チャベリ愛

はじめて自分で企画して0から作ったサービス。25歳だったか。はじめてのプロジェクトマネージャー。同部署の先輩の斡旋があったから実現したものだし、プロジェクトといいつつ、初期の頃は、自分と、インターン技術者とか、同じくアルバイトの技術者の子らと、常にほぼほぼ二人でやっていたのだけど。

周りの期待は一切なかったし、そもそも会社としての方針でC向けサービスからB向けに方針転換をするタイミングでできたサイト。

仕事としての対価を貰える対象から外されている状態でやっていた感は否めない。だいたい、本業として与えられている業務に影響がないように、チャベリへの時間を割いていた。年棒制だったので、残業代とかもつかない。本業としてやってる仕事で、徹夜で企画書とか、受託したサービスの設計書とかワイヤーフレームとか書きつつ、納品直前のサービスのクオリティチェックとかしながらでも、それでもチャベリは合間を見て対応していた。全然苦ではなかった。

自分が作ったサービス。チャベリは可愛くてしょうがなかった。

あれから15年経っても残ってるなんて思いもしなかったし、今、自分の手元にそんなサービスが再び戻って来ているなんて、奇跡だよね。

僕がウェブ屋専業になったのは、チャベリがあってこそだと思う。

ずっと使ってくださってるユーザーのみなさんには感謝したいし、閉鎖危機から継続できたタイミングと共に、支えてくれている取締役や、サポートしてくださっているメンバーには感謝しか無い。

愛だけでやってるサービスなのかもしれない。まあ、そういうのも有りかなって。

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