手意識があったかもしれませんが、
OJT担当の役割が終わるころには、必ず仕事の能力が向上しているはずです。

そうして培った教える力は、一生役立つ能力だということを覚えておいてください。

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OJT担当になった相談者さんは、「説明した後に、新人の理解の程度をつかむために、もう少し丁寧に確認していく方法を考えたい」ということだったので、現時点で悩んでいることを書き出して整理しました。

あなたも「自分に合った方法を見つけたい」と感じているなら、私と一緒にやってみませんか?

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