見出し画像

「人の心は見えないもの」だから

6月にすゑひろがりずの南條さんに
双子の女の子が誕生しました。

このことを中川家の剛さんがご自身の育児体験と重ねて
ラジオで語っていました。
「ほんま、分からんと思うけど大変やねんで〜」と。

2人の赤ちゃんをお風呂に入れる
入れ方って想像できますか?

剛さんも双子のお子さんがいらして、

初めは
1人ずつ湯船に入れて、体を洗って
脱衣所で体拭いて、産着を着せて、と
やってたそうですが

だんだん面倒になって、
そのうち両腕に赤ちゃんを一人づつ抱いて湯船に入り、
湯船の中で剛さんが体をゆすって入ってたそうです。
(ここ、めっちゃ笑うところです。そんなんで、体洗えるの(笑)!?)

そして、2人子供が乗るバギーでの移動。

駅に着くと、駅のホームまでバギーを押すのを
手伝ってくれる人が必ずいて、
サラリーマンの人が声がかかるのを待つように居てくれたと。
「手伝いましょうか」と言ってくれたものだ、
と嬉しかった、ありがたかったそうです。

これは「ベビーカーを押すのを手伝う」ことを
「いいですか?」「いいですよ」と
お互いに了承して受け取ったケース。

人の役に立った気持ちと
感謝の気持ちがそこに介在しています。

しかし、そうでないケースもある。
これはお互いに後味が悪い話。

ある初老の男性が
マンションの住人で
ベビーカーを押しているご婦人に
「手伝いましょうか」と声をかけたところ
「いいです」と断られたことが社説に載っていました。

「断られた」まではよくある状況なのですが、数日後
マンションの掲示板に「迷惑行為」として
張り紙がされていたのを見て、
その男性はとてもショックを受けたと
胸の内を語っていました。

その男性はご自身が前職学校の先生で
安心して任せてくださいとそのご婦人に
話をしたそうなのですが、そのことが
必要以上に干渉されているような印象を
与えてしまったのでしょう。

私なりに想像してみると
マンションの住人との距離、
そのご婦人はそこまで介入して欲しくない
気持ちがあった。

その男性がどういう表情で、どんな口調で、
話しかけられて手伝おうとされたのか。

それを受け取ったご婦人は、
「いや、ちょっといいかなぁ…
深入りせんといて欲しい…」と
いう感情が湧いてきたんじゃないでしょうか。

男性としては世の中の子育て世代の大変さ、
ご自身の教師生活を通して知っている
子供を相手にすることの大変さ、
よく理解されているから、
「何か力になりたい、力になれることがあるはず。」
そう思って接した。

ですが断られ、張り紙にまで発展してしまった・・・

ここには、
・手伝おうとした男性の心
・この人に手伝って欲しいと感じなかった婦人の心
があります。

マンションの住人に手伝ってもらうのは
抵抗がある気持ちは共感できる面もある。

駅ではじめて顔合わせた人に
手伝ってもらうのと訳が違う。

また会うかもしれないし、何度も手伝ってもらうのも気が引ける。
生活に介入されるのも嫌なものだ。

ここまでの話を夕食のときに話題にしたら
とても身近に似た被害に合った人がいた。

私の夫だ。

駅でベビーカーをしている人がいたので
「手伝いましょうか」
と声をかけたら
「いいです」と、
きれいに断られたと言う。

その後、遅れて私がやってきて、
「手伝いましょうか」
と言ったら、その人は
「はい」と言って手伝ってもらってた。
と苦笑しながら昔話を聞かせてくれました。

この話もベビーカーを押している人の気持ちを想像すると
「手伝いましょうか」と言うセリフや態度などを総合して、
むすっとしたおっさん(夫)よりも
今すぐにでも手伝ってくれそうな女性(私)の方が
「お願いします」と言いやすかったのだろうか・・・と
私は結論づけています。(いいように解釈しすぎか・・)

人を手伝う時、
私たちはその手伝いたい状況に出くわして
「大変そう、大丈夫かな」
そう思って声をかけます。

それを受け取る側は
人と身なり、声のトーン、雰囲気、年齢性別
それらの情報を受け取って
「心を許すか(お願いする)」か、「扉を閉ざす(断る)」か
を判断して反応します。

ですが、外側の情報だけでは本心は分からない。

だから、

言った側は、どんな結果になろうと気にしてはいけないし、
言われた側は、引き受けてもいいし断っても良い。

これは日々、生活する中で人と接するとき全般にいえることです。

断られたからって、「世知辛い世の中になった。昔は~」などと嘆くこともないです。『困った人を助けてあげられる人格でいる』ことが大事だと私は思っています。人は素直に助けを受け取れない状況のときもあるのです。再び同じ人に出会っても、私は過去とのことなど忘れて、同じように声を掛けますし、スルーされても気にしない。

去り際に「じゃ、気を付けて」「無理しないで」と気遣う言葉を添えられたらベスト。お互い、悪い気しないじゃないですか。

人の心は外から見えないものだから、
こちらから働きかけないと知ることができない。

頑張り過ぎ・ガマン体質の状況になっているとき、
人の気持ちを見よう、見よう、と意識しすぎている気がします。

あなたはどうですか?もし考えすぎゾーンにハマっていたら
引き算思考の作り方に来て、そこから楽になってみませんか?

---------------------------------
スキしてくれたら、楽しい画像がでます。何が出るかお楽しみに!