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チャガタイ中野
2020年9月28日 09:50
連続岐路エッセイその③ 卒業後は上京するつもりだという話をしたら、北九州で何となく演劇をしながら暮らしていた一人の先輩が「俺も東京に行って芝居しようと思ってたんだよ」と言ってきた。じゃあ節約のためにも向こうで同居しようかという流れで話は進んでいった。この先輩が木村である。 木村は特別芝居が上手いというタイプではなかったが、ハートが強く恥じらいのないぶっ飛んだ演技が出来る稀有な役者で、彼だった