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小4娘が学校に行きたくないと涙。学校に行かせるために親ができること。

昨晩、脱衣所で髪を乾かしていると娘の鳴き声とその話し相手をする主人の声が漏れ聞こえた。

主人「そんなん、お父ちゃんでも無理や。先生でも無理。お前ができんでも自分を責めることちゃう」云々・・・

どうやら学校の話し合いの時間で娘が議長に。場が騒然としてしまい「みんな座って」と言っても誰も聞き入れてくれなかったそうで、「私なんて…」と自信を無くし、「明日学校にに行きたくない」と布団をかぶってしまった。

そもそも娘のクラスは日々問題が起きる集団で、担任の先生が手を焼いているのを夕食の時間に聞かされていた。

4人、人の上げ足を取る、場の読めない男子がいて、団体行動を大きく混乱させることが起こる。

そんな集団の議長を務めるのだから、当然、口々に言いたいことを言い放ち騒がしいだけの場になったのは想像できる。

主人は「そんなんで学校休むな!」と強引登校を主張していましたが、私はちょっと違う対応を考えていました。

◆その場でやること:とにかく話を聞く

布団に潜り込んで泣きわめく娘を見て、1対1でどんなことを感じているのか、話したいことを聞くだけ聞きます。

体が小さくて人前で話すのがそんなに得意でない娘が、よくあんな言いたい放題の子どもたち相手にファシリテートしたな、とそれだけで花丸💮

明日休むでいいよと、まず寝るように誘導します。

一番やってはいけないことは、「休むな」とか「そんな小さなことでくよくよして」と大人の価値観でアドバイスしてしまうこと。なぜなら、言われた側は、身近な親にまできつく言われたことがプラスされ、さらに重荷を背負うことになるからです。

◆翌日:絶対に昨晩のことに触れない、通常通りの朝食を

のっそり起きてきた娘。いつも通り朝食を取り、新聞を郵便受けに取りに行って、4コマ漫画ののちゃんを読んで登校班に合流していました。

私は内心、学校を休むのかなと思いつつ、朝食を一緒に摂りましたが、本人は普段と何も変わらぬ様子。

本当に行きたくなかったら「今日、休んでいい?」と自分から言います。それを信じて、じっと様子見をします。

ちょっと危なかったのは、下の子が「お姉ちゃん学校休むんでしょ?」と余計な一言をもらす可能性。それだけは避けることができない…

ですが、今回の件については余計な一言をもらすことなく、事なきを得ました。

◆心の傷が”かすり傷”のうちに、自然治癒が大事

冷たい言い方かもしれませんが、小学生になったら親が教室まで付いていく訳にはいきませんから、トラブルに遭遇したら大なり小なり自分で対処していく術を学んでいくしかありません。

ですが、親はあれこれ口を出したくもなりますし、手助けできるところは介入したくもなります。

それでも、ケガをするとか、人の道を踏み外すようなところまで行っていなければ、親は「見守る」スタンスで。アドバイスしたとしても最終選択は子どもにさせたいところです。そうでないと傷が癒えることなく大人になっても引きずってしまうということも覚えておいて欲しいです。