見出し画像

HAPPYになるお金の使い方

 最近お金の使い方について悩む機会が多くなりました。
近年物価も上昇し続けるわりに給料は上がらないような状況なので、
ほとんどの日本人はお金について悩んでいるのかもしれません。

 今回の記事ではお金を稼ぐ云々という話ではなく、
お金の使い方についてあくまで私個人の経験談ですが書いていこうと思います。(大変申し訳ないけど少々愚痴っぽくなってしまうかもです💦)

私のお金に対する基本的な姿勢としては、
まず節約できる部分は可能な限り節約、使うべき時使いたいものにはドーンと惜しみなく使う。
稼ぐのは大事だけど最低限生活と使いたいものに使えるくらいの金額が稼げれば十分で、必要以上に稼ぐために体を壊したり家族との時間を犠牲にしてまでは稼がない。
また、仮に人が困っていてどうしてもお金が必要な場合は、自身の負担にならない範囲で援助する。


といった考えです。

 
幸い現状では概ね上記のような状態が達成できております。
ただ、今回の本題として最近最も悩ましいのが目次1の「お金は若いうち(私は30代半ばです)からでも、自分たちに必要なお金を差し置いてでも、親や親戚その他困っている人を助けるために使うべきか」です。


お金は自分自身だけでなく人のために使うべきか

 最近最も悩んでいることです。
と言いますのは、私の母(父の方は他界)はまだ年金をもらうまであと数年かかりますが、2年ほど前に祖母の介護で仕事を退職しており、その後はずっと仕事はせず家にいて祖母の遺してくれたお金で生活している現状です。
そして、一度仕事を退職してしまったので、もう働きたくないと申していたのがこの間のお盆帰省時でのことでした。

 祖母からはそれなりの額を引き継いでいたはずですが、あと1年ともたないであろうということでした。そこで足りなくなったら私に助けてほしいと言われているのです。ただし母自身は働きたくないけれど。

 これに対し、私はすぐその場で母に
「いや、生活費足りなくなったら最低限働けるうちは働かないといかんでしょ」と言いました。
母は働くということが昔から好きではありません。
私が知る限りでは正規雇用だったのは結婚前までで、結婚後は最大でも年収150万円に届くかどうか、というパート収入が精いっぱいでした。
そしてちょっと多めに働いてしまうと、少々腰が弱く度々ギックリ腰になって動けなくなったりしてました。その度卵粥とかよく作っていたかな~懐かしい。

なので、父の死別以降私個人としては学生時にはなるべく授業料免除の特待生になるとか、20歳で働くようになってからは家にお金を入れるようにしました。(このあたりはどこの家でも当たり前のようなことだと思うんですが、少なくとも実家から出て一人暮らしするとかいう選択肢が20代も後半まで取れませんでした。私の稼ぎが少ないせいでもあるのですが)

私には一人弟がいて弟も働くようになってからは、ようやく私も実家を離れるという選択肢が取れるようになりました。
実家離れて早数年経ちますけど、一応私にもパートナーなる存在はいまして(だけど持病の為アルバイト勤務程度)
私がだいたいの生活費稼いでいるという現状なんですが、
それでいて母のお盆でのひとこと。

「ウ~ン。病気やその他働けない事情があってならともかくとして、働けるなら働こうよ、最初から当てにされてもちょっと困るなぁ~💦」

って思ってしまったわけです。
親でしかもひとり親ならば、援助すべきなんだろうか。
すでに実家を離れてそれぞれでそれなりにやってきたけれど。

これは誰かに相談すべき案件とは思っていなくて、自分自身がどうしたいかによるんだと思うんです。

私個人としては、生活費足りなくなりそうだけど、でも働きたくない(働ける状態ではあるけど)、お金を工面してほしいというのはどうにも母のわがままに思えてならなかったし、
私自身が重荷だと感じているので少々冷たくあしらってしまったのです。

 また今度会った時、このあたりの考え方の違いはよく話合わないといけないよね、きっと。
お互いに考え方のすれ違いがあるのだろうと思う。

 これがもし、母がなんらかの形で働くことが難しい状況であれば、
迷うことはないんだろうなぁ。
親子という関係で、しかも母子家庭ならなおさら母親は大切にっていうのが一般論としてあると思うし、私もずっとそう思ってきました。

 だけど、どうなんだろう。
過去に母は親戚たちが困っている時にお金を相当額工面したことが何度もあり、(それについては私自身も巻き込まれていて)
さらに最近では弟たちが家建てるからって、これも相当額工面していてその結果現状お金が生活費すら足りるか足りないかって状況になりかけてる。

 そのつけを私が支払わなければならないのだろうか。
というところに納得がいってないんだと思う。
上記のような親戚や身近な人が困っている時にお金を工面してあげるってことは、傍からみれば立派な行いかもしれません。
が、結果自身の生活費が足りるかどうかって状況に、年金もらえる老後を迎える前になってしまい、そのしわ寄せを娘である私が請け負うってのはどうにも不公平にしか思えないんです。
私は別にどこぞの貴族でもなければ、おくりびとでもないというのに。


 

ロミオの青い空脚本(下)の書き下ろしを例に

 
 唐突にロミオの青い空の話題を出してしまうのですが、
主人公ロミオの親友で元貴族のアルフレドの、貴族時代を描いた書き下ろしのお話「アディーナ・アルマヴィーラ」が脚本集下巻にありまして、そこに父のビットリオの行いが描かれております。※以下ネタバレご注意。

ビットリオは大変立派な父で、戦争時にはイタリア国王の父君の命を砲弾から守り、マルティーニ家の証である勲章にその行いの栄誉を称え十字の傷をつけてもらったというエピソードが有名です。

アディーナ・アルマヴィーラにはその後ビットリオが貧しい人々のために診療所を建てて定期的に訪れ、人々からも大変感謝されておりました。
しかも人々からは診察代をいただいておりません。大変ご立派だと思います。その診療所の医者の給料は、自身の絵画や骨董品を売ったりして、貴族でありながらも家族そろってつましい暮らしをしているとのことでした。
それはイタリアピエモンテ州の貴族の間でも最もお金がないなどと揶揄されているほどでした。
けれども息子アルフレドはそんな父ビットリオを誇りに思っていました。
以下は引用です。このお話の主人公アディーナの父アルマヴィーラ侯爵が診療所に訪れ、アルフレドに言った言葉です。父ビットリオは素晴らしいと言った上でのこの一言がひっかかります。

アルマヴィーラ侯爵「だが、実際に、その理想を貫くのは簡単なことではない。きみの叔父上………マウリツィオが、父上のやり方を快く思っていないという噂もある。それに………父上は金銭的にも、様々な困難におそわれることになろうな………」

ロミオの青い空 脚本集(下) アディーナ・アルマヴィーラ

アルフレドは聡明とはいえこの当時11歳~12歳。まだまだ先の話ですが………
この話、現状の私と母のことかと思ったのです。
母はかつて親戚が困っているときにかなりの額を工面し(それも1度でなく何度も、それに私自身もかなり巻き込まれました💦)
その間自身と私自身も比較的つましい暮らしをしてきたほうです。

そうして現状自身の生活していくお金をどうするかと言っている。

人が困っている時に助けてあげられるっていうのは素晴らしいことだと思うし、理想ではあります。
ただ、それは、自身を省みないでさらにはその子供たちの代までその理想を貫くというのは、確かに容易ではないです。
というか、実際に私自身は母の理想像に困っています。

お金の使い方としては素晴らしいでしょう。
生活に困っている人を助ける。実際助けなければ親戚は家を失っていた。

だけど、、、それは助けるといってもどこまでなんだろう。
自身の生活もままならないようじゃ、やり過ぎだと私は思います。

災害での寄付金や巷の募金とかにも同じことが言えますが、
そうして本当に困っている人の為に自身のお金を差し出せるっていいお金の使い方だと思うんです。
ただそれは、あくまで自身の可能な、生活に困らないくらいの範囲でやるべきってのが私の考えで。母は違うみたいなんですが。
私はもう学生時から20年近く、何度も何度も母に進言してきました。
「自身の生活費が足りなくなるまでお金を工面してやるな」と。
言い続けてたけど………案の定、言った通りになりました。


ちなみにロミオの青い空の話に戻りますが、
ビットリオはその後マルティーニ家の財産を狙う弟たち、マウリツィオとグラゼーラに殺されてしまいます。
子どもたちが事前にその危険性を察知し、ビットリオ達に知らせたのにもかかわらず、です。
ビットリオ曰く「マウリツィオたちがまさか………そんなことを」
妻のパトリシアも「何か聞き間違えたのね、心配しなくていいのよ。おじ様たちを信じましょう」って。
私はこの一連の流れと、私自身の長い間の経験から、こののんきすぎるアルフレドのご両親が作中最も好きでないのです。アルフレド、ビアンカという立派な子たちを育てた両親ですから、悪く言うのはよくありませんが、これは紛れもなく私の本音です。
もちろん一番悪いのは陥れたマウリツィオ夫妻ですけれど。

結局ご両親は殺され、2人だけの兄妹となったアルフレドとビアンカ。
その後妹ビアンカを養う費用の為、煙突掃除夫として自身を売るアルフレド。そこではロミオはじめ黒い兄弟という素晴らしい仲間が出来、みんなにとっての英雄となり希望となるも結果的に病を患いわずか12歳で死去する。

 アルフレドが死んでしまった原因の発端は、私はご両親にもあるんだと思ってます。

 人を助けるのにお金を使う、助けられたほうにとっては有難いこと。
だけど、助けるほうは理想ばかり追いかけていても、今度は自身が破滅することになるんです。

これらの経験を本来自身のことにお金を使うべき10台後半~30代前半までに経験してしまったことにより、私自身はお金の使い方について非常に考えさせられることとなりました。

私の今のところの結論として

・お金は基本的に自分の為に使う。
・人が困っていても、自身が破滅してまで助けない。

ものすごく当たり前のことだと思うんですけれどどうなんでしょう。
少なくとも「一生遊んでも使いきれないほどお金が有り余っている貴族」とか、特別稼いでいてよほど余裕がある人でもない限り、
お金は自分自身の為に使うのがいいという結論です。
(特に比較的若い時期、20~30代に例え親や親戚だろうが人のお金まで工面してあげる必要はありません。そんなことしてたら自身の人生が生きられなくなり破滅します。現に私自身もそうなりかけてる………)


自分のために使うHAPPYなお金の使い方

 散々どうしようもない話題が続きましたが最後に、私が現在いいお金の使い方ってこうじゃないかな?って思う使い方を書きます。

 最近一番高い買い物で10万超えするルンバを買いました。
弟たちが今月末新築が建つってことで、新築祝いの品として猫を飼うけど共働きで忙しいからっていうので。

 あれ?自分の為の使い道とか書いてるのに人のための使い方ですかね?

私は誰かのためのプレゼントって、結局人のためっていうよりも自分がうれしいからそうしてるって側面が強いんじゃないかと思ってます。

今年5月にはディ〇ニーシーへ行きました。母の日のプレゼントとして母とともにです。
チケットもホテルも新幹線もほぼ私持ちで。
シーへ行くのは長年の母たっての希望で、初めてのことでした。
私は何度か行っていますが、アトラクション周り方よくわからずとも楽しめたようで。

これも半分は自分のため。そうしたいからそうしてる。
母は生活費が~どうのこうのいってますが、私はそれに苦悩してるここ数年ですが、旅行は母の日には毎年行くことになってるんです。
お金関係で一度疎遠になりかけた母との、大事な機会なので特別なんです。


あとは、最近ほんとに自分のためってことで一番いいお金の使い方だったな~っていうのが「ロミオの青い空交流会」↓交流会について、公式HP

「ロミオの青い空交流会」とはロミオの青い空のファンによるファンのための交流を目的としたアマチュアイベントです!
なんと放映28周年経っても毎年開催されています。
作品人気の高さがうかがえますね!

それで私はこのイベントスタッフに、今年3月にならせていただいたばかりだったのですが、事前会場見学会やら漫画描くやら初めてのことばかりでしたがすべてがすごく楽しくて。
会場は東京だったのですが、そのために事前見学会のために交通費払うのも全然苦ではなく。むしろ準備万端でした。
ロミオの青い空にハマってから私は毎日のようにファンアートなんて描いたりしていまして
↓先日描いたロミオとお母さんのジェシカの絵

ソノーニョ村、叱られてしょぼくれてたロミオをサポートする母ジェシカ

まだそんなに絵描きとしてうまくはありませんが、それでもこの2年ほぼ毎日描いててその他グッズとかも集めたり、ミュージカルも観劇に行ったりするほどハマってしまいました。
そうして交流会なるものの存在を知り何度か足を運ぶうちに、
いつの間にかイベントスタッフまでなってしまったのです。

私は基本キャラグッズなんてお金かけませんがロミオは別で、
先ほど引用した脚本集は今ではプレ値ですが1万そこそこくらいの値のうちになんとか思い切って購入してしまって、読んでよかった作品のひとつです。
その他ロミ空関連グッズもすべてお絵描きに役だったり、持ってるだけでアゲアゲアイテムで(職場用バッグもミュージカルのバッグでピッコロマスコット付き)これとても大事なことですよ。

この物語、脚本集書きおろし含め色々と考えさせられることが多いのです。

母ジェシカは物語1話冒頭でこう言っておりますが………
「お金(パン)なんかなくったって家族が元気(笑顔)ならいいって、いつもいってるのに………」
どうなんでしょう。お金、現代で貨幣経済の中、お金がなくても家族が元気で笑顔習って言いきれますか?
私はちなみに無理です(;´∀`)

え?お金なんかなくたって家族が幸せ?そんなのまやかしですよ。
そうだったら病気の父ロベルトを助けるために、人買いルイニに息子ロミオを売ったりしなくてはならないのはお金があれば回避できたわけで。

 児童向けアニメとは言え、テーマが普遍的でほんとに色々と刺さります。


話が途中脱線しましたが、この章のまとめとして

お金は自分のために使うならグッズとか”モノ”に使うのも大事(持ってるだけで気分が上がるもの限定)ですが、
どちらかというと”経験”にお金使うほうがずっと大事なのでは?て思っています。経験は一生の思い出。自身の血肉となる財産だからです。
現代でよく言う「自己投資」ってやつでしょうかね。

最後ロミオの話ばっかりになりましたが、ロミオの青い空交流会での経験はどれも一生の思い出だし、経験値になるし、素敵な仲間までできるしで社会人となって何年も経ってこんな経験できるなんて思いませんでした。

この出会いも冒頭1章のような不遇な経験がなければ、そもそもロミオの青い空という作品自体にここまでハマっていないと思うと皮肉なものです。

でも、なんだかこの記事書いてて頭がすっきりしてきました。
思いを文章や絵にして表現するっていいものですね。

 いいと思うお金の使い方については他にもいくつもあるんですが、
(最近は知り合いに格安¥1000でエステとかしてもらってて悩み相談したりして調整日作ってます、これも自己投資としてとてもいい使い道と思う)

今日はお金について無駄に長くなったのでこのあたりで失礼します。

これからも、何か悩んだり迷ったりしたら絵や文章で表現していくんだろうな。
お金について迷ってもなかなか人には相談できないけど、こうして今後も紋章とか書いて頭をすっきりさせようか。もしかしたらどなたかの参考になるかもしれませんね、ある程度リスクはあるかもだけど。
(ちなみにネット上でよくあるネットビジネスの変なDMとかは全てお断りしてますので悪しからず)

ここまでお読みくださった方、どうもありがとうございました。

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?