新年の目標を立てて行動に移すコツ①
2023年が終わろうとしています。今年の初めに立てた目標はなんでしたか?達成できたでしょうか?
もしかしたら目標を立てたのに、はじめの行動すらとれなかった…
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
行動を取れていなくても自分を責める必要はありません。行動できなかった理由は、性格の問題でも能力の問題でもなく、やり方が間違っていたからです。
行動に移すコツを押さえて、目標に向かう行動に着手できる自分と出会いましょう!
「はじめに取るべき行動」を決める
目標は抽象的な表現で言語化しても良いのですが、目標を立てて終わりだと、なかなか行動に移せません。
行動に移すためには「はじめに取るべき行動」を決めておきましょう。
目標を立てた日が、目標に対するモチベーションが一番高い状態です。その日を逃すと、どんどんモチベーションは下がっていきます。
目標立てた日に合わせてはじめに取るべき行動を考えておくと、成功確率が上がります。
取るべき行動は「死人テスト」と「具体性テスト」をクリアさせた表現に変える
「行動」の定義は何でしょうか?
行動分析学では「行動」を「死人テスト」と「具体性テスト」をクリアしたものと定義づけています。
次に取るべき行動を言葉にするとき「死人テスト」と「具体性テスト」に通しておくと、何の行動を取れば良いのかイメージしやすくなり、より行動しやすくなります。
死人テスト
死人にもできることは「行動」の定義から外します。死人にもできることは、以下の3つの要素を含みます。
①否定形「~しない」
例:怒らない、食べない、遊ばない、飲まない、嘘をつかない
②受け身「~される」
例:話しかけられる、誘われる、呼ばれる、褒められる、評価される
③状態「~している」
例:座っている、じっとしている、痩せている、落ち着いている
具体性テスト
具体性テストは、行動を具体的に定義するためのものです。
人に取ってほしい行動を頭の中でイメージしながら、人に指示を出した時、自分が思っている通りに人が動いてくれるレベルまで、表現を具体化します。
例えば「ダイエットする」というのは具体的ではありません。
ランニングしているシーンを思い浮かべながら「ダイエットしなさい」と人に指示を出しても、指示を出された人は食べる量を減らすかもしれませんし、筋トレをする人もいるかもしれません。
誰が聞いても、指示を出した人と同じイメージをして、指示通りに行動できるくらい具体的にします。
また、数字など客観的な指標を入れるとより具体的です。
「しっかり寝る」より「7時間寝る」、「ランニングする」より「週3回、1回5キロ走る」とします。
スケジュールやカレンダーに書く
日々の習慣化の目標の場合はまた違う工夫が必要ですが、
目標達成のための行動の積み重ねの場合は、はじめに取るべき行動を決めたらスケジュールやカレンダーに予定を書いておきます。
いつするのか先に決めておき「いつかやろう」を予防することが大事です。
はじめに取るべき行動が取れたら、次に取るべき行動を決めます。そうやって一つひとつ確実に行動していくことで、少しずつ目標に到達できるのです。
他にもまだコツが話せそうなので、続きはまた今度書きますね。
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