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クオリティについて

プロジェクトでも、イベントでも、事業開発でも商品開発でも、何でもかんでも。何かを成そうとするとき、クオリティというのは、この図のように常に下へ下へと下がろうとするものです。なので、その下がろうとする強大な力に対して誰かしらが抗わないといけないわけです。

僕のようなアウトプットを仕事とするクリエーターは、その役割を担うことが多いですが、チーム作り・企画・進行管理・予算管理・情報伝達などありとあらゆる場面でも同様の作用が起こります。だからこそ関わる全員がこの図を思い浮かべて、クオリティの低下を防ぐべく、必死にひもを引っ張らないといい結果は生まれません。

ただ最近、チームで仕事をする機会が増え、多くの人たちと関わるようになって、「クオリティの善し悪しを判断できない人」や「クオリティの上げ方が分からない人」が結構多いんじゃないのかと感じています。丁寧に育成されないまま、仕事の機会だけが与えられて、見よう見まねで何とかやってきたんだろうと思います。サボってる訳じゃないし、頑張ってるし、やる気もあるし、ポテンシャルもある。だからこそ、もったいないし、気の毒だし、申し訳ないなと。ちなみに、これは若い人に限ったことではないです。ベテラン勢もなかなかヤバい状況だと思っています。

解決策はたったひとつ。いい仕事をきちんと見せてあげること、それしか思いつきません。「何となく」でいい仕事ができる人はこの世に存在しません。腰を据えて、丁寧に、着実に、根気強く、粘り強く、真剣に仕事に取り組んではじめて、人は成長するのだと思います。僕もそろそろ人を育てる側になってきているので、育成面でも頑張らないといけないかなと思ったりしています。大人として、ぼく自身も背中の強化をサボらずにやります。

ところで、スパルタ式で訓練された世代なので、いま時のやり方が分かりません、まったく。詳しい人教えてください。パワハラしたくないです。

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